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関西ソニョシデ-ビギンズ

2017-07-22

第82話 ある日のサイン会

ざわざわ、がやがや…

クッキーマン「えー、参加券は各自しっかり手に持っていただき、列にお並びの際に係員にお渡しください。参加券をお持ちでないお客様はサイン会に参加出来ません。また参加券の使用は一度に一枚ずつです。複数の参加券をお持ちの方は、その都度列の最後尾に並び直してくださ〜い」

ペンA「おおーっ、少女時代や。ホンマモンの少女時代が目の前に並んで座っとるで」

ペンB「テレビで見る以上に可愛いやんけ。まるで妖精みたいや」

ペンC「夢や。これは夢に違いない」

ペンA「ほんで自分、誰のサインもらうんや?」

ペンB「そらティパニちゃんや。参加券1枚しかないんやからティパニちゃん以外考えられん」

ペンA「ワシはユナちゃんやな。あの可愛さはもはや神の領域。自分は?」

ペンC「当然ヒョヨン姐さんや」

ペンA/B「…!(ドン引き)」

ペンC「しかも(さっ)参加券5枚もあるねん。全部姐さんに使うたろ」

ペンA/B「ド、ド変人じゃーっ」


で…

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ティパニ「アナタ、ドコから来まシタかー? クヮンジュー? 遠くカーラありがとござます(ニパッ)」

パニペン「おおっ、伝説のアイスマイルを目の前で!(感動)」

ティパニ「(キュキュキュッ)はい、サインねー。コレ持ってサッサとイナカに帰りやがれ。次のヒトー(ニパッ)」

パニペン「ううーん、片言の韓国語がまた可愛ええなぁ」


ユナ「あんにょん、今日は来てくれてありがとうございます。お名前は?」

ユナペン「チェ・ジンゆいますぅ。名前書いてくれるんですかぁ?」

ユナ「もちろんですよぉ(キュキュキュ)…そやけど(ニタ)名前だけやなくもっとええものカイてもかまへんですよ」

ユナペン「ええっ、そ、それってどおゆう…?」

ユナ「うふふ…それは想像にお・ま・か・せ(にぎにぎ)」

ユナペン「な、なんだか、ユナちゃんのサインペンを持つ指が微妙な動きを(汗)」

ユナ「サインペンの気持ちを味わいたいなら、このあと有り金全部持って会場の裏で待っててね」

ユナペン「は、はひー。クレジットカードあるだけ持って行きますぅ」

ユナ「約束よん。はい、次のカモーっ」


テヨン「なぁなぁ、ちょっと聞いてんか。ウチ今新しいサインを開発中やねん」

テヨンペン「はぁ」

テヨン「今までのサインが(キュキュ)これやろ。“テヨン”て書いてるねんけど、最近は“テング”を変形させて(キュキュ)こうゆう奴か(キュキュ)こうゆう奴、あるいは(キュキュキュイ)こうゆうパターンもどやろかと思うてるねんけど、自分どれがええ?」

テヨンペン「なんでこんな場所でサインの開発をしてるんです?」

テヨン「だってプロのサイン屋に発注したら結構なギャラぼられるもん。ここなら色紙もインクも会社持ちで練習出来るし、サインに対する反応も直接知ることが出来るやんか」

テヨンペン「なるほど。兵器開発するなら戦場でってことですね」

テヨン「そおそお、上手いことゆうやんか。で、自分、どのサインが気に入った?」

テヨンペン「やっぱ蝶々の奴っすかね。テヨンさんらしくて可愛ええし」

テヨン「なるほど。ナビバージョンに一票と(メモメモ)」

テヨンペン「お役に立てて何よりです。そんで、ワシにもサインしてくださいよ」

テヨン「そんなん、そこらへんに試し書きした奴仰山散らばっとるやろ。好きなん持ってけや」

テヨンペン「えー? 名前書いてくれへんのですか?」

テヨン「自分で書けや、面倒くさいなぁ。大丈夫やって、将来鑑定団に出たら“間違いなくウチの筆跡です”て証言したるから」

テヨンペン「投げやりやなぁ」

クッキーマン「(ピピーッ、ピーッ)そこ、立ち止まらない。サイン貰ったらさっさと次の人に場所を譲って」

テヨンペン「貰ってへんちゅうねん(呆)」


マンネペン「日本から来ました。ヒトシと言います。好きな食べ物はナマズ蒲焼き、好きな女優は村川絵梨です」

ソヒョン「まぁ素敵。じゃあ死ねって書いときますね」


スヨン「食べ物持って来てまへんか?」

スヨンペンA「いえ、特に」

スヨン「そですか。(にゅるん)はい、サイン。次の人〜」

スヨンペンA「わ、雑っ」

スヨンペンB「私、日本から来ました。ルートヨンの頃からのペンなんです」

スヨン「まぁ、嬉しいです!」

スヨンペンB「あの幼かったチェ・スヨンがこんなに立派になって…(うるうる) あ、これ、日本土産です」

スヨン「わぁ、ありがとう! トテモ可愛いぬいぐるみデスネ。ところで食べるモノはないんでっか?」

スヨンペンB「食べ物? いえ、持って来てませんけど」

スヨン「そですか。(にゅるん、ぽい)次の方〜」

スヨンペンB「容赦なしやな、おい(呆)」


ソニ「次の方〜て、もお誰もおらんのかい」

ユリ「自分、人気ないのぉ(いひひひ)」

ソニ「やかましーわ。ウチの魅力はそう簡単には伝わらへんのじゃ」

ユリ「そんなアイドルおるか。まぁええわ。ヒマならシカ手伝うてやれや。あそこ今大渋滞しとるさかい」

ソニ「大渋滞? そんなにペンが殺到しとるんか?」

ユリ「うんにゃ。行列はウチとこより少ないくらいやけど、シカがサインペン握ったまま居眠りこいとるねん」

ソニ「はぁ?」

ユリ「いったん寝たら絶対起きひんし、寝ながらサイン出来るほど器用でもないよって、自分奴の代わりにサインしたってな。はい、次の方〜」

ソニ「ウチがサインしたってシカペンは喜ばへんのちゃう?」

ユリ「アホやな、自分が顔出してどおする。二人羽織の要領でこっそりサインしたらんかい。次の方〜」

ソニ「ぴゃー。そんな欺瞞許されんの?」

ユリ「大丈夫、シカペンなんてみんな筆跡の違いも判らんアホばっかりや。絶対バレへんて」

ソニ「そ、そおかなぁ。ほなちょっと行ってくるか…」


ソニ「ただいま〜」

ユリ「おお、どやった? はい、次の人どーぞー」

ソニ「ウチがやる前にもおクッキーマンが二人羽織してた」

ユリ「な、なるほど(汗)。案外優秀な奴かもしれんな」

ソニ「優秀なのか? なにか根本的に間違ってるよおな気が(うーむ)」


ヒョヨン「お、この線は数奇な運命を示唆してますで」

ヒョヨンペン「そおなんですか?」

ヒョヨン「へえへえ。結婚線と恋愛線がこう交わるのは不倫の相」

ヒョヨンペン「不倫? ウチ、不倫するんでっか?」

ヒョヨン「(こっくり)十中八九」

ヒョヨンペン「がーん、まだ結婚もしてへんのに」

ヒョヨン「あなたは多分2番目に好きな人と結婚した後で一番好きだった人と再会するでしょう」

ヒョヨンペン「え、誰やろ? サンヒョク? 一番好きってキム室長?」

ヒョヨン「そこまではわかりまへんけど、その体験ブログに書いたら大評判になって、キム・シヨン主演でドラマになるって出てますわ」

ヒョヨン「まぁ。じゃああながち不幸って運命でもないのね(カンドーッ)」


スヨン「すげーな、ヒョヨンの奴。ほんの数人しかおらんペンを占いでずっと相手しとるで」

ソニ「まぁ客が喜ぶんならええんちゃうの?」

スヨン「ウチもぼちぼち列が途切れるなぁ。パニやユナはまだ1時間くらいかかりそうやし、ペン相手にホームショッピングの練習でもするか」

ソニ「おお、それがええで。日々これ精進や。ウチらに無駄にしとる時間なんてない」

ユリ「ほな、ウチはヨガやろうかな。おっと、その前に」

がーっ

クッキーマン「こらーっ! サイン会の会場で山芋ジュース作って飲むな! ヨガするな!」

スヨン「今ならこの東芝電器がたったの9億円!」

クッキーマン「ええ加減にしなさーい!」

わぁわぁ…





※2008年春頃の少女時代はテレビラジオに出突っ張りだった他、営業やCM、サイン会など極めて精力的に活動していた。少しでもお茶の間に浸透し、名前や存在を憶えて貰おうとしている時期だった。

