カリスマ

既にホームページやtwitterfacebookなどでは発表されてますが、5月9日に2ndAlbum『novel』の発売が決定しました。


レコーディングも全て終了し、自分達が思い描いていた以上の納得いく作品が出来て、後は発売を待つのみといった感じです。


そして、それに先駆けてホームページやアーティスト写真なども一新され、新たにjizueブログも開設しました。


http://ameblo.jp/jizue/



打倒しょこたんを掲げ、メンバー一丸となって交代で更新しているわけですが、

今日、そんなjizueブログを読んでくれてる友人から信じられない事を聞かれました。



「井上君はブログ書かへんの?」



いやいや友人と。


うちのカリスマギターリストをつかまえて、よくそんな事を言えたものだなと。


井上君も随分安く見られたものです。



もしかしたら、この友人と同じように井上君の更新を待ってくれてる方がいらっしゃるかもしれませんので、この際ハッキリ言わせてもらいます。



書きません。




少しキツい言い方になってしまいますが、



うちのカリスマなめないでください。




いったい何の為に井上君がブログを書かず、毎日鼻の穴から優雅に鼻毛をなびかせてるのか。


もう説明するのも面倒くさいほど当たり前の話。


そう、全てはカリスマがカリスマであり続ける為です。




まずカリスマというのは謎めいた存在であるのが相場であり、

井上君もカリスマの中のカリスマである以上、私生活をさらけ出すようなブログなんてもってのほか。


公の場に姿をさらすのはライブの時だけであり、

ただそれではファンに申し訳ないと、せめてこの鼻の穴からだけはという事で鼻毛をさらしてくれてるんです。



なので井上君ファンの皆さん、

そんなに声を荒げず、とりあえずいったん落ち着いてください。

井上君にブログを書いてもらいたい気持ちはわかりますが、今立ってる場所から一歩ずつ後ろに下がりましょう。




これだけ説明してもまだ納得出来ないのであれば、もう僕じゃラチがあきません。


井上君、よろしくお願いします。


井上君を一目見たくて集まったこの群衆に、カリスマから一言、ビシッと言ってやってください。


その鼻毛が何の為に出てるのか、ビシッと言ってやってください。お願いします。うっす。







=Live Information=


2012.4.7(土)大阪 梅田Shangri-la

Nabowa spring tour 2012 『Nabowa×jizue


Live :Nabowa/jizue

open 18:30 / live start 19:00
adv:3,000yen / door:3,500yen
※ご入場の際、別途ドリンク代(500yen)が必要となります。


チケットは、チケットぴあ(0570-02-9999/Pコード:160-606)、
ローソンチケット(0570-084-004/Lコード:58986)、
CNプレイガイド(0570-08-9999)、e+(http://eplus.jp)、
JAPONICA Music Store(075-211-8580)



Info :
YUMEBANCHI
TEL:06-6341-3525
www.yumebanchi.jp

梅田Shangri-la
www.shan-gri-la.jp
〒531-0075
大阪府大阪市北区大淀南1-1-14
TEL:06-6343-8601

主催 : YUMEBANCHI
企画・制作 : bud music,inc.

老いるということ

トイレの静寂を切り裂くかのように響き渡る轟音。


僕はその音に耳を傾けながら、そっと瞳を閉じ、右手で鼻をつまんだ。


扉を開けて出てきた井上君はとても穏やかな顔をしていて、お互い目を合わすでもなく、ただ黙って互いの拳と拳をコツンとぶつけ合う。


口下手で不器用ながらも、互いの便意をリスペクトし合う男の友情が、確かにそこにはありました。





普段からお通じの良さには定評のある僕と井上君。


食後は必ずといっていいほどトイレに行く『イート&リリース』という僕達のスタイルはバンド内でも高く評価され、今や【ロケット鉛筆】という確固たる地位を確立するまでに至りました。



