Aldous Leonard Huxley イギリスの作家。後にアメリカに移住。 1894年7月26日、生まれ。1963年11月22日、死去。 ディストピア小説「素晴らしい新世界」で知られる。 彼は著名な科学者を多数輩出したハクスリー家の一員であった。祖父のトーマス・ハクスリーはダーウィンの進化論を支持した有名な生物学者、父は文人、兄のジュリアン・ハクスリーもまた進化論で有名な生物学者で評論家。
昨日の記事に引き続き、全体主義について、Eden Mediaさんの動画を掲載させていただきます。 youtu.be Runners-81☆戦争しない国 ワクチンを強制しない国日本 (@sunlight9