 この年の4月か5月にソウルで『永遠にソニョシデ(少女時代)』の管理人さんに会ったのだが、その時サイン会に行ってきたとユナのサイン入りCDを見せてくれたのを憶えている。その方の話では大人数のグループ故全員揃ってのサイン会は少なく、4,5人に分かれて別会場で行うコトが多かったようだ。

 グループ内の人気だが、この時期は『スターゴールデンベル』でメンバーが言っているとおりティファニーが一番だったようである。とにかく片言の韓国語とアイスマイルと呼ばれる小首をかしげる笑い方がおじさんのハートを鷲づかみ状態だった。


 

 SGB 少女時代特集(2008年2月2日放送)



 4月からユナが週末ドラマ『君は僕の運命』に出演し始めると、徐々にお茶の間人気を獲得、最も有名なメンバーとなっていく。同時にティファニーの髪が伸びてきて、韓国語も上手くなってきたせいもあり、彼女の人気はだいぶ落ち着いて行くのであった。

2017-07-13

ミニそしビギンズ05

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10周年てことで、部屋をポスターで装飾してみました。黄ばんでいるように見えますが、もともとこう言う色合いなんです。

マグネットを使っているので穴は開きまへん。リサイクル屋に売っても値は下がらないと思います。

ま、それ以前に値がつくのかどうかが微妙ですが。


今週前半サボって呑んでばかりいたので、これからまたヲタ活を頑張らねばと気を引きしめることを自らに課すことを肝に銘じておるところです。

次回のネタは2008年サイワールドかMnetコント大会になると思います。

書いてみなきゃ判らんです。

2017-07-08

第81話 Kissing You Remix大会

スマン「今朝電車に乗っとったらな、サラリーマン風のオヤジがウォークマン聴いてて…」

ヨンミン「ほぉ」

スマン「ニコニコしながら曲に合わせて小さく踊っとるんよ」

ヨンミン「そらまたファンキーなオヤジですな。ダンサーか何かでっしゃろか?」

スマン「いや、あれはどーみても素人。ただ耳から入ってくる音楽に、無意識のうちに身体が動いておる感じやった。で、そのダンスっちゅうのが…♪鬼団子 海苔自慢 ラー油よ(クネクネ)」

ヨンミン「先生は踊らんでええです。かえって何の歌かわからんよおなりますさかい」

スマン「いおやいや、ワシかて元は歌手、アイドルソングのひとつくらい…♪鬼団子 海苔自慢 ラー油よ(クネクネ)」

ヨンミン「あー、アイドルソングなんですな。てゆわれても、そんな妙ちくりんな曲は聴いたことありまへんな。料理の歌かと思いましたがな」

スマン「そお? アイドル曲ゆうても元歌はオールドロックでこんな感じやで。♪おりだご のりじ まらいお〜

ヨンミン「(ぶー)ひょっとして『少女時代』でっか?」

スマン「ピンポーン、ご名答。てか“ぶーっ”てなんやねん」

ヨンミン「失礼しました(めんごめんご)。なるほど、つまり少女時代が『少女時代』でオヤジの懐に潜り込む作戦、上手くいっとるってことですな」

スマン「そやねん。ワシの狙い通りや(えっへん)」

ヨンミン「さすが先生。えらいえらい」

スマン「うむ。その気の入ってへんヨイショの仕方、ドM心に染みて心地ええど。で、あの悪童どももせっかく売れて来た事やし、この勢いを維持させにゃあかんで」

ヨンミン「それはもう今年の最優先事項として、現場にも各チーム長にも重々ゆうてあります」

スマン「次の活動曲はなんやったっけ?」

ヨンミン「『Kissing You』ですな。イ・ジェミョンがとんでもなく可愛らしい曲に仕上げまして」

スマン「ああ、聴いたで。『少女時代』と違うて、オリジナルだけに連中の真価が問われる訳やが、あの歌なら放っておいても売れるやろう」

ヨンミン「同感です」

スマン「そやけど、同期のワンダーガールズは計り知れんほど強敵や。多少売れたところで、まだ何倍も差をつけられておるのを忘れたらあかん」

ヨンミン「肝に銘じます」

スマン「うーん。後続曲ゆうてた〜だカムバックさせても『Tell Me』みたいに社会現象を巻き起こせるとも思えんし、どーしたらええやろ?」

ヨンミン「放っておいても売れるゆうたやないでっか」

スマン「もっと売りたいの! いつまでもJYPの後塵を拝んでるのはイヤなの! 判る?」

ヨンミン「判りまっけど、ゆうたって敵はJYP。そのうちポカして勝手に沈んでいくと思いますが」

スマン「いやー、去年の売れ方見とったら全然安心出来ん。今年もレトロアメリカン路線で売りまくるんちゃうの?」

ヨンミン「確かにあと2〜3曲はそれで行けるかも知れまへんね」

スマン「なに他人事みたいな顔してんねん(怒) せっかくオヤジにも知られるよおなってワンゴルとはちゃう売れ方をしてきたところや、『Kissing You』ではもっとだくさんの人に知られて地上波で1位獲れるよお、なにか作戦を考えなさいよ」

ヨンミン「御意。ほなプロモーション部門を集めて早速会議しまひょ。それにしてもあれでんなぁ、先生の口から『Kissing You(あなたにキスします)』なんて言葉が出ると、異常に気持ち悪いですな(はっはっは)」

スマン「やかましーわ」


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じゃーん!


テヨン「てことで、上層部のアホどもが考えたんがこの“Kissing You Remix大会”ちゅうペン参加型イベントなんやて」(註)