そんなお通じ事情を抱えている僕達なので、一緒に食事に行った後は当然のようにトイレのタイミングが被り、

冒頭のように、井上君が食後のトイレを済ましドアを開けると、無二の便友である僕がトイレ待ちしている、といった事は日常茶飯事です。





僕と井上君は小学校からの仲で、出会いはサッカースポーツ少年団だったんですが、

そのスポ少で行った遠征合宿の宿舎での夜、当時ノーパンでパジャマを着ていた僕をトイレで見た井上君は、

「UNKOがパジャマにつくやんけ!はよパンツはけよ!」

と本気で心配して怒ってくれました。



『UNKOは絶対パンツに付くモノ』という大前提の元で怒る井上君のパンツは、きっとその時既にUNKOに侵されていたんだと思います。




やがて同じ高校に通い始め、同級生の間で『トイレでタバコを吸う』という不良の登竜門的行為が流行りだした頃、

僕達は『タバコを吸いながらUNKOをする』というアクロバティックなパフォーマンスを魅せあう事に夢中になりました。


普通に考えたら、先生が入ってきた時に逃げも隠れも出来ず、非常に危険なパフォーマンスなんですが、当時の僕達はこう信じていたんです。



「UNKOの臭いがタバコの臭いをかき消すから、逆に大丈夫。」



そんな僕達のUNKOに対する絶対的信頼は決して揺ぐことなく、結果的に一度も先生に見つかる事なく、無事卒業出来ました。





しかし、こうしてトイレの思い出話をし始めると、本当に心温まるエピソードばかりです。


昨年、植村花菜さんの『トイレの神様』という、トイレについて歌った曲が大ヒットしたのは記憶に新しいですが、

やはり人々にとってトイレという場所はホッと一息つけて安心出来る場所であり、

だからこそ、そこでするUNKOにも僕自身安らぎを感じていたんだなと思います。


そして、その気持ちはこれから先もずっと変わる事はないと思ってました。



少なくとも、


あの悲劇が起こるまでは。






ここからは僕個人の話になるんですが、

つい先日、3日前の1月30日、信じられない事が起こりました。




それは僕が昼御飯を食べている時でした。

いつものように何となくボーッとテレビを見ながら、箸を置いてお茶を汲もうとしたその瞬間、


突然、



何の前触れもなく、




UNKOが出たんです。




出たといっても、水状のモノがほんの1、2滴だけだったんですが、

その場所がトイレではなく食卓であったこと、そして自分の意思とは関係なく無意識に出たという事実に、僕は戸惑いを隠しきれませんでした。


自分は『トイレで用を足す』という、人としてごく当たり前の事も出来なくなってしまったのかと。


トイレの女神は僕に輝いてはくれませんでした。





そして、UNKOが出る瞬間、きっと僕の体内ではこんなドラマがあったんだと思います。


肛門「ちょっとちょっと!そこのUNKOさん、困りますよ勝手に出ようとしちゃあ!ちゃんと大腸さんの方で外出許可もらってんすか!?」


UNKO「す、すみません‥。しかし、昨日入ってこられた賞味期限切れ牛乳さんのパワハラにはもう耐えきれないんです。どうか、どうかお見逃し下さい!」


肛「いやいや、あのねぇUNKOさん。気持ちはわかりますけど、UNKOさん一人だけ外出を認めちゃったら、他の我慢しているUNKOさん達に示しがつかないじゃないですか。UNKOさん、ここは一旦お引き取りくだ‥‥‥! UNKOさん!?ちょっと!ちょっと待ちなさいUNKOさん!!UNKOさん!!!!」



こうして無断外出したUNKOの気持ちもわかるし、決して強く責めたりは出来ません。

UNKOを止めきれなかった肛門も仕方がないと思います。

肛門とUNKO、どっちに非があるかなんて僕にはわからないです。




ただ今回の[1月30日 UNKO無断外出事件]、俗にいう1.30は、自分が人生のネクストステージに進んだと決定付けるには充分の衝撃があったし、

とにかく、ショックでした。


自分はここまで老いたのかと。



そして、それと同時に自分が老いるということは、当然の事ながら自分の周りにいる人達も同様に老いていくんだなと改めて考えさせられました。



今は元気な家族や友達も、いつまでも皆そのまま元気でいてくれるわけはないし、

僕が家に帰ったらいつも飛び跳ねて喜んでくれる愛犬(六歳・童貞)だって、あと10年一緒にいれたら良い方なのかもしれません。



命に永遠なんてない事は頭で分かっていても、やはりそういった事を考えると少し寂しくなりました。




すみません、なんか急に湿っぽくなっちゃって。




いえ、




パンツの事じゃなくて。






それと、今回のブログは自分の日常をありのまま書いただけとはいえ、

途中汚い表現も多々あり、気分を害された方もいらっしゃるかもしれません。



もしそうであれば、心から謝らせて頂きます。



すみませんでした。





ですので、






どうか今回の事は、







水に流してもらえたら幸いです。

五歳の僕

先週末はjizue結成後初となるワンマンライブでした。


四年前の結成当初、どういう音楽がしたいのかも、どういう音楽が出来るのかも何も見えないまま、四人でひたすら部屋やスタジオにこもって曲を作っていた頃の事がライブ中何度も頭に浮かび、

その時作った曲を今こうして沢山のお客さんの前で、大切なメンバーと一緒に演奏出来ていることがただただ嬉しくて涙が止まりませんでした。



「感謝」という言葉しか見つかりません。


遊びに来てくれた皆さん、そしてあの日関わってくれた全ての方々、本当にありがとうございました。





しかし、中学の頃「女子にモテたい」という不純100%配合の理由で始めた音楽が、

今やこうして自分の全てとなるなんて、当時の僕には想像もつかなかったです。



もっと言えば僕が初めて音楽に触れた五歳の頃は(触れたといっても姉の影響でジャニーズが好きになっただけですが)、

ローラースケートを華麗に履きこなす光GENJIに夢中になり、

やがてSMAPTOKIOがデビューし世間の人気が二分される中、僕は断然“歌って踊れる”SMAP派で、

逆に楽器を持つTOKIOをダサいとさえ感じていました。





(五歳の頃の僕(右)と幼馴染のヒロシ君)




そんな五歳の僕が、

大人になって自分が音楽をやっている事を知ったら、色んな誤解が生まれてしまうんじゃないかと思います。




僕(五歳)「当然ローラースケートは履いているよね?」




僕(五歳)「衣装は基本的にタンクトップと短パン?さすがにハチマキは巻いてるよね?」




僕(五歳)「僕、ちゃんと歌と踊りは上手になったかな?」




僕(五歳)「まさか楽器なんて持ってないよね?(笑)それじゃまるでTOKIOだもんね(爆笑)」





僕(五歳)「ジャニーさん的にはどういう売り出し方が良いと言ってくれてるの?」





僕(五歳)「抱いたよね?西田ひかるは当然抱いたよね?」







言えません。



まさか自分が大人になって音楽をやっているにも関わらず、ローラースケートもハチマキも着用せず、歌に関しては中学の頃から音痴の頭角を現し始め、

まずそもそもジャニーズではなく、あろうことか楽器を持ったインストバンドをやっていて、更には西田ひかるが既に結婚したなんて絶対に言えません。






そして、そのインストバンドのメンバーも、


ギターは城島リーダーではなく、常時鼻毛出てるリーダー井上君。


ピアノは国分君ではなく、aikoよりもジャイ子似の片木さん。


ドラムは松岡君ではなく、どちらかというと亀梨君、いや、亀田興毅君似の粉川君。






つまり五歳の僕の願いを何一つ叶えてあげれてません。





でも、



そんな五歳の僕に言ってあげたいです。




「ワンマン当日、そのインストバンドを見る為だけに沢山のお客さんが足を運んでくれるよ」と。


「わざわざ東京から徹夜明けで車を飛ばして来てくれる人達がいるよ」と。


「金沢から雪で大渋滞の北陸道を一人車を飛ばして来てくれる友達もいるよ」と。


「京都で出会った友達や音楽仲間も沢山来てくれるよ」と。


「ヒロシ君をはじめとする地元の友達や、家族も来てくれるよ」と。


「そんなインストバンドを、常にテキーラを飲まそうと躍起になって追いかけてくる鬼社長と、なぜかメンバー全員分のフンドシを作ってくれるマネージャーがサポートしてくれてるよ」と。



