封切り二日目。 席数201の【SCREEN2】の入りは七割ほど。 撮られる側から撮る側への転身は、過去からも耳目にするところ。 至近の例では『安珠』だろうか。2023年に「CHANEL NEXUS HALL」で個展も開催されている。 が、やはり慣れ親しんだ人物を被写体にするケースが多く、『リー・ミラー』ように「報道写真」、それも「戦場」をフィールドに選択した例は少ないのでは。 とは言え、主人公が何故そこまで執心したのかは詳らかにはされず、かなりもやっとした思いがわだかまる。 今よりも更に女性に対しての差別が甚だしい時代。彼女の従軍は「D-デイ」には間に合わない。 その間に『キャパ』は最前線で〔…