ジェシカ「確かにYoutubeなんかにペンが作ったMix作品がときたまアップされとるけど」

ティパニ「如何にもアホが考えそおな安易な企画じゃな」

ユリ「RemixちゅうとやっぱClubノリになるんやろうなぁ」

テヨン「そらまぁRHYTHMER(黒人系音楽サイト)との共催ゆうことやから当然そおやろな」

ヒョヨン「こんな感じやな。♪アホやな〜(そおやでアッホやっで) アホやな自分 オンナを追っかけ回してまたドジしとる〜

ソニ「うわ、懐かし。パーク・マンサーや」

ジェシカ「てか『Kissing You』ちゃうやんか」

ヒョヨン「Remixやもん。軟式globeと混ぜられる可能性かてある」

ユナ「それはいややなぁ」

ソヒョン「でも元歌はあくまでウチらの曲になる訳やろ? あのキャンディなアレンジを軟式globeと混ぜるのは無理やで」

テヨン「ところがぎっちょん、どんなMixも出来るよおにMR抜きのトラックを配信するんやて」

ユリ「げぇ。アカペラトラックってこと?」

ソニ「なんでそんな無謀なことするねん?」

テヨン「その裏には、少女時代はワンゴルと違うて歌だけでも十分聴かせられる完成度の高いグループや、と世間に知らしめる目的があるらしい」

ヒョヨン「いや、ユリはあかんやろ。ワンゴル以下やもん。こいつのパートだけカゲ歌のプロに歌わせろや」

ユリ「自分にゆわれたないわい」

ヒョヨン「ウチはメンボいち歌ウマさんやってゆうてるやろ、いつも」

スヨン「どーでもええし(むんぎゅむんぎゅ)」

ジェシカ「とにかく、これを機に世界中のペンがアカペラを聴いて、ウチの上手さと声の甘さに痺れる訳やな」

ヒョヨン「そんでユリの歌の調子っ外れさに失笑を隠せなくなる訳や(笑)」

ユリ「しつこいな」

ティパニ「RHYTHMERやからアメリカの黒人が仰山曲作ってきたりして」

テヨン「ところが国外からではアカペラトラックはダウンロード出来んのやそおや」

ティパニ「は?」

テヨン「いたずら防止のためかDLには登録が必要で、国外居住の人間はそもそも登録が不可やねん」

ティパニ「えー? おとんに聴かせよお思うたのに」

ジェシカ「(うきーっ)だいたいウチら世界的活動を睨んだグループゆうてデビューしとるのに、上層部は履行する気あるんか?」

テヨン「海外配信は金がかかりすぎるんやて。自分らの給料1割減らすなら世界中に配信してもええてゆわれた」

ユナ「そんで」

テヨン「断ったがなもちろん。ほんなら韓国だけでええ、ゆうて来た」

ヒョヨン「そおゆう事情なら仕方ないな」

ジェシカ「うむ。今回は諦めよう」

ティパニ「ええんかい(呆)」

ソヒョン「それにしてもRHYTHMERもケチやなぁ。こんな安い企画でまともなRemixなんか送られて来るんか?」


ナレーション:ところが韓国のアマチュアMix職人のレベルは高かった。あっという間に完成度の高いRemix作品が続々と送られてきたのである。


Kissing You House Remix


スマン「わっ、こりゃ驚いた」

ヨンミン「よお出来とりまっしゃろ?」

スマン「ここまでちゃんとしとるとは思わんかった。びっくりポンやで」

クッキーマン「DTMの機材も手に入りやすくなりましたし、こおゆう技術は日進月歩ですなぁ」

スマン「なにより少女時代に対する愛が感じられるやないか。あんなアホで身勝手な娘らやのに、ペンちゅうのはありがたいことやで」

ヨンミン「御意」

スマン「ほなこの作品をグランプリに」

ヨンミン「ちょ、ちょっと待ってください。まだ試しに一曲聴いただけ。応募作はまだまだごまんとありますさかい」

スマン「ホンマに? ホンマに5万点も応募来たん?」

ヨンミン「いや、5万は言い過ぎですが(子どもか、おっさん)」

クッキーマン「やっぱ多いのはこのHouse系のMixで、他にもいくつか来てます」


Kissing You -GOGO HOUSE REMIX-


スマン「わ、これもよお出来とるやないの」

ヨンミン「そおなんです」

スマン「ほなこれを1位に」

ヨンミン「待ちなさいって。しつけの悪い犬かホンマ」

クッキーマン「他にもアコースティックバージョンとか」


Kissing You -GOGO Acoustic Flavor REMIX-


クッキーマン「クリスマスチックなMixとか」


Kissing You [Carol Remix]


ヨンミン「てな感じで幅広く来てますけど、House系の次に多いのはSchool Rock系でしょうか?」

スマン「スクールロック系? カレッジフォークなら知っとるけど」

ヨンミン「ふるっ」

スマン「♪人は誰もただ一人 旅に出〜て〜

ヨンミン「ええから」

クッキーマン「スクールロック系とは、こおゆう奴ですわ」


Kissing You Skool Rock


スマン「ああ、なるほど。シューベルツとはだいぶ違うな」

ヨンミン「当たり前ですがな」

クッキーマン「あの娘らが出た『School of 楽』のイメージが強かったよおで、いくつか同じテーマで作品が来てます」

ヨンミン「高校生グループの少女時代にイメージぴったりでっしゃろ?」

スマン「来月おおかた卒業しちゃうけどね(笑)」

ヨンミン「余計なことゆわんでええです」

ヨンミン「とにかく、締め切りまでにあと何曲来るかわかりまへんが、選考して1位を決めにゃあきまへんな」

クッキーマン「そおですね。優秀曲はシングルで発売するゆうてますし」

スマン「え、そんなこと誰がゆうたん?」

ヨンミン「先生でしょうが」

スマン「えー?」

ヨンミン「例によって口から出任せやったとしても、もはやそれでRHYTHMER巻き込んで動いてますし、責任とってもらいますで」

スマン「めんどくさいなぁ。でもまぁええか。優秀な奴ならユ・ヨンジンの代わりに雇うてもええし」

クッキーマン「ひどいことゆうなぁ」


ナレーション:と言う訳で2008年2月、Remix大会の選考会が少女時代も交えて内々で行われたのだった。


Kissing You Remix Mix


ヨンミン「とにかく数が多いので、比較しやすいよおに一本にまとめておいた。これで判断するよおに」

ユリ「ちゅうても聴いてる内にどれがどれやら判らんよおなる」

ヒョヨン「アホやからや(笑)」

ジェシカ「あのー、この中に“With Love, J”Mixが入ってないんでっけど」

ヨンミン「なんやそりゃ?」

ジェシカ「ウチがMixした大傑作やがな」

ソニ「はぁ? 自分も企画に参加したんか?」

ジェシカ「そおや。いつかきっとウチが自分で作詞作曲する時が来る、今の内から修行を怠るなちゅう天啓が下ったもんで、一発気合い入れて作ってみた」

スヨン「いつそんな天啓が?」

ジェシカ「んー、寝てる時やったな」

ユリ「自分、一日の大半寝とるやないか。答えになってへんど」

ジェシカ「とにかく、ウチが寝る間もちょっと惜しんでMixした“With Love, J”バージョン、候補に入っててないところを見ると、選考委員会が紛失、あるいは消去した可能性がある。ウチの作品をぞんざいに扱ったとすれば大問題やで。マスコミにリークしたるからな」

ユ・ヨンジン「失くしも消しもしとらんがな。あれは予選落ちじゃ、ボケ」

ジェシカ「よ、予選落ち?(がーん) この世にそんなワードってあるん?」

ユナ「めっちゃあるで。おねえもドラマのオーディションに出たら判る」

ユ・ヨンジン「ジェシカが作ったとは気づかんかったけど、とにかくアレはダメや」

ジェシカ「ダメてなんでですのん? ちゃんと理由をゆうてください」

ユ・ヨンジン「そもそもリズムが合うとらんし、伴奏と歌のバランスもめちゃくちゃ、DJとしてのセンスが欠片も感じられん」

ジェシカ「ひーっ」

ユ・ヨンジン「決定的なんは他のメンボの歌が消されとって、自分のパートしかないってことや」

ジェシカ「だってウチ以外の声ってジャマなんやもん」

ユ・ヨンジン「そんな作品が少女時代のMix曲とゆえるか、どアホ! 他人の声がジャマならさっさと独立してソロでやれ!」

ジェシカ「きびしーっ」

クッキーマン「まぁまぁ、シカかて企画を盛り上げたい一心で参加しただけです。悪気があった訳じゃありまへんよって」

ユ・ヨンジン「ふんっ。あんな下手くそなMix、こっちの耳を壊そうゆう悪意しか感じられんわ」

スマン「ずいぶん厳しいのぉ。そんなら自分のお気に召した応募作はなかったんかい?」

ユ・ヨンジン「いや、“With Love, J”以外ならどれもたいがい良かったっすよ」

ジェシカ「あらっ(こけっ)」

ヨンミン「その中で順位をつけるとすると?」

ユ・ヨンジン「うーん。…やはり少女時代のイメージにマッチしておることと、曲の完成度からゆうて“Skool Rock”っすかねえ」

ヨンミン「やっぱ自分もそお思うか?」

クッキーマン「Remixちゅうより始めからこおゆうアレンジやったみたいにピッタリですもんね」

ユ・ヨンジン「むしろRemixの醍醐味が味わえなくてがっかりみたいな部分もありますけど」

スマン「そこは仕方なかろう。自分ら少女時代はどお思う?」

ジェシカ「With Lov…」

ばきっ

ジェシカ「わーっ!(ごろごろごろどーん)」

テヨン「ま“Skool Rock”でええんやないの。ちょっと新鮮な感じもあるし」

ティパニ「同感でーす」

ソニ「ええと思いまーす」

スヨン「腹減ったー」

スマン「よし、ほなこれをリパッケージアルバムのボーナストラックにするで」

ヨンミン「ほら、また違うことゆうてますで」

スマン「え?」

ヨンミン「デジタルシングルやってゆうたでしょ」

スマン「そやったっけ? でも正規アルバムに入れてあげた方が作った方かて喜ぶと思わへん?」

ヨンミン「そら喜ぶでしょうけども」

スマン「もお決めたもん。これはリパケのボーナストラックにする!」

ヨンミン「そやけどデジタルシングルにするゆうて応募かけたんでっせ。RHYTHMERにもどない説明するんでっか?」

スマン「(うきーっ)ほんならデジタルシングルも出せばええやないのっ」

ヨンミン「金がかかりすぎるでしょーが」

ユ・ヨンジン「どーでもええし」

スヨン「腹減ったて」


ナレーション:すったもんだしたあげく、“Skool Rock”が入ったデジタルシングルは2008年3月11日、無事発売の運びとなった。


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トゥーカッツ「♪tututu…Kissing Baby、てかー(笑)」