(打ち上げ@japonicaにて)



「本当に多くの人達が自分を支えて応援してくれてるよ」と。





だから五歳の僕に「幸せなの?」と聞かれたら、



少しクサくなりますが、胸を張ってこう言ってあげたいです。








「最高に幸せやで」と。





そして、



「油性マジックは落ちひんで」と。










=Live Informaion=



振り返ってみるとjizueにとって最高の一年になった2011年も後一週間、いよいよ今年のライブも残すところ後一本となりました。


それがこちら!


【2011→2012 THE STARFESTIVAL & D!SPORT】



SOIL&”PIMP”SESSIONSを始めとする、あまりにも豪華すぎるメンツ。


jizueは30日16時半からの予定です。


今年のカウントダウンは是非一緒に盛り上がりましょう!







2011.12.30(fri)&31(sat)


【2011→2012 THE STARFESTIVAL & D!SPORT】

全会場通券(777枚限定販売!前売券は通券のみの販売となります。) 5,000円

ローソンチケット 0570-084-005 L-CODE(53116)
チケットぴあ 0570-02-9999 P-CODE(152-609)
CN playguide 0570-08-9999
e+ http://eplus.jp
各会場当日料金 4,000円(30日の梅田AKASO公演のみ3,500円)




30(fri)

会場 : ユニバース 15:00open 23:00close

ACT :
SOIL&”PIMP”SESSIONS
DJ BAKU(POPGROUP)
Ovall
KINGDOM☆AFROCKS
jizue
DJ MONKα(MONO ADAPTER)
DJ TOYO(BLACK BEATZ BOX)
TWO SEVEN CLASH(DO UR THING)



会場 : AKASO 23:00open 6:00close

ACT :
DJ KRUSH -SPECIAL TECHNO SET-
DJ KOZE(pampa) from Germany
LAWRENCE(dial/smallville/laid/pampa) from Germany
DJ NOBU(FUTURE TERROR)
VJ :
KOZEE







31(sat)

会場 : ユニバース 15:00open till late close
ACT :
RICKIE-G
Nabowa
SOFT
奇妙礼太郎トラベルスイング楽団
Sawagi
magicalpowermako & jyoji sawada & 蔦木俊二(突然段ボール) with chillreru
AWAYOKUBA
Dragon76
TAN IKEDA(FANTASIA)
SHINYA(NNNF/JAPONICA)
MATTY(HARMIT)
DJ OKU(S.A.P)




会場 : TRIANGLE

3F THE STARFESTIVAL 18:00open 1:00close

ACT :
KUNIMITSU(TetralogisticS)
YASUHISA(TetralogisticS)
MASAAKI FUJIMOTO(SECTOR)
sou(quarter)
FUMI(LMIRL)
RYO YOSHIDA(Aurora)
宇宙開発事務局(SPACE 01)



5F New Year’s Chillmountain 18:00open-chillmorning

LIVE :
PARAPHONE NISHI(PARA)+MAYUKO(CROSSBRED)
aSymMedley a.k.a 和泉希洋志
absolute time(SOUND OF SILENCE)

DJ :
YA△MA(flower of life/PRHYTHM)
MAMEZUKA(JAMs)
MONGOOSE(newtone records)
威力
BootTemple(DATELINE)
Mori Ra(purmooon/御山EDIT)
YOTTU
GROUND a.k.a 大地(chill mountain/hutte/御山EDIT)
TOSSY(chill mountain/feel back/クジラウオ)

VJ :
Wa-yo aka Jamgraph
DECO :
BARBA(chillmountain/hutte)
m◎m◎(chillmountain/クジラウオ)
YULA(EMERALD PARKS/chillmountain/yularis)
PEI(mignon/chillmountain)

shop :
chillmountain hutte
chillmountain S△UNDWITCH(EMERALD PARKS/いかれ帽子屋/mignon/mt.chills)



チケット取り扱い店:<大阪>
NEWTONE RECORDS(06-6281-0403),SC WORLD(06-6599-8948),GRIND RECORDS(06-6245-2439),マンハッタンレコードウエスト(06-6258-2202),マンハッタンレコードHEP FIVE(06-6366-3885),マンハッタンレコード心斎橋御堂筋(06-6213-6301),chill
mountain hutte(mt-chills.ocnk.net),クジラウオ(06-7493-7769)<京都>
CAMBIO(075-252-0009),JAPONICA(075-211-8580)





アクセス:

ユニバース
大阪市中央区千日前2-3-9
06-6632-4940
cavaret-universe.com

AKASO
大阪市北区堂山町16-3
06-7897-2450
www.akaso.jp

TRIANGLE
大阪市中央区西心斎橋2-18-5 RIBIAビル3F-5F
06-6212-2264
www.triangle-osaka.jp




Info:
THE STARFESTIVAL & D!SPORT
www.d-sport.info
twitter
twitter.com/stafes_disport



名村造船所跡地で開催のチケットご購入の方へ

早割6,000円、両日7,000円のチケットをご購入の方は、各会場通券としてそのままご使用になれます。なお、差額分は当日受付にてキャッシュバックさせて頂きます。
各日前売券4,000円をご購入の方は、当日券としてそのままお使い下さい。各日前売券1枚で、30日でしたらユニバース、AKASO、31日でしたらユニバース、TRIANGLE、それぞれ2会場入場出来ます。
なお、払い戻しをご希望される方は、お手数お掛けしますがinfo@d-sport.infoまでご連絡下さい。
この度はご迷惑をお掛けして申し訳ございません。どうぞよろしくお願いします。

