Hatena::ブログ(Diary)

無事の記

2018-04-01

最近仕事(短いエッセイ一つ)


◆「私がフェミニズムから学んだと信じていること」(5枚、「すばる2018年5月号)


すばる2018年5月号

すばる2018年5月号

2018-02-08

映画『息衝く』(木村文洋監督)公開

 協働脚本に関わった映画『息衝く』(木村文洋監督)が2月24日(土)からポレポレ東中野で公開になります

http://www.ikiduku.com/

 木村監督が東日本大震災の直後から約七年をかけて(『へばの』続編の構想まで遡るとほぼ一〇年がかりで)完成させた映画です。

 とにかく、まず、観てほしいです。

 そう心から願います。

 正確にいえば、私は、協働脚本に2年ほど関わったものの、脚本の完成直前にチームから離脱しました。その辺りの経緯も含め、パンフレットに30枚ほどの報告と感想を書いています。


 公開前日には、前夜祭イベントがあります。

 よろしくお願い致します。

 http://www.loft-prj.co.jp/schedule/loft9/82044

 映画『息衝く』前夜祭イベント

 “正しさ”とは何か―息衝くわたしたちの運動


 @LOFT9渋谷

 2018年2月23日

 OPEN 18:30 / START 19:00


【出演】

鈴木邦男(政治活動家)

宮台真司(社会学者)

杉田俊介(批評家・『息衝く』脚本)

木村文洋(『息衝く』監督)

ライブ

北村早樹子(ミュージシャン、『息衝く』音楽)


 3.11以後の現代社会を舞台に、宗教団体で育った青年たちの群像を描いた木村文洋監督最新作『息衝く』がいよいよ2月24日(土)よりポレポレ東中野にて公開となります。その公開前日、23日(金)に本作の前夜祭イベントを行います。

 登壇ゲストは、宗教団体「生長の家」での青年時代と集団生活、その思想を三島由紀夫没後「一水会」へ結集させ、今なお、政治活動家として発言を続けている鈴木邦男氏。戦後の日本の宗教団体とその思想、そして鈴木氏自身が、何を内なる動機として活動を続けてきたのか。加えて本作の宗教団体と登場人物たちを鈴木氏がどう見たのかを伺います。

 加えて、90年代、オウム真理教事件より社会学者のキャリアをスタートさせ、政治、社会、性愛に至るまで広く現代日本を射程に捉えている宮台真司氏さんも登壇。宮台氏がこの現代社会で必要な“正しさ”をどう考えるのか。また3.11以後のこの社会の姿を、本作を軸として語って頂きます。

 映画側からは、98年、京都大学在学中に創価学会一年所属し、その後自主映画製作を開始した木村文洋監督。長編デビュー作で核燃料再処理工場がある六ケ所村を舞台とした『へばの』('08)、オウム真理教の逃亡犯とその恋人を描いた『愛のゆくえ(仮)』('12)、そして今回公開となる最新作『息衝く』と、常に現代社会に生きる“個”のあり様を映画に映しとってきた。

 そして本作の脚本にも関わり、ゼロ年代より派遣労働やフリーター問題に密接にコミットし、『フリーターにとって「自由」とは何か』などの著作もある批評家の杉田俊介さんに登壇頂きます。

 トーク後には、本作の音楽を務めたミュージシャンの北村早樹子さんによるミニライブを行います。本作公開の直前に開催される“息衝く”わたしたちの運動に是非ご参加下さい。


2018-02-01

最近仕事(白石晃士論ほか)


 昨年の10月12月頃は絶不調で、何も書けず何も読めない日々だったんですが(『戦争と虚構』の作業が終ったあとからだと思う)、年末年始辺りからリハビリ的に、短い文章を書いていました。生き方働き方書き方を見つめ直す時期なんでしょう。それと『ジョジョ』の雑談会もアップされています。よろしければ。


 ◆「矢吹康夫『私がアルビノについて調べ考えて書いた本』書評」(共同通信2017年12月)

 ◆「白石晃士と神的映画」(10枚、「現代思想」2018年3月臨時増刊)

 ◆「歴史修正のために、雑然と――福岡・熊本旅行記」(4枚半、「新潮」2018年3月号)

 ◆「『ジョジョ』座談会」(「クライテリア」ブログ、http://criteria.hatenablog.com/entry/2018/01/26/232028


2018-01-19

お知らせ(ポリティカル・フィクション批評宣言?)

 作品社のウェブに、杉田俊介『ジョジョ論』の「序文」、『戦争と虚構』の「はじめに」、藤田直哉『シン・ゴジラ論』の「序」、笠井潔『テロルとゴジラ』の冒頭部分がそれぞれアップされています。


『ジョジョ論』

http://www.sakuhinsha.com/nonfiction/26337.html

『戦争と虚構』

http://www.sakuhinsha.com/nonfiction/26603.html

『シン・ゴジラ論』

http://www.sakuhinsha.com/nonfiction/26122.html

『テロルとゴジラ』

http://www.sakuhinsha.com/nonfiction/26061.html


 笠井潔氏と押井守氏の対談本『創造元年1968』を含め、作品社刊行のこれらの著書は、互いに星座のように関係しあう内容になっています。叢書とはまだ言えませんが、政治と芸術を同時に理論的に論じる「ポリティカルフィクション批評(PF批評)」のための一つの拠点を作っていければ、と考えています。笠井・藤田・杉田の連続対談も近日、作品社のウェブに掲載予定です。題名は「ポリティカルフィクション批評宣言!」という感じになるかと。他にも様々な著作企画が連動していくはずです。

 ここからは杉田個人見解ですが、右派は「芸術や文化に政治を持ち込むな」という時勢主義的な抑圧に腐心し、リベラル派は「近代経済学や政策論に基づいて語れ、もしくはアカデミズムに準じろ、無力な文化左翼は黙っていろ」というシニシズムを振りまく中、「政治と芸術」の問題を再検討し、いわば文化左翼(左)的な批評の強度を取り戻し、政治的美学批評をリブートすること。ベンヤミンもバフチンもドゥルーズも、そういう観点なしに読めるとは思えません(ここでいう文化左翼とは、文化やコンテンツの問題「だけ」を語るのではなく、それらと資本主義グローバルな労働の問題を重層決定的に「同時に」論じる立場のことである、と個人的に考えています)。

 地道に地味に、じわじわ活動していくつもりですので、注目しておいて頂ければありがたいです。

2018-01-06

2018すばるクリティーク賞

 本日発売の「すばる」2018年2月号に、2018すばるクリティーク賞の受賞作と、選考座談会掲載されています。一選考委員としてのおもいのたけは座談会で語り尽しています。

 近本洋一氏の丹下健三論には、選考委員全員がAを付けました。満場一致の決定でした。恐るべき天才肌です。ぜひお読み下さい。佳作のお二人の存在も覚えておいて頂ければ。

 また、引き続き第2回目のクリティーク賞も応募がはじまりましたので、批評の志ある方はご応募を。全力で読み、全力で審査します。

 よろしくどうぞ。


http://subaru.shueisha.co.jp/critique/history/


すばる2018年2月号

すばる2018年2月号


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