タブロ「なんやなんや、えらい上機嫌やないか」

トゥーカッツ「おや、にいさんやおまへんか」

タブロ「どないした? 小銭でも拾うたか?」

トゥーカッツ「拾うた訳やおまへんけど、ちょこちょこっと個人的にMixした曲が売れよりまして。若干小遣いが入ったとこで」

タブロ「おお、それはめでたい。ワシ寿司が喰いたいな」

トゥーカッツ「奢るなんてひと言もゆうてまへんが」

タブロ「よぼせよ〜。ミスラか? 今からトゥーカッツにいさんが寿司奢ってくれるんやて。…ああ? 作詞なんて明日でも出来るやろ。今すぐ来いや(ぷち)」

トゥーカッツ「人の話を聞けっ!」

タブロ「ええやないの。ワシら3人桃園の誓いで結ばれた義兄弟。自分の稼ぎはみんなの稼ぎじゃ」

トゥーカッツ「とほほ〜。しょうがない、今夜は少女時代様にごちそうになるとするか。ほな行きまひょ」

タブロ「行こう行こう(がっはっはっは)」






※Remix大会…応募作は140曲にのぼり、大賞の“Skool Rock”は本文の通り正規1集リパッケージアルバム『Baby Baby』にも収められている。

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『Baby Baby』

2008年3月13日発売

ボーナストラック

・Kissing You [Skool Rock Remix]

・Let's Go 少女時代!! [Long Ver.]

・Let's Go 少女時代!! [Short Ver.]


 ちなみに当時配布されたボーカルオンリーのトラックは次のようなもの(動画ではない)


※(註)…この当時、会社からチームへの打診や通達は、リーダーを通じで行われていた。つまりいきなりトップダウンで行うのではなく、まずリーダーに会社側の意向を伝え、両者相談の上で最も良いタイミングややり方でチーム全体に下ろしていたようである。

 そのため会社とチームの板挟みになる状況も少なくなく、リーダーの負担は相当なものだったようだ。特にテヨンの場合、この頃は率先して行動したり喋ろうとしたりする場面が多く、リーダーであることをかなり意識していたようだが、もともと人を統率するような性格ではないので多いに苦労したと思われる。

 何の番組か忘れたが、以前ラジオ番組でイトゥクがリーダーの苦労話をしているときに、思わず泣いてしまったことがある。


※『School of 楽』…Mnetで放映されていたバラエティ番組。東方神起Super Juniorが全国の高校をサプライズ訪問するというなんだかジャニーズっぽいノリの番組で、“楽”はもちろん“Rock”の意(“楽しい”や“音楽”などとのトリプルミーニングも)。

 日本にも“School of Rock”や“School of Lock”など似たような名前の番組があるが、まとめて2003年のアメリカ映画『School of Rock』が元ネタだと思われる。

 『School of 楽』には前座としてデビュー前の少女時代が同行し毎回パフォーマンスを披露(ただし放映はされない)。いつか番組本編で放映されることを目指す、と言うのが彼女らの初めてのドキュメンタリー『少女、学校へ行く』の骨子だったことを思い出してもらいたい。

2017-07-01

第80話 左手のLOVE



2008年1月初旬


タブロ「え? ワシらが少女時代とコラボしてスペシャルステージやるって?」

トゥーカッツ「ピューッ! やったやんけ(歓)」

ミスラ眞「あくまでマネージャーから聞いた噂でっけどね」

タブロ「なんでそない話になったんや?」

ミスラ眞「今月末にソウル歌謡大賞があるでっしゃろ? それにワシらも大賞候補やベストアルバム賞候補で出演しますやん。で、少女時代もそれに出る予定やそおで」

トゥーカッツ「新人賞候補やな。去年夏のデビュー以来、ワンダーガールズと共に大活躍やったもんな」

タブロ「ん? もうひと組、女の子グループおらんかったっけ?」

ミスラ眞「おりましたかな? 観たことも聴いたこともないけどなぁ。

 いずれにせよ、新人賞はFTアイランドとワンゴル、そして少女時代で決まりともっぱらの噂ですわ」

トゥーカッツ「妥当なところちゃう? そやけど、その流れやとFTアイランドやワンゴルとのコラボもあり得たな。いやー、そおならなくてホンマ良かった」

タブロ「そやな。男と一緒にやるのは論外やし、ワンゴルちゃんもちょっとパフォーマンスに不安があるよってな」

ミスラ眞「つまりヘタって事ですな」

タブロ「しーっ(怒) なんでも率直に口にすればええ訳やないで」

トゥーカッツ「そやで、この田舎モンが。人気では少女時代よりだいぶ上の娘らなんやからな。他人に聞かれたら怒られるで」

ミスラ眞「ヘタだけならまだしも、ルックスも少女時代の方が全然上ですし」

タブロ「やめなさいって」

ミスラ眞「ほなユナちゃんより可愛ええアイドルがこの世におりまっか?」

タブロ/トゥーカッツ「おらんけど(即答)」

トゥーカッツ「実際少女時代の方がずっと可愛くて上手いのに、なんでワンゴルの方が人気あるんやろか?」

タブロ「それはワンゴルの人気は女子中高生に支えられておるからや。ひとつにはワンゴルの同世代感。もひとつはアメリカンレトロな楽曲が、今のミドルティーンの娘らには新鮮に映るんやろう」

トゥーカッツ「なるほど。そこ行くと少女時代は正統派ですからな」

タブロ「去年イ・スンチョル先輩の『少女時代』をカバーして386世代やX世代に強烈な印象を残したよって、これからはサムチョンペンが大増殖すると見てるけどな。ただそれにはまだ時間が必要やろう。若者相手みたいな火の付き方はせんと思う」

トゥーカッツ「そやけど、いったん火がついたら根強く燃えると?」

タブロ「うんうん」

ミスラ眞「とにかく、少女時代と一緒に舞台に立てるのは良かった。なにやりましょ?」

タブロ「それ、ワシらが決めてええの?」

ミスラ眞「そらEpik Highのスペシャルステージですよって、こっちの意向を聞かんてことはないでしょ。よお知りまへんけどな」

トゥーカッツ「出た出た。全羅道の奴ら18番の“よお知らんけど”や(笑)」

タブロ「物事の捉え方が雑すぎるねん、自分ら」

ミスラ眞「ほなホンマかどおか、Mnetに打診しましょか?」

タブロ「それもみっともないやろ。アイドルとのコラボに飢えてるみたいで」

トゥーカッツ「とにかく、話が来たらすぐ企画出せるよおに方針だけ決めておいたらええんちゃうか?」

タブロ「そやな。少女時代と一緒にやりたいステージ、それまでにじっくりと考えておくか」

トゥーカッツ「わ、急にニヤニヤし出したで。にいさん、なんか考えてることがあるんやな?」

タブロ「うふ、うふふふ。うふふふふ❤」

トゥーカッツ/ミスラ眞「気持ち悪っ」


ヨンミン「なんやと? エピカイの曲に合わせて少女時代がフレンチカンカンを踊る?」

クッキーマン「へえ。連中の曲でヨーロッパ風味の『Paris』ちゅうのがあるんですが、その演奏途中で少女時代が舞台左右から乱入。同時に曲調が『天国と地獄』に変わって全員でカンカンを踊り出すと言うアイデアらしいです」

ヨンミン「カンカンゆうたら、踊り子がスカート捲り上げて下着を覗かせながら踊るっちゅう下品なダンスやな」

クッキーマン「へえ」

スマン「少女時代がおパンツちゃんやガーターちゃんを丸見せで踊るやと? うーん、ワシ見てみたいかも」

イ・ジョンア(AP&Dチーム長)「あきまへん! 少女時代は我が社が大金をかけて生み出した汎用人型決戦兵器。デビュー早々そんなお下劣な格好させて商品価値を下げる訳には参りまへんで」

スマン「そやけどソシかて『タマンセ』じゃ前蹴りの振り付けやったじゃん」

イ・ジョンア「あれはデビュー曲で多少のインパクトが必要やったからです。制服路線を採用した今の少女時代にはやらせられまへん」

ヨンミン「エピカイはなんでそんな企画を考えたんかな?」

クッキーマン「さぁ? そやけどIQは高くても社会的にはアホな子らですよって」

イ・ジョンア「それにこの企画やとソシ全員参加になってますが、この日はあの娘ら3曲披露することになってるんです。メイクや装備チェック、リハーサルでてんてこ舞いで、とてもエピカイのアホステージに付き合うてるヒマはありまへんで」