アッちゃん

朝自転車に乗って仕事に向かう途中、よくすれ違う女子高生がいます。


金髪のストレートヘアをなびかせ、かなり短いスカートを履いて自転車にまたがり、

スカートから覗かせる足は現役の力士を彷彿させるほど太くてたくましく、


もし自分が相撲部の顧問だったなら、

「俺と一緒に両国国技館目指さないか」

と必死の思いでスカウトしているであろうダイヤモンドの原石。


顔も元横綱である曙関に酷似なんですが、いつもノーメイクなので眉毛もなく、お世辞にも人相が良いとは言い難いし、体が大きい事もあって結構な威圧感を感じます。


もしかしたら学校でも他の生徒に怖がられてるような、第一線で活躍する筋金入りのヤンキーなのかもしれないです。



しかし、


僕にはそんな彼女がどうしても悪い子には思えませんでした。


たしかにパッと見は威圧感もあって怖い印象なんですが、よく見るとつぶらで優しい目をしているし、実はすごくピュアな心を持った子なんじゃないかなと。


幼稚園に通う年の離れた妹を、毎日仕事で忙しい両親の代わりに自転車で送り迎えし、

どれだけ夜遅くに帰ってきても、次の日は早起きして妹のお弁当を作ってあげ、

単に甘やかすだけではなく、妹が悪い事をしたら本気で怒ってあげるような、

家族思いで妹の事を何よりも大切に思っているお姉ちゃん。


僕には彼女がそんな風に見えて仕方がないんです。



ただ実際彼女に年の離れた妹がいるのかと問われたら、答えは「全く知りません」になるんですが、

だとしても、そんな優しそうな彼女を相撲部のヤンキー呼ばわりするのはとんだお門違いで、

せめてこのブログではそんなウッチャリけ、ポッチャリ系の彼女の事を、親しみを込めて「アッちゃん」と呼びたいと思います。





で、ここからは今朝のアッちゃんの話になるんですが、

僕がいつものように仕事に向かっていると、両肘を自転車のハンドルに置いて両手でメールを打ちながらガニ股で走るアッちゃんが見えました。



これは優しい心を持ちながらも人前では素直になれず精一杯悪ぶった、アッちゃんなりのヤンキースタイルだというのは僕が一番分かってあげれてるんですが、

ただこのスタイル、両手がふさがったまま前も見れてないので、かなり危険な行為。



そして僕が危ないなと思った矢先、案の定交差点から小学生の集団が急に飛び出してきました。



(危ない!)



僕がそう思ったのと同時にアッちゃんも小学生に気付き、慌てて地面に両足をこすらせながら自転車を止めようとしましたが、

あまりの急な出来事に自転車とアッちゃんの頬肉はガタガタッと揺れながら、バランスを崩して倒れかけました。



ただ、そこはさすがアッちゃん。


道路に飛び出しそうになる自転車と自分の体を足腰だけで何とか土俵際いっ、歩道際一杯で持ちこたえたんです。



それを見た僕は、小学生とアッちゃんがケガもなく無事だったこと、

そして転倒しかけた瞬間フワッと舞うスカートの奥に見えた、アッちゃんのまわsh、パンツがピュアカラーの代名詞である『白』だった事も含め、ホッと胸を撫で下ろしました。



しかし、事件はその後すぐに起こりました。



態勢を立て直したアッちゃんは再びゆっくりと走り始めようとしたんですが、

その去り際、小学生をギロっと睨みつけながら信じられない言葉を投げつけたんです。





「チッ!!!!!!」




10mは離れていたであろう僕の耳に届くほどの声に出した舌打ち。


これには僕も驚きました。


(あのアッちゃんが舌打ち?)

(あの妹思いのアッちゃんが?)

(信じられない‥。)


しかし、この時の僕はそんな驚きよりも先に怒りの感情が込み上げてきました。



いくらアッちゃんが転倒しかけて危なかったとはいえ、非があるのは明らかによそ見運転をしていたアッちゃんの方。



仮に小学生にぶつかってケガをさせていたら、

ウッチャリし、ウッカリしてましたでは済まない話。



ここは大人として、驚かせてしまった小学生に対して「ゴメンね」の一言があって然るべき。





誰でも小さい頃、こんな事を教わったと思います。



『人に感謝の気持ちを伝える時は「ありがとう」、人に迷惑かけた時は「ごめんなさい」』



子供は大人を見て成長するわけで、だからこそ大人がしっかり正しい行動をして子供の手本にならなければいけません。




そして、そういう意味では僕もアッちゃんより一回り近く人生の先輩。


この際アッちゃんにはハッキリ言っておかなければいけません。





アッちゃん、





「ありがとう」





「白、似合ってたよ」と。







ちなみにその後、アッちゃんは何事もなかったかのように再び両肘を自転車のハンドルに置いて両手でメールを打ちながらガニ股で走っていきました。



筋金入りのヤンキーでした。














=Live information=


先々週のpasteurリリースツアーファイナル@京都メトロ、そして一昨日のK.R.S企画@神戸 太陽の虎、遊びに来て下さった皆さんありがとうございました。


先々週のメトロはpasteur、一昨日の太陽の虎はNot 2 be like someone、Burning signと、イベントの主催は京都の尊敬する先輩達によるものだったんですが、

音楽的には勿論のこと、やっぱり人間的にも最高な人達ばかりなわけで、

そんな先輩が手掛ける特別なイベントだったからこそ、当日はその友達や音楽仲間、色んな人達が沢山遊びに来てくれていて、これだけ愛されるのも当然だなと一人で納得してました。


