中山幸雄デジタルノート

中山幸雄デジタルノート



2017-02-21

ベニヤ板でこしらえた社会




きょうのスクラップブックから。

朝日新聞2017年2月21日朝刊。


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「オピニオン&フォーラム」の読書投稿。

埼玉県34歳主婦・村田優さん。


   保育園に落ちた。

   もうすぐ2歳になる娘を抱えて就活し、

   やっとの思いで内定をもらい、

   4月から働く予定だった。

   辞退するしかない。


     (中略)


   時給500円でもいい。

   娘を背負って働くことが許されるなら。

   騒がしく動き回る子供が傍らにいても許されるなら。

   仕事の合間に授乳とオムツ替えを許されるなら。


     (中略)


   時給500円x1日3時間x週3回で、

   月1万8千円の収入になる。

   それだけあれば家計は助かる。

   あるのとないのでは全然違う。


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保育と介護をすべて自己責任にしたら

核家族はもたない。

人生の最初と最後を支援せずに

働き盛りの時間、能力だけを奪い、頼る社会はうすっぺらい。

ベニヤ板でこしらえた、画だけはりっぱなセットに囲まれて

暮らしているような気になってくる。

2017-02-20

朝に夜に大王弁当二連打!




土曜日の小宴で同居人が作った常備菜

冷蔵庫にあります。

これはもう大王弁当持参しかないでしょ。

朝はスピード第一なのでパッパッパッと詰めるだけ。


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のりおかかごはん。南高梅牡蠣時雨煮。青豆昆布

菜の花お浸し。ブロッコリー。割り干し大根アサリ煮。

かつお生姜煮。切り落としロースハム(粒辛子添え)。じゃこ天。


4階社員食堂で味噌汁(絹さや、油揚げ/40円)、冷や奴(50円)、

つぼ漬け、濃いめ緑茶を取って本日の90円ランチ完成!

(材料費のことは全然頭に入っていませんね)


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同居人の夜食小弁当は少々趣向を変えて、

黒胡麻ごはん。プレーンプチオムレツ。スナップエンドウ

サツマイモゴルゴンゾーラ。かつお生姜煮。菜の花お浸し。

割り干し大根アサリ煮。厚揚げ煮。切り落としロースハム(粒辛子添え)。

デザートにとちおとめ

2017-02-19

近所のS酒屋廃業決定に大ショック




前夜のごはん会で八面六臂の活躍の同居人に

自分でできることで感謝を表現しようと

翌日の後片付け、賄いメシを担当(ま、当然ですね)。


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黒胡麻ごはん。蜆の味噌汁

アジ開き(石川)、サヨリの一夜干し。

菜の花おひたし。割干し大根アサリ煮(以上2品は同居人謹製常備菜)。

とちおとめ


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僕もバゲットとカレールーで賄いメシを済ませ、

台所掃除、冷蔵庫の中身整理、宴会部屋掃除。

その後は買い物を兼ねて、プチウォーキング

K図書館で週末の新聞を読む。

もちろん目玉は、毎日日曜版「今週の本棚」。


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2017年2月19日毎日新聞「今週の本棚」より)


また、桜の国で

また、桜の国で


近所で一番贔屓にしている

S酒屋のご主人Kちゃんと立ち話していたら、

今春で廃業するとのこと。

大大大ショック!

アメリカの新大統領が決まったとき以上のショックだ。


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酒もタバコもどこでも売れるようになり、

スーパーとの価格差には個人店ではとても太刀打ちできない。

昨年だったか一昨年だったか放火事件があって、

小火で済んだものの、一ヶ月以上業務用冷蔵庫が故障。

その間に離れた常連客は二度と戻ってこなかった。

てっきり後を継ぐと思っていた働き者の息子さんは

50にして就職活動開始。

年齢のハンディは大きいようだ。


近所の、勤勉な個人店が生き残れない時代。

効率性最優先の経済の元、

僕たちはずいぶん貧しい時代を細々と生きている。

価格だけに判断や行動を左右されがちな

僕たち顧客の意識にも原因があるな。


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2017-02-18

賄いカレーで小宴準備




立春が過ぎ、関東地方春一番も吹いたので

「なんとなく春近しごはん会(仮称)」を開くことになった。

賄いメシ担当の僕と違って

同居人の料理は本格的かつ独創的である。

実に旨い。


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近所に暮らす副会長を招くごはん会を週末催すときは、

僕は買い出し兼食卓準備係を務める。

(プラス翌日の片付け係兼務)