スマン「ほなコラボやめる?」

クッキーマン「いえ、そこはMnetからどおしてもってゆわれてますんで、やらない訳には」

ヨンミン「えー? どーすりゃええのよ?」

イ・ジョンア「うーん…」


トゥーカッツ「ひとり? ひとりしか出せへんと?」

タブロ「うん。あっちも出番仰山あるさかいメンボ全員では対応出来へんのやて。ひとりならなんとか出してもええてゆうて来てる」

ミスラ眞「ちぇーフレンチカンカンの夢がぁ(がっくり)」

トゥーカッツ「またえらい上からゆうてきたもんやなぁ」

タブロ「そらあっちは最大手。Mnetに対する影響力がちゃうからな」

トゥーカッツ「しかしひとりとなると…だれを選ぶ?」

ミスラ眞「そりゃ、簡単ですがな」

全員「ユナちゃんやな」


イ・ジョンア「ユナはあかん! ソシのセンターでっせ。たかがエピカイのお供に出せるか、もったいない」

スマン「それに音痴なのがバレるし(笑)」

ヨンミン「先生は黙っといてください」

イ・ジョンア「いや、実際パフォーマンスの問題もあるんです。ソシはワンダーガールズに対して、つまりSMEはJYPに対して見た目と実力で圧倒的に勝ってなければあかんのです」

スマン「そおなの?」

イ・ジョンア「そおなんですっ!」

ヨンミン「となると、適任は誰や?」

イ・ジョンア「いまひとり売り出来るメンボはあの子しかおりまへん」


タブロ「テヨンちゃんかぁ(うーむ)」

トゥーカッツ「まぁテヨンちゃんも十分可愛いやん。そないがっかりするなや」

ミスラ眞「そやけどチンチクリンやし見た目が小学生やないでっか。アイドルにつきもののシュッとした美貌とか漏れこぼれる色香ちゅうか、そんな要素はゼロでっしゃろ?」

トゥーカッツ「自分、同郷の人間には厳しいな」

タブロ「それが南道の人間や。信用でけん」

ミスラ眞「えらい言われよおでんな(ぶす)」

タブロ「せっかくユナちゃんとコラボ出来る思うとったのに、期待が外れて苛立っとるんじゃ(がおー)」

ミスラ眞「ほら、にいさんかて同じですやん」

タブロ「女の子の悪口はゆわないもん(いーだ)」

トゥーカッツ「ほなどおすんの? テヨンちゃんとはコラボせんの?」

タブロ/ミスラ眞「それはするけど」

トゥーカッツ「するんかいっ!(かくん) だったらガタガタゆうてへんと楽曲を決めよおで」

タブロ「仕方がない。ほな無難な線でまとめますか」


テヨン「なぬ? エピカイの奴ら、そんなことゆうてたん?(怒)」

メイクのひでさん「そーなのよー。メイク室にあたしがいるのに全然気を遣わないで大声でずーっと喋ってんの。1分ごとに“ユナちゃんだったら”とか“小学生じゃ張り合いない”とかネチネチと蒸し返して。アホちゃうかしらね」

テヨン「いや、それはアホでしょう(激おこ)」

メイクのひでさん「あたしがソシちゃんたちのメイクも担当してるって、なんで気づかないんだろ?」

ヒョヨン「それを承知であえて言ってたとかは?」

メイクのひでさん「それでどんなメリットがあるってのよ? 純粋にアホなのよ」

ジェシカ「まったくスタンフォード大学まで出て、中身は空っぽか」

ソニ「とにかくウチのリアル小学生リーダーを捕まえて、“見世物レベルの寸足らず”とか“生まれて死ぬまで永遠の5歳児”とか許せん」

テヨン「そんなことゆうてへんやろ(蹴り)」

ソニ「ぴゃーっ(ごろごろ)」

テヨン「しかも、自分にだけはゆわれたないんじゃ」

クッキーマン「まぁ腹立つのは判るけど、社長直々の命令や、少女時代代表としてエピカイとスペシャルステージ、演ってくれ」

テヨン「そら歌やったら屁でもないけど、まさかラップやないやろな?」

クッキーマン「題目は『Love Love Love』やそうや。ラップはエピカイのMCが担当するよって、正規音源でヨンジンが歌うとるパートをやって欲しいそうや」

テヨン「なんや、割と普通やな」

クッキーマン「最初フレンチカンカンとか言い出してめっちゃ怒られたもんで用心しとるんやろ(笑)」

ユリ「そやけどキャスカーのヨンジンねえさんゆうたら結構色っぽい声しとるで」


Epik High『Love Love Love』MV


ジェシカ「自分、大丈夫か?」

テヨン「ふん、誰にゆうとるねん、こう見えても最年長は伊達やない。韓国一の少女アイドルの実力思い知らせてやる(ごごごご…)」

ティパニ「おおっ、燃えている! スタンド使いのように燃えている!」

テヨン「スタンフォード卒業しながら女の価値が判らぬタブロにいさん、全羅南道高興郡の離島出身のくせしてウチと同郷と嘯くミスラにいさん、ウチの色気で性処理ペットに堕としてやるで」

メイクのひでさん「(ひゃー)アイドルが性処理とかやめてよぉ」

クッキーマン「AVのタイトルちゃうんやから(呆)」



1月31日


ムジ鳥「で、本番当日ーーーーっ!」


FD 崑海い謄┘團イさんのスペシャルステージ、リハーサルでーす!」

FD◆崗女時代テヨンさん、入られまーす!」

トゥーカッツ「おー、いよいよやなぁ」

ミスラ眞「これがユナちゃんならもっとテンション上がるのに」

トゥーカッツ「まだゆうとるんかい(呆)」

タブロ「せめてジェシカちゃんかティパニちゃんやったらなぁ」

テヨン「…(丸聞こえやっちゅうの)」

クッキーマン「おはよーございます。今日はよろしくお願いします」

テヨン「お願いしまーす(ニコニコ)」

タブロ「ああ、こちらこそ…よ…ろし」

にょき

タブロ「…!(ぴゃーっ、スカート短かっ)」

ミスラ眞「(白いブラウスに、タイ、生足、ハット、ヒール…)」、

トゥーカッツ「(テヨンちゃんてこんなに大人っぽかったっけ?)」

ミスラ眞「こ、こここれはどエロい格好やないの」

トゥーカッツ「こら、口に出しとるがな」

テヨン「えー? ちょっと脚出し過ぎましたぁ?(ちらちら)」

タブロ「いや、まぁ、いいんやないでっか? 大変結構生足結構」

クッキーマン「元気が売りの少女時代ですから、ちょっと活動的な衣装にしてみました」

ミスラ眞「はぁ。…てかこっちの一部が元気になるわ」

タブロ「うむ。こっちの一部が活動的にあわわ」

トゥーカッツ「やめれって(呆)」

テヨン「(うむ。思うた通りアホな奴ら。そやけどまだまだウチのターンは続くで)うふふ」


FD 岾銅動線を確認して…、はい、はい。ほな最初から通してみまーす。テヨンさんを先頭に入場してくださいね」

テヨン「へーい」

FD◆峅山擇願いしまーす」

♪じゃーん

テヨン「♪夜12時 お酒に酔って 疲れた声 明け方2時 冷たく切れた電話

ミスラ眞「おおっ、なんか歌い方も色っぽい感じが」

テヨン「♪誰も ウチの気持ち 判らへんやろ?(さわわ)」

ズキューン!

タブロ「はうっっ(ぴょーん)」

さわさわわ

バキューン!