そんな先輩達のカッコいい背中を見せてもらえたこの二週間は、12月に初ワンマンを控える僕達にとって大きい意味があったと思います。

改めてありがとうございました。





そして年内のライブはいよいよ残すところ12月17日のワンマンのみになりました。

今自分達に出来る事は全部出し切るつもりです。

このライブに合わせてニューシングル「Chaser」もリリースします。

良かったら12月17日、ぜひ僕らと一緒に同じ時間、同じ空間を楽しみましょう。

お待ちしてます。




2011.12.17(土)@京都 三条 Cafe independants

jizue new single「Chaser」release oneman live】

Live :jizue 2ステージ制

open 19:00 / start 19:30

adv:2,000yen / door:2,500yen



チケットのご予約はこちらから

http://www.budmusic.org/schedule/712.html


info :

jizue web

jizue.com

bud music web

www.budmusic.org


cafe independants

京都市中京区三条御幸町 1928ビル地階

075-255-4312

cafe-independants.com

水野敬也氏の悲劇を乗り越えて

少し真面目な話になってしまうんですが、僕の好きな作家に水野敬也という方がいます。


「夢をかなえるゾウ」、「四つ話のクローバー」、「温厚な上司の怒らせ方シリーズ」などで知られるベストセラー作家です。



水野氏の事を知ったのは最近で、友人に「水野敬也のブログが面白い」と教えてもらったのがキッカケ。


その時初めて読んだのが【オナニー事件】というタイトルの記事でした。



とある日、自身の事務所でこっそりオナニーに取り組んでいた水野氏の姿が等身大に描かれ、そんな水野氏のオナニーにひょんな事から巻き込まれることとなるアシスタント達との珠玉のオナニー物語。


要は水野氏がアシスタントの方に自分のオナニーを見られてしまうという内容なんですが、

僕はこのブログを読んでただただ“感動”しました。




これほど著名な方がブログという公の場で、堂々と「オナニー」について言及されている事に並々ならぬオナニー愛を感じたからです。



これには僕も同じ現役オナニストとしてかなりの刺激をもらえたし、

このブログを書かれた事によって水野氏が一躍日本のオナニーシーンを牽引するカリスマとしてスターダムに躍り出た事は誰の目から見ても明らかでした。




が、しかし。




そんな【オナニー事件】の感動から数日経ったある日、

オナニー界に激震が走る一つの出来事が起こりました。





この【オナニー事件】の内容があまりにも過激な下ネタだと判断したブログサイト側が、



この記事を強制削除してしまったのです。






削除後、水野氏のブログにはこう書かれていました。


[当ブログ内において不適切な表現が含まれていた為、記事を削除させていただきました。 アメーバブログ




正直これを読んだ時、とうとうメディアの圧力もここまできたかと思いました。




このアメーバブログに限らず、テレビや雑誌などのメディアが「オナニー」という言葉を禁止用語にして強制的に規制する事で、

『オナニー=駄目な大人の象徴的行為』という間違ったイメージをティーンに植え付け、

オナニーに対する罪悪感を強めさせた上でティーンからオナニーを奪おうとしてるのが容易に想像できます。



要するにメディアは一部のアンチオナニー派のクレームを恐れ、大多数である親オナニー派の声を黙らせたのです。




しかし、親オナニー派の一人としてこれだけはハッキリと断言出来ます。




「オナニーは終わらない。」




そう、仮にこの水野先輩のブログが削除されたところで、これからもティーンを中心に新しいオナニーは世界中で産声を上げ続けるし、

これから思春期を迎え、オナニーを覚えるであろう何の罪も無いティーンとティーンのオティーティーンからオナニーを奪う事があっては絶対にならない。



そして僕は気付いたんです。



自由に「オナニー」と発言する事も許されず、あたかもそれがタブーかのように扱われてしまう今のこの間違った世の中で、

次世代の若きオナニスト達にテンガという名のバトンを繋ぐ為には、

まず今あまりにも低い不当な評価を受けているオナニーの価値を高めるのが最優先であり、

簡単な話、オナニーの尊さを世間が再認識して、オナニーの価値を高める事が出来れば、

テレビや雑誌などのメディア、勿論ブログでも、誰でも堂々と「オナニー」と叫べる時代が来るんじゃないかと。




そうなれば、やがて朝のニュース番組『とくダネ』で小倉さんが開口一番、

「いやぁぁ笠井君!昨日のオナニーは最高でしたよ!」

と、あの強い眼光で真面目に話されてる姿を見る事だって近い将来充分あり得るし、



お固いNHKで、

「明日から大型連休が始まるということで、全国各地でオナニーラッシュが予想され、深刻なティッシュ不足が懸念されます。」

というニュースが流れるのも決して夢ではなく、




英語の教科書に、

[問1.「Mary play masturbation, yesterday」を訳しなさい。]

という問題が出てくるなんてことも時間の問題だと思います。






そして今日の僕は冴え渡っているのか、夢中でブログを書き進めている内に更に気付いたんです。






今こうしてオナニーの価値を懸念する前に、







今すぐこのブログを書く手を止めるのが最優先であるということに。









とりあえず、





このブログを書いた事によって底辺まで下がるであろう、





自分自身の価値を高めることが急務になりそうです。














=live information=


10月末、渋谷7th floorにて東京の大切な友達でもありイベンターのハータン主催「音キッチン vol.5」でのakira kosemuraさん、no.9のjoeさんとの共演、

その翌日、ハマの兄貴ことサマさんのお店横浜Grassrootsにてゆるい雰囲気の中での2セットライブ、


先週末、京都磔磔にて10代の頃から憧れ続けてきたthe band apartとの悲願の共演、

翌日、千葉の中滝アートヴィレッジという森の中での最高に素敵なフェス、

その翌日、京都メトロでの日本を代表するポストロックバンドLITEのイベント「parabolica jam」、


そしてシングルのレコーディングと、

バタバタしながらも幸せな日々を送らせてもらってました。

遊びに来てくれた皆さん、ありがとうございました。



そんなライブ三昧な日々も今年は残すところ後3本。

12月17日のは初ワンマンまで全力で楽しんでいきたいと思ってるので、良かったらぜひ遊びに来て下さい!