もちろんその合間にMの湯コインランドリー

一週間分の洗濯もする。

客人が訪れない週末より突然気ぜわしくなるが、

その分、時間配分に緊張感も生まれる。


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昼は同居人、僕と別々のメニューで賄いメシ。

これは僕が担当。

同居人に食べさせた後は、

前日作っておいたポーク野菜カレー(らっきょう、福神漬け添え)

(我が家は定番野菜の他にセロリを使う。ごはんは青豆ごはん)、

デザートのとちおとめで僕の賄いメシ。

こんなときカレーは一皿で肉も野菜も取れて便利ですね。

18時開宴まで結構フル回転になる。


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(七輪の炭火で暖を取りながら、あれこれ焼くのも愉しみ)

2017-02-17

神保町で至福のプレミアム・フライディ




政府に介入されるまでもなく、

午後2時間の時間休を取ってプレミアム・フライディ。

だいたい、こんなことまで

行政に指図されたくないよ、一国民としては。

まったく。


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昨年末、松坂屋商品券を金券ショップで換金した

通称M資金10,000円を懐に神保町古本屋街を散策。

詳細な地図を入手したので、

普段行かない領域を攻めようと

岩波ホールから反対側に向かい、一軒一軒、覗いてみる。


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欲しいなぁ、と思う単行本も見つかったが、

いずれも全5巻、全25巻と大部。

お買い得で予算にははまるが、

あいにく我が家の書斎には既に余剰空間はない。

「これ以上、重いもの(=本)を増やしたら天井が抜けるよ」

と改築してくれたF棟梁に釘を刺されている。


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バーゲンセールのコーナーを見る。

アマゾンでは1円の出品も数多いが、

通常257円の送料がかかり、最低価格は258円。

古書サイト「日本の古本屋」では平均300円の送料がかかるから、

あまりに安いバーゲン本は当然のことながら出てこない。


でも、実際に神保町を歩いてみると

そうした棚にも「あ、読んでみたいな」

図書館で借りずに買っておこう」という

自分にとっての掘り出し物が見つかる。


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この日は澤口書店で3冊、三茶書房で1冊買って、

4冊小計1,000円也。

澤口で500円以上買うと、

2Fの飲み物コーナーで使えるコイン、

もしくはコイン引換券をくれる。


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(本日の収穫4冊)


最初の2冊で600円支払ったから、コインを一枚もらう。

自販機のドトールコーヒー100円が無料。

ここの2Fは簡易版ブックカフェで、

いま買った本を拾い読みするのにちょうどいい。


そんなこんなでかれこれ3時間。

僕にとって至福のプレミアム・フライディなのだ。

2017-02-16

コミュニティーがクリーンに戻った幻想




きょうのスクラップブックから。

朝日新聞2017年2月16日朝刊。


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相模原市障害者施設で入所者19人が殺害された事件を受け、

15日の参院国民生活・経済調査会で共生社会のあり方を議論

参考人として出席した熊谷晋一郎准教授

(自身も脳性まひのため車いすで生活)の言葉を

同紙面から引用する。


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   陰惨な事件が起きると犯人捜しをして排除し、

   自分たちのコミュニティー

   クリーンに戻った幻想を抱こうとするが、

   全く問題解決にならない。


   中間層の没落で多くの国民が不安を感じ、

   より弱い人を排除するなど、

   小さないす取りゲームに向かう構造がある。


   『私たち(引用者注文脈上、障害者を指すと思われる)は

   生きていていいのか』と不安にさいなまれる人は多い。

   政治には『生きていていいんだ。

   そこはみんなで合意が取れている』

   と党派を超えて一丸となって発信して欲しい。


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2017-02-15

日本社会の無自覚な暴力




きょうのスクラップブックから。

朝日朝刊文化・文芸欄「沖縄から見えるもの(下)。


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上間(うえま)陽子さん(琉球大教授)が

沖縄の風俗業界で働く女性へのインタビューに基づき執筆した

著書『裸足で逃げるー沖縄の夜の街の少女たち』を取り上げた。



   与えられた境遇を

   黙って引き受けていればいいが、

   拒絶した瞬間に攻撃される。

   癒やしているうちだけ可愛がられる。

   上間さんは

   「沖縄は言ってみれば、

   日本社会における女性のポジションに置かれている」。

   いつまでも一人前ではない他者扱いだ、と。

   見たい沖縄だけを見る。

   その視線の中に

   日本社会の無自覚な暴力が含まれている。


記事執筆は盖彌甬者。


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神保町にて撮影:2017年2月17日)