ミスラ眞「ぬおおおおー」

ディレクター「ストップ! ストップ! どないした、妙な声出して?」

タブロ「い、いや、なんか股間から背中にかけてゾクゾクと」

ミスラ眞「まるで羽衣にキンタマこすられたような快感が…」

テヨン「きゃっ(赤)」

クッキーマン「ちょっと、ウチの子の前で妙なことは言わんとってください」

タブロ「す、すんまへん、すんまへん」

ディレクター「リハーサルの時間、短いんやで。もっと集中してや。ほな、もっかい続きから」

テヨン「はーい」

♪ジャ、ジャ、キューン

テヨン「♪痛うても 何度も繰り返すで I can't stop love love love(ざわわざわわ)」

ミスラ眞「うひゃーっ」

タブロ「あはーん」

テヨン「(わはは、マジでもお止まらんで。何度でも繰り返しいじってやる)」


スヨン「うーむ、さすが宇宙リーダー。顔に似合わぬ恐ろしい技を身につけとるなぁ」

ソヒョン「あんな房中術、どこでマスターしたんや?」

ティパニ「なんでも全州時代、牛の種付け師の手つきを見て憶えたんやそおや」

ヒョヨン「牛の種付け?」

ティパニ「どんな年寄りの牛でも発情するキンタマの揉み方があるんやて」

ユリ「(ずっこけ)エピカイ、牛扱いかい」

ユナ「まぁテヨンねえらしい技やけどな(笑)」


FD 岼幣紊妊螢蓮璽汽襪鮟わりまーす」

FD◆峺紊亘榿屬任茲蹐靴お願いしまーす」

テヨン「ど、どーでしたかぁ? ヒップホップ慣れないんで、ウチどきどきしちゃいましたぁ」

トゥーカッツ「いやどうしてどうして。なかなかよかったと思うで」

テヨン「ホンマですかぁ?(きゃぴ)」

ミスラ眞「ホンマ、ホンマ(ふらふら)」

タブロ「うむ。ただ一点だけ」

テヨン「なんでしょう?」

タブロ「♪Love love love…ゆうとこの振りやけど、テヨンちゃん左手で“L”作ってるでしょ? それやと客席からだと“」”に見えちゃうんで、本番では右手でやってくれるかなぁ」

クッキーマン「股間さすりながら指導するの止めてください」

テヨン「判りましたぁ。本番では気をつけます」

ミスラ眞「うーむ。なんか本番て響きが隠微に聞こえる」

クッキーマン「エピカイって病気の集団なんでっか?(怒)」

トゥーカッツ「ホンマすいまへん(ペコペコ)」


ソウル歌謡大賞・少女時代の本番


タブロ「うーむ。こうやって見てると実に清純な女の子なのに」

ミスラ眞「超ミニを履いてハットを被ると、途端に妖艶な娼婦の風格を感じる」

タブロ「女は生まれながらの娼婦。ホンマ実感するわ」

トゥーカッツ「控えめな娘かと思うたら、割と自分からこっちの肩に手を置いたり、腕を組んでみたり、積極的にスキンシップして来るタイプなんやね」

ミスラ眞「そうですねん。目の前にすると全然印象が違うんですわ」

トルーカッツ「合コンの時ブスが触ってくると鬱陶しいけど、あんな可愛い娘なら悪い気がせんのちゃう?」

タブロ「悪い気どころか、性的に興奮してまうがな。

 ああやって何気なく腕に手を置かれたりすると、本人は意識してへんかもしれんけど、こっちは異常に女を意識してもおて、カメラの前ゆうのに勃起が止まらん」

ミスラ眞「息子でっか? ワシはキンタマのぞわぞわが止まらんとです」

タブロ「今まではユナちゃんがソシで一番思うてたけど、テヨンちゃんは別格。すっかりペンになっちゃった」

ミスラ眞「うむ。頭ではユナちゃん思うけど、なぜかキンタマがテヨンちゃんを選ぼうとするんですわ」

トゥーカッツ「IQの低い会話やなぁ(とほほ)」


少女時代「お疲れ様でしたー。お疲れ様でしたー(ペコペコ)」

FD 屮謄茱鵑気鵑楼畫チェンジをお願いしまーす」

テヨン「はいはいはい。ああ、忙し忙し」

スヨン「頼んだで、少女時代代表」

ユリ「何でもタブロにいさん、来月からミュージックバンクのMCになるそうやで」

ジェシカ「マジで?」

ユリ「ハハ先輩の代わりやって」

ソニ「ほなこれを機にええ印象を植え付けた方が断然得やな」

ジェシカ「そやな。よし、本番も牛の房中術、かましておしまいなさい」

テヨン「もとよりそのつもりや(にぎにぎ)」

クッキーマン「その手つきは止めろ」


司会「ベストアルバム賞はエピカイの“Remapping The Human Soul” それでは彼らのスペシャルステージをご覧いただきましょう!」

観客「うわーーーー(大盛り上がり)」

司会「フィーチャリングは今や彼女らなしでは歌謡界を語れない、この世に降臨した天使たち、少女時代からテヨン!」

観客「キャー」

トゥーカッツ「いよいよやな」

テヨン「よろしくお願いします(チラリ)」

ミスラ眞「ぶーっ!(鼻血)」

タブロ「ペコリやなくチラリ、大変結構」

トゥーカッツ「なにゆうとるねん?」

♪ちゃーん

テヨン「♪夜12時 お酒に酔って 疲れた声 明け方2時 冷たく切れた電話」

さわさわさわ

ズキューン!

タブロ/ミスラ眞「キターッ!!」


ソウル歌謡大賞・Epik High『Love LOve Love(Feat.TaeYeon of Girls' Generation)』


スヨン「わぁー、本番じゃリハ以上にベタベタ触ってるで(笑)」

ジェシカ「あいつ、悪い奴やなぁ(爆)」

ティパニ「もうタブロにいさんもミスラにいさんも、股間突っ張ってダンスどころやない感じやな」

クッキーマン「それにしても、また左手で“L”作ってるな。リハ終わりでタブロに注意されてたのに」

ティパニ「ああ、それはわざとや」

クッキーマン「わざと?」

ジェシカ「左手の“L”は逆LOVEの意味やから」

ソヒョン「ま、この場合“一回死ねば?”くらいの意味やろうね」

クッキーマン「ひえー(テヨン、恐ろしい子)」


♪ドン、ドン…

タブロ「♪誰もワシの気持ちはわからないやろう

ミスラ眞「♪傷ついてもまた繰り返すやろう

テヨン「♪I can't stop love love love

ミスラ眞「(ああ、テヨンちゃんへの愛がとまらへん)」

タブロ「(でもせめて右手で“L”作ってくれへんかなぁ)」

テヨン「♪I can't stop evil evil evil(ニコニコ)」







※ソウル歌謡大賞…2008年1月31日に開催されたソウル歌謡大賞で少女時代はFTアイランド、ワンダーガールズと共に新人賞を受賞した。

 この賞はスポーツソウル紙の主催で1990年から行われており、その模様はMnetを通じてテレビ放送される。

 2008年の主な受賞者は、グランプリがBIGBANG、人気賞がスーパージュニア、ベストアルバム賞がEpik High等となっている。少女時代は特別賞(ハイワン音楽賞)も受賞している。

 式典は江原ランドハイワンホテルで行われ(リゾートグループHigh1がスポンサーだった模様)、本編にあるとおり少女時代は3曲メドレーのスペシャルステージを披露。テヨンはさらにEpik Highとのコラボステージをこなし、大車輪の活躍だった。

 ちなみにここで少女時代は『Baby Baby』を歌っているがまだ活動曲ではなく、年が明けて『Kissing You』で活動を始めたばかりの時期である。当時はデジタル配信よりやはりCD販売が主流で、まずフルアルバムを発表して、その中から2〜4曲程度選び、立て続けに活動を続けていくのが新人の標準的なスタイルだった。


 

 受賞の様子


 新人賞で少女時代がコールされたときの歓声がすごい。コラボステージの後だったためにテヨンだけ衣装が違っている。 

 ハイワン音楽賞の受賞の時には、全員の衣装と髪型が変わっているため、この間にまた特別ステージがあったことのではないかとも考えられる。が、何かあったとかの情報も映像も当時から伝わっていないので、単純にステージ衣装から着替えただけなのかも知れない。この表彰はテレビ放送が終わってから行われているようで、会場はがらんとしているし、受賞者だけ表彰用に残されていた可能性もある。

 ちなみにソウル歌謡大賞はこれまで26回行われており、受賞回数は少女時代が14回と一番多い。相性の良い歌謡祭のようだ。


※Epik High『Paris』…

 

 これは昔から好きな楽曲ですねん


※テヨンのLove Love Love…このステージではテヨンが本当に色っぽかったのでビックリした記憶がある(ただし衣装はスカートではなくキュロットパンツのようだ)。

 テヨンが歌いながらばんばんスキンシップをとるので、ミスラなど結構照れてる感じがする。この頃かれはまだ童貞だったはず。←うそ

 とにかく、私はこの歌で初めてエピカイを知り、CDを買いまくるくらいハマってしまった。自分がラップを聴くようになるとは思ってもみなかったが、おかげでその後ソシ以外のK-Popも抵抗なく聴くことが出来た。