2011.11.20(日)@京都 丸太町Club METRO

【pasteur “5/0wΣave”release tour 〜psycholeptic shel.ta〜】

[LIVE]pasteur / LOW-PASS / ときめき☆ジャンボジャンボ / LAGITAGIDA / lattice / jizue

open17:00 / start 17:30

前売¥2,000 / 当日¥2,500

前売はチケットぴあ (0570-02-9999/0570-02-9966、Pコード:149-257) 、

ローソンチケット (ローソンLoppi、Lコード:56326)、e+ (http://eplus.jp/)

※前売発売場所:ぴあカウンター、セブンイレブンサークルKサンクス、ローソン、e+






2011.11.27(日)@神戸 三宮 太陽と虎

【TRADITION DIES SLOWLY vol.19〜K.R.S 8周年】

[Live]NOTIIBELIKESOMEONE / BURNING SIGN / RE-BUILD / DANYTIME / MASTERPEACE / ATEOTO

/ theorem / RUNNER / jizue

OPEN / START 16:00

ADV 2000yen






2011.12.17(土)@京都 三条 Cafe independants

jizue new single「Chaser」release oneman live】

Live :jizue 2ステージ制

open 19:00 / start 19:30

adv:2,000yen / door:2,500yen



チケットのご予約はこちらから

http://www.budmusic.org/schedule/712.html


info :

jizue web

jizue.com

bud music web

www.budmusic.org


cafe independants

京都市中京区三条御幸町 1928ビル地階

075-255-4312

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晴れた日の午後

晴れた日の午後。


玄関のドアを開けて外に出ると、冷たい風が僕の体を突き刺した。


もう10月も半ば。当然といえば当然だ。



寒さをしのぐ為にシャツの襟を立て、自転車にまたがり颯爽と走り出す僕。


信号待ちしている途中、ipodを触りながら気分に合う曲を選ぼうとしたが止めた。


冷たい風が木々を揺らし、葉と葉の擦れる音が生む心地よいリズムに秋の訪れを感じたからだ。



信号が青に変わるのと同時に僕はipodの電源を切ってイヤホンを外し、今日の選曲をDJアース、つまり地球に託す事にした。


秋の風を体全身で感じながら、自然が奏でるオーケストラに耳を傾ける。


ビバルディ作曲の『四季』すら霞んでしまう、言うならば地球作曲の『四季』だ。



途中コンビニに寄り、少し遅い昼食を買い込むついでに雑誌コーナーにも軽く目を通す。


この混沌とした時代を生き抜く為、雑誌での情報収集は怠る事の出来ない日課の一つだ。


綺麗なお姉さんがファッション雑誌を立ち読みする横で一冊の本を手に取る僕。


無論、


少年ジャンプだ。



ある程度のチェックが終わった後、店を出て再び走り出すこと10分。


駅に着いた頃には少し額に汗が滲んでいたが、切符を買い改札を抜け、ホームで電車を待っている頃には汗はすっかり止まっていた。



時刻表通りにやってきた電車に乗り込む僕。


車内は子供連れの家族や若いカップル、化粧をするギャルや読書にふけるサラリーマンなどで既に満席状態。


扉が閉まると同時に外の音は聞こえなくなり、DJアースのプレイも終了。


再びipodのイヤホンを耳に入れた僕は閉まった扉にもたれ外を眺めた。



窓に流れる見慣れた景色もすっかり秋の色に染まり、ipodから流れ出したビル・エヴァンスのピアノがより一層秋の景色に彩りを添える。


「DJ山田の選曲も悪くないな。ふふっ。」


そんな事を一人で考えてるのが可笑しくなった僕は、ついニヤケてしまい顔を下に向けた。




その時、




ふと思った。






いつからだろう。








社会の窓が全開だったのはと。









=live information=


昨日のzettai-mu@世界WORLD、遊びに来てくれた皆さんのおかげで楽しい夜になりました!

jizueのライブが終わってからは、KURANAKA 1945さん、tha blue harbのO.N.Oさん、DJ Krushさんと世界的に活躍されてる方々の怒濤のリレー。

グッドミュージックがとどまる事を知らない最高の環境は、必然的に多くのテキーラを消費する形になりましたが、友達もたくさん遊びに来てくれて嬉しかったです。ありがとうございます!



そして、もう数本追加されるかもしれないですが現在決定しているjizueの今後のライブはこちら!

12月17日のワンマンまで最高のライブが続々決まってます。

これを読んで下さってる方とどこかで乾杯出来たら嬉しいです。ぜひぜひ遊びに来て下さい!




2011.10.30(日) @渋谷 7thFloor

【音キッチン vol.5】

[LIVE]akira kosemura / jizue
[DJ]no.9
[VJ]Shin Kikuchi

open18:15 / start 19:00
adv¥2,500/door¥2,800

ご予約・お問い合わせ:hinemospicnic@gmail.com






2011.10.31(月)@横浜GrassRoots

[LIVE]jizue

OPEN19:00/START21:00 
FEE \2000








2011.11.3(木・祝)@大阪市立大学キャンパス 杉本キャンパス旧教養地区 大音楽練習場

大阪市立大学大学祭『銀杏祭』MONTOBA'11】

[LIVE]THE UNQUE STAR / Co shu Nie / Ain Figremin / jizue
[charge] 無料






2011.11.11(金)@京都 磔磔

the band apart  SMOOTH LIKE BUTTER TOUR Autumn 2011】

[LIVE]the band apart / jizue

open 18:00/start 18:45
※ticket sold out!!






2011.11.12(土)〜 13(日)@千葉外房 中滝アートヴィレッジ
jizue出演12日

【Forest Jam Grande 】
http://www.forestjam.net/

[LIVE]The Sunpaulo / DEEP COVER / Majestic Circus / 佐藤 タイジ / 光風&GREENMASSIVE / Naoito / B:RIDGE style / Leyona&沼澤尚 / L.E.D. / ラビラビ / Lo-Fi / ズクナシ / Kazz / HaLe BaLe / マチルダマーチ / KINGDOM☆AFROCKS / Keison / 東田トモヒロ / 青谷明日香 / Night Jungle / jizue
[DJ]DJ Yoshizawa Dynamite.jp / DJ CHINTAM / 関口紘嗣 / 川西卓
[Lighting]liquidbloom
[映画上映]「180°SOUTH」


GREEN COURT STAGE
12日:開演 12:00/終演 21:00
13日:開演 12:30/終演 17:30
Jam Stage
12日:開演 13:00/終演 22:00
13日:開演 11:30/終演 16:30
Yoga Stage
12日:開演 13:00/終演 20:00
13日:開演 11:30/終演 16:30
Night Jungle
12日:開演 21:00/終演 13日 5:00






2011.11.13(日)@京都 Club METRO

【Parabolica Jam’11 in Kyoto】

[LIVE]The Redneck Manifesto(from IRELAND)/LITE/deepse drive machine/middle9/jizue and more…

OPEN 16:00 / START 16:30
ADV \2,500 / DOOR \3,000







2011.11.20(日)@京都 Club METRO

【pasteur “5/0wΣave”release tour 〜psycholeptic shel.ta〜】

[LIVE]pasteur / LOW-PASS / ときめき☆ジャンボジャンボ / LAGITAGIDA / lattice / jizue






2011.12.17(土)@京都 Cafe independants

jizueワンマン】

[LIVE]jizue

AIR JAM 2011

9月18日早朝4時、jizueの機材車を置かせてもらっている片木家の前に、堂々たるブサイクな寝起き顔を引っさげたjizueの面々が集まりました。


まだ外は暗く、道路には新聞配達のバイクの音が響き渡る中、それぞれの荷物を車に積んで乗り込むと、後部座席に片木氏似のスッピン女性が座っていて、僕は不審に思いながらも車を出したんですが、しばらく走っていると突然その女性が口を開きました。


片木氏似女性「あっごめん、コンビニ寄ってくれへん?」


その声はどこか懐かしい聞き覚えのある声で、勘の鋭い僕はまさかと思い、


僕「…え? き…、きえちゃん?」


井上氏「えっ……?」


助手席の井上氏と僕が後ろを振り向くと、後部座席で化粧を済ませポーチを片付けている片木氏の姿が。


片木氏「え?わたしわたし。もー、誰やと思ってたんよ。」


車内「あはははは。」


そんなjizue恒例の茶番を全員がそつなく事務的にこなした後、片木氏の要望に応え、僕の行きつけで一流コンビニとしても名高い『セブンイレブン』にみんなを招待することに。


各自がトイレを済ましたり朝食を買ったりする中で、ドライバーの僕はレッドブルを飲んで気合いを入れ改めて出発。


途中、自宅で待機していた粉川氏を迎えに行くと、家から出てきた彼は既に寝不足な顔で、ワクワクしすぎたら一睡も出来なくなるという持病の【ワクワク病】を発症している様子でした。



ただ、それもそのはず。



何故わざわざ早朝4時という、人が生活するのに適していない未知の時間帯に集まり、コンビニでレッドブルを飲んでまでして気合いを入れる必要があったか。

そして粉川氏のワクワク病が発症してしまったのか。


その答えは助手席の井上君が設定したナビの目的地にありました。


ナビは声高らかに読み上げました。


ナビ「目的地は、横浜スタジアム。到着予想時刻は、10時、です。」



そうです。


AIR JAM 2011に行く為です。



11年前、人気絶頂のさなか解散してしまったハイスタことハイスタンダードが、1日限りの復活ライブを行うハイスタ主催のフェスAIR JAM


今年4月に発表されたAIR JAM 2011の開催、そしてハイスタ復活のニュースは、青春時代ハイスタを聴いて育った僕と同じ年頃の人達、いわゆる「AIR JAM世代」の心を鷲掴みにしたと思います。


そんな中で奇跡的にメンバー分のチケットがとれたjizue一同。


横浜に向かう車内はハイスタやBRAHMANなどAIR JAM 2011出演バンドの曲がかかり、途中で休憩を挟みながらjizueの十八番『二時間ごとに運転を変わる』で鮮やかなドライバーリレーを魅せ走ること6時間、

既にAIR JAMに行く人や、完売したチケットを求める人で溢れかえる横浜スタジアムに辿り着いたのは11時頃。


スタジアムの入り口でチケットをリストバンドに交換して中に入ると、既に始まっているライブ、それに呼応した3万人の大歓声が僕の目と耳に飛び込んできました。




この日の出演アーティストは出演順に以下の通り。


磯部正文BAND(ex. Husking Bee

10-feet

pay money to my pain(ex.Gundog)

Scafull King

◎fact

◎Murphys Law

◎KGDR(K DUB SHINE,Zeebra,DJ OASIS

LOW IQ 01 & MASTER LOW (ex.super stupid

◎TURTLE ISLAND

WAGDUG FUTURISTIC UNITY (ex.MAD CAPSULE MARCKETS)

the HIATUS (ex.Ellegarden)

ME FIRST AND THE GIMME GIMMES (from NOFX, Lagwagon

マキシマム ザ ホルモン

BRAHMAN

Hi-STANDARD




こうして見てみると、そうそうたるメンツなのは確かだと思うんですが、正直この中で僕が知っているバンドは数えるほどでした。


というのも、11年前聴いていたバンドの多くがハイスタ同様、既に解散してしまっていて今はソロ名義や別バンドを組んで活動されてる方がほとんど。


今回の出演アーティストの中で11年前から一度の解散もなく続けられてる日本のバンドは、おそらくマキシマム ザ ホルモンBRAHMANだけだったと思います。



勿論『続ける』というのは『始める』ことよりも『辞める』ことよりも遥かに難しいと思うし、こうして解散したりしてしまうのは仕方ない事かもしれないのかなと、AIR JAMという最高の1日を楽しく過ごしながらも、一ファンとしてどこか少し寂しく感じていました。



そんな中、すっかり暗くなってきてスタジアムのナイターがつきだした頃、ハイスタの前となる時間に登場したBRAHMAN


鳥肌が止まりませんでした。


勿論当時から何一つ色褪せない音楽とステージに感動したというのもあるんですが、

それ以上に、こうしてBRAHMANのように信念を持って『続ける』という事がどれだけ大変で、どれだけ尊いかということを11年という時間を通して教わった気がします。

この11年間休まず走り続けてきたバンドにしか出せない説得力がそこにはありました。



そんなBRAHMANのライブが終わり、いよいよラストのハイスタが登場。



ライブ前から沸き起こる歓声と熱気、

一曲目、ハイスタの代表曲「stay gold」のイントロが鳴った瞬間会場が一気に一つになり、

大声で手を上げて一緒に歌ってる人もいれば、泣いてる人や、満面の笑顔の人もいて、

ライブが終わっても鳴りやまない歓声の中、BGMとして流れる「Mosh under the rainbow」で、会場中が輪になって踊る。


そこには終始『幸せ』が満ち溢れていて、その光景一つ一つは僕が11年前から想像し憧れ続けてきたモノそのものでした。

たぶん、それはあの場にいた誰もが感じていた事なんじゃないかと思います。





そしてAIR JAM 2011終了後、jizueのみんなはライブ中別々のブロックで行動していた為、スタジアムの外で待ち合わせしていたんですが、突然僕の前に見知らぬ女性が近づいて来て声を掛けられました。


女性「楽しかったー。ブラフマン号泣したわ。」

僕「はぁ…。」

女性「ハイスタもヤバかったなー。」

僕「そ、そうですね。」


どうやらその女性はライブ中最前列で汗だくになって暴れていたらしく、化粧もとれてスッピン状態で髪の毛もボロボロ。

しかもしばらく話をしていると、その女性の泊まるホテルが僕らと偶然同じホテルだったらしく、jizueの機材車で一緒に行く事になりました。


ホテルにチェックイン後、これはせっかくの縁だということで近くの中華料理屋で一緒にご飯まで食べ、AIR JAM話に華を咲かせたりと、最終的にはすっかり意気投合しちゃいました。


翌日チェックアウトの時にはその女性と会う事が出来ずそれっきりで、結局一体何者だったのか分からずじまいだったんですが、




そういえば、




あのスッピン女性、





どこか片木氏に似てました。












=Live Information=


昨日のVoxHallでのライブ、遊びに来てくれた皆さんありがとうございました。

sgt.の2ndAlbum「BIRTHDAY」レコ発ツアー京都編に出演させてもらったんですが、ライブから打ち上げまで、sgt.以外にも色んな人と喋れて最高の1日となりました。


(打ち上げ@龍門)


そして最高の1日といえば、先週のneutral nation 2011。

jizueの出番は11時半だったにも関わらず、たくさんの方が朝早くから遊びに来てくださり、おかげさまでCDも完売し、jizueのTシャツを買って着てくれている人も多く見掛けて、ただただ嬉しかったです。

あの場にいた皆さん、関係者の皆さん、本当にありがとうございました!

感謝!!



(リハーサル)



(ライブ終了後、遊びに来てくれた兄家族と)










10月のライブは以下の通りです!



2011.10.07(金)@京都 Club WORLD

【ZETTAI-MU MOUNTHLY GROUNDATION in KYOTO】

Cast::

DJ KRUSH/O.N.O (THA BLUE HERB)/KURANAKA 1945 (Zettai-Mu)/Light-one/DJ GAJIROH/jizue

VISUAL&LIGHTING ::

ekran+friends

OPEN/START 22:00
DOOR/ADV ¥3,500 /¥3,000








2011.10.03(月)@京都 cafe independants


【JAM vol,4 〜Wa〜】


OPEN/START 19:00

Charge \1000(with 1drink★)


毎回大盛況をいただいております涙あり笑いあり何でもありの素敵な秋祭りが、
さらにパワーアップ!しかも今回はチャリティーでさせていただきます!
皆さんから集まったお金はもちろん、被災地まで持って行きます!!!!!
(万が一無理でも)全額思いっっきり寄付します!
さて、今回のテーマは「Wa」。
輪、環、羽、和、我、話、漢字に直すと色んな意味が…そんな願いをこめて!!

■DJ
フチガミカン、feros、田田田田 a.k.a 依田SIM
Dj料理長&店長(アンデパンダン)、ko-ji & DJメガネ

■LIVE
lainy J Grooveマイマイズ、jizue

■FOOD
さらさ、羊飼(みつまさ、さちこ、けいすけ)、CAFE INDEPENDANTS

■PHOTO
feros、NAOSHI(さらさ花遊小路)、畑中真

■FLEA MARKET
Harukukin,Tanimo

■GAME
マリオカート(たぶん)









2011.10.30(日) @渋谷 7th FLOOR

【音キッチン vol.5】


【Live】Akira Kosemura/jizue

【DJ】no.9

【VJ】Shin Kikuchi

open18:15 / start 19:00
adv.¥2,500(+1d別) / door.¥2,800(+1d別)






2011.10.31(月) @横浜 GrassRoots







そしてそして、既にtwitterの方では発表してるんですが、12月17日にjizue初のワンマンが決定しました!詳細決まり次第またホームページやブログでもアップさせてもらいます!