2016-08-23

第79話 KARA、トリオになる

こんこん、こんこん

ソヒョン「おんや? 誰か来たで」

ジェシカ「新入りが挨拶に来たんちゃうか?」

ソニ「ウチら自身がど新人やってのに、誰が挨拶に来るゆうんじゃ、ボケ」

ジェシカ「しゃーけど、こないだJOOとかゆうチンチクリンが来たやないか」

ユリ「あれは珍しい事件やった。ま、例外やろ」

こんこん、こんこん

ヒョヨン「お、また叩いてる。早く出た方がええんとちゃう?」

ソヒョン「しゃあないなぁ。そやけど、これが新聞の勧誘やヤクルトのおばはんやったら即閉めるで」

ソニ「新聞やヤクルトが局の楽屋まで来るかいな」

ユナ「てかさー、このブログ、ウチらの楽屋に誰ぞ訪ねて来るゆうシチュエーションが多ない?」

スヨン「そーかな?」

ソニ「たぶん形而上の存在のお方が新たなシチュエーションを考えるのが面倒なんやろう」

ティパニ「つまり作者の手抜きってことやな」

ソニ「しーっ、そんなこと直接ゆうたらあかん」

こんこん、こんこんこんこんこんこ!  

ユナ「あ、怒ってはる」

ソヒョン「仕方ない、出よう…はーい、どなた?」

がちゃ

ギュリ「(ぬっ)待たせ過ぎじゃ、ドアホ」

スンヨン「ホンマやで。先輩がわざわざ訪ねて来てやったゆうのに」

ニコル「まったく。アジア人はノック知らないんかと思うたーヨ」

テヨン「そおゆう貴様らはいったい誰や?」

ギュリ「(かくん)認知症か! こないだMnetで一緒やったやないか。KARAやKARA」

テヨン「中国王朝の?」

ギュリ「それは“唐”(うきーっ)」

ソヒョン「ほな東京オリンピックで普及したとゆう…」

ギュリ「KARAーテレビでもないわっ。強引な上に半世紀も前のネタやないけ(怒)」

スンヨン「まぁまぁ、こんな奴らやっちゅうことくらい判ってたやないか。いちいち怒ってたら血圧上がるで」

ギュリ「そ、そやったな。とにかく、ウチらは自分らのライバルグループKARAや。思い出したか」

ソニ「ライバルとはこれっぽっちも思うてないけど、うっすら思い出したわ」

ヒョヨン「KARAゆうたら同期やないか。なんで先輩風吹かすねん? ウチらの10分の1も売れてへんくせに」

スンヨン「年齢的に先輩ゆうとるんじゃ。年上をリスペクトせい!」

ジェシカ「そんな小学生みたいな顔で年上ゆわれてもなぁ」

スンヨン「(むか)き、気にしてることを」

ニコル「でもでも、目を凝らしたら全身にワサワサと子どもにはないものが見えるヨ」

ソヒョン「あ、ホンマや」

ユリ「確かに、こんな毛深い子どもはおるまい」

スンヨン「うう、もっと気にしとることをズケズケと」

ギュリ「まぁ言い出したのはニコルやけどな」

スンヨン「とにかく、これで先輩やと認めた訳やな」

テヨン「いやまだ判らんど。イエティの子どもならこれくらい毛深いかもしれん。自分、イエティか?」

スンヨン「(うきーっ)UMAがのこのこ都会に出て来てアイドル目指すか、ボケ! ゴリラがプロ野球選手になる以上に無茶なことやないか」

ソニ「む、ゴリラがプロ野球選手になるとは面白い。いずれ映画の企画として中国に売り込んでみよう」

スンヨン「どーでもええ話ばっかりするな」

ニコル「いつまでたっても本題に入れないヨ」

ユナ「お、自分はうちとこのマンネより年下やろ? ほんならちゃんとウチらをリスペクトして、敬語を使えや」

ジェシカ「そーだそーだ。貢物のひとつでも持って来い」

ニコル「そっちの10分の1も売れてへんから貢物は無理やけど、敬語ならちゃんと使うてるだーヨ」

ヒョヨン「どこがやねん」

ニコル「文章の最後にちゃんと“ヨ”つけてるーヨ。韓国では最後に“ヨ”つければ敬語になるて聞いたヨ」

スヨン「(カクン)『シンデレラのお姉さん』かっ!」

ソニ「未来の話をするなって」

テヨン「いつまでも脱線してばかりおらんと、いったい何の用や? こっちは本番前で忙しいんやで」

ギュリ「脱線しとるんはそっちやろーが!(うきゃー)」

ニコル「どうどう」

スンヨン「実は…ウチらを見てなんか気づかんか?」

ジェシカ「なんか…? そおゆうたら貧乏くさいかな?」

ギュリ「こないだ妹の給食費貸してくれゆうて泣きついてきたのは誰や!(ぎゃおーす!) よお他人のこと貧乏くさいとかゆえたもんやな」

ジェシカ「ぴーぴー」

ソヒョン「おや? KARAて3人組やった?」

スンヨン「さすが少女時代いち冷静な娘。よお気づいたな(ふふふ)」

ソニ「3人組やないとすると何人組やねん?」

ソヒョン「確か8人組やったような」

ギュリ「じぇんじぇん冷静やないやないかっ」

テヨン「まぁまぁ、落ち着け。ウチらの中にKARAなんぞに興味あるモンがひとりもおらんだけのことやがな」

スンヨン「ええ加減にせぇ。終いにゃ暴れるど」

テヨン「む、イエティに暴れられたらかなわん。ここは話を聞くとしよう」

ギュリ「まったく、用件いっこ伝えるのも時間食うてかなわんわ。とにかく、話ちゅうのはウチらのメンボ構成のことや。実は、今日来てへんキム・ソンヒやが、彼女が脱退することになったんや」

テヨン「なんやてぇ?!(がーん)」

ニコル「わ、えらい驚いてるーヨ」

テヨン「てことは、KARAは今まで4人組やったんかい?!」

ギュリ「(ずるっ)そこかよ!」

スンヨン「マジで話が進まんやないかっ!(どったんばったん)」

ユナ「わ、イエティが暴れだした!」

ヒョヨン「あかん、隣の楽屋はイ・ジョンヒョンねえさんや。あの人に怒られたらマジ殺されるから静かにさせれ」

ニコル「ほれ、まい泉のかつサンドあげるから落ち着くだーヨ」

スンヨン「がうがう(パクパク)」

ジェシカ「あ、静かになった」

ティパニ「なんや、スヨンとあまり変わらない飼い方やな(笑)」

スヨン「飼うとかゆうな」

ソニ「そんで、なんでソンヒが辞めることになったんでっか?」

ギュリ「公式には学業に専念するためゆうことにしてあるけど、実は親バレが原因やねん」

ユナ「はぁ? 今まで親にゆうてなかったん?」

ギュリ「そやねん。ある日父親の同僚が借りて来たビデオにソンヒが映っておって、大騒ぎになったらしい。で、親族会議の結果、即刻引退を勧告されたゆう訳や」

ティパニ「なんかAV嬢の顛末みたいやなぁ」

スンヨン「AV嬢ゆうな。せめて仲村みうくらいにしとけ」

ティパニ「大して変わらんがな(呆)」

ギュリ「とにかくそんな訳で、当面活動を休止するんで、その報告に来たっちゅう訳や」

テヨン「それだけゆうのに、えらい時間かけたもんやな(嗤)」

スンヨン「貴様らがちゃんと話を聞かんからやないかっ(がおー)」

スヨン「そんで、しばらく休んでどおすんの? 今後は3人組でやっていくんかい?」

ニコル「まぁそれも考えたけど」

ソヒョン「判った。誰が三味線で、誰がギターを弾くかで揉めたんやな」

ギュリ「は?」

ユリ「そら三味線は一番年上て決まってるがな。そんでもってセンターポジションや」

ティパニ「ほなギュリが歌江ねえさん役か」

テヨン「で、イエティが照江で、ニコリンが花江やな」

スンヨン「かしまし娘かっ!」

ギュリ「漫才なんかせんわ、ボケッ!」

ソヒョン「やればええのに。どうせアイドルとしてはお先真っ暗なんやから」

スンヨン「やかましーわ。今後のメンボ次第で、活路が開けるかもしれんがな」

ソニ「他力本願かよ(とほほ)」

ジェシカ「ん? てことは、追加メンボを募って活動を続けるつもりかいな?」

ニコル「そうだーヨ。そんでメンバーが決まるまでの間活動は休止ってことだーヨ」

ユリ「なるほど、やっと話が見えた」

テヨン「それだけゆうのに、えらい時間かけたもんやな(嗤)」

スンヨン「ええ加減にせえ!」

ソヒョン「そやけど、メンバー次第じゃさらにツクツクなグループになり果てる可能性もあるな」

ギュリ「やなことゆうなよ」

ヒョヨン「よし、ここはひとつウチが得意の占いで新しいメンボを視てしんぜよう」

ニコル「そんな特技あったん?」

ヒョヨン「うむ。行きつけの占い師のおばはん見てたら、なんとなく覚えてな」

ソヒョン「占術って、そんな門前の小僧システムで覚えられるものなん?」

ヒョヨン「そおゆうてもなかなかの的中率なんやで。こないだもケネディの暗殺予言したし」

ソニ「いつの話だよ」

ヒョヨン「(じゃらじゃらじゃら…ちーん)出ました! 新メンボの顔が見えますぞ…うむうむ…なるほど」

ギュリ「何がなるほどなん? どおゆうメンボか教えてーな」

ヒョヨン「そうやな、自分らの新しいメンボはふたりのよおじゃ」

スンヨン「ふたり? ほなウチらは5人組になるってことか?」

ヒョヨン「数年間は5人組のままやが、結成25周年目に解散すると出ておる」

ニコル「25年? KARAってそんなに持続するの? 大人気グループだーヨ」

ヒョヨン「む…今のは別のグループと間違うたかもしれん」

ニコル「なんだよ(こけ)」

ヒョヨン「とにかく新メンボのうちひとりは、イナゴの相が出ておるな」

ギュリ「イナゴの相?」

ヒョヨン「左様。その女はイナゴの生まれ変わりか、ショッカーに改造されてイナゴ体質になったか、あるいはイナゴを食べるのが大好きか、そのうちのどれかやろうな」

ギュリ「どれもぞっとせんけど、現実的な可能性として3番目やないか?」

スンヨン「つまり光州出身の女か」

ギュリ「違いない」

ユナ「よおそんなめちゃくちゃな占いで、そこまで導き出せるな(呆)」

ギュリ「こっちは他人事じゃないんだよ」

スンヨン「真剣に推理すれば、これくらいの謎解き、どーってことはないわ」

ニコル「ほんで? もひとりのメンバーは?」

ヒョヨン「そやな、でかい段ボールが見える」

スンヨン「でかい段ボール?」

ヒョヨン「布団くらいでかい段ボールや。それにくるまって生活しとるホームレスか、壁のような段ボールを仕事道具に使っている“もう中学生”か、どちらかの姿が見える」

ギュリ「ホームレスにしろ“もう中”にしろ、共通点は中学生…つまり現在中学生のアイドル候補ってことやな」

ユナ「ぴゃー、女鹿刑事も驚きの推理力」

ヒョヨン「どうやらそのようやな。そのふたりを加えた5人で“ろっきゅーばっせ”とかくだらない歌を歌いながら、ピョンピョン跳ねている姿が見えるで」

ニコル「えー? そんなガキっぽいのいややなぁ」

ヒョヨン「ニコリンなんか、“キャオ”といかゆって跳ねることになるで」

ニコル「わー、勘弁勘弁」

スンヨン「そ、それで、ウチらは人気出るんかい?」

ヒョヨン「人気ね…(むにゃむにゃ)出ました! この国では相変わらずパッとせんけど、海の向こうで大人気になるらしい」

ギュリ「海の向こう?」

ニコル「おー、ウチの故郷アメリカだーヨ。間違いない」

スンヨン「ほーか。つまり5人組になってアメリカで大人気、グラミー賞を受賞、とそおゆう占いの結果やな?」

ヒョヨン「アメリカとはゆーてないし、グラミー賞なんかさっぱり見えてへんけど、そお思い込みたいならどーぞ」

ギュリ「間違いなかろう。気は進まんかったが、この楽屋に挨拶に来てよかった」

スンヨン「うむ、未来は明るいようや」

ニコル「塞いでた気持ちが急に楽になっただーヨ。ほんじゃ、また体制が整ったら挨拶に来るだーヨ」

ギュリ「そやな。新曲での活動、人気出るように応援してるで。ほんじゃまた」

スンヨン「ばいばいきーん!」

ばたん

ソニ「現金な奴らやな。急にニコニコして帰って行ったで」

ユリ「あいつらに応援されんでも新曲はとっくに1位やっての」

ソヒョン「それにしても、おねえの占い能力すごいやん。あんなにはっきり未来が視えるもんなん?」

ヒョヨン「視えるはずないやんか。ちゃんと修業した訳でもないのに」

ソヒョン「あら(こけっ)。ほな今の占いは…」

ヒョヨン「全部口から出まかせや」

ジェシカ「(ぴゃー)マジで?」

ヒョヨン「うん」

ユナ「てことはKARAの新メンボの内ひとりが光州出身で、もひとりが中学生ゆう…」

ヒョヨン「はずがない(笑)」

ティパニ「海の向こうで大人気ゆうのも?」

ヒョヨン「うそぴょーん。ま、ひょっとしたら土人になら受けるかもしれんけどな(がっはっは)」

ソニ「土人とかゆうな。掲載禁止になるやないか」

ナレーション「しかし、実際にその数か月後、ショッカー出身の運動神経抜群の少女と中学生の少女が加入し、ヒョヨンのインチキ占いは的中した。 

 さらに、海の向こうの日本人が土人並みの感性だったことはこの時の彼女らには知る由もなかったのである」






鳴り物入りで登場した少女時代ですら、デビュー当時の状況をご存じのファンは多くないようだ(日本では)。いわんやまったく注目されなかったKARAにおいてをやである。

 実を言うと作者もKARAの当時のことはよく知らない。興味なかったし、今と比べてその頃の女子K-Popアイドルの情報はとても少なかったのである。

 とにかく、本文にもある通り、KARAはデビュー当時ギュリ、スンヨン、ソンヒ、ニコルの4人組だった。

 当時のパフォーマンスはこんな感じ。


    


 この頃はBoAが大人気で、アイドル候補生の多くがBoAに憧れており、そのせいかなんとなく雰囲気がBoAっぽい。これは少女時代もそうで、当時のごく自然な方向性だったと思うが、そこに一石を投じたのがWonder Girlsの『Tell Me』である。

 制服を着て女子学生であることを強くアピールするやり方が大受けしたため、少女時代も2曲目からプリティ路線に変更、ソンヒの脱退などでゴタゴタしていたKARAも遅ればせながら『Rock U』でイメージチェンジした。

 この女子学生コンセプトは今にいたるもガールズグループの主流となっている。


     『Rock U』2008年7月

 

 今見ると大変可愛らしいが、当時の作者はあまりの幼稚さとヘタさに(特にハラグー)「こりゃあかんわ」と思ったものだった。

 ただし当時の2ちゃん少女時代スレッドには、一見即KARAペンに転んだ奴らも多くいたから、日本人に適性があったのは間違いない。


 作者がKARAと言う存在を意識したのはティファニーがMCをやっていた『少年少女歌謡白書』を降板したため、スンヨンが後任MCに抜擢された時(2008年6月30日)。作者が「げ、パニやんよりずっと可愛ええやん」と思って調べたら、それがKARAのスンヨンであった。当時「そおゆうたらKARAちゅうグループもおったような」とぼんやり記憶していたことを憶えている。


     『少年少女歌謡白書』でのハン・スンヨン


 この直後に前述の『Rock U』が出る訳だが、これも前述の理由で、それ以上興味を抱くことはなかった。

 この頃の少女時代はテヨンの熱愛報道や沈黙事件などファンの心理を揺さぶるようなニュースが多く、純正ソシペンとしてはとてもKARAどころではなかったし。

 次にKARAを強く意識するのは『青春不敗』(2009年10月〜)でのハラグーの活躍によるものであった。


※「未来の話をするなって」…“ヨ”をつけるつけないのやり取りはムン・グニョンチョン・ジョンミョンによる名場面だが、いかんせん『シンデレラのお姉さん』は2010年放映なので、フライングなのだった(この話は2008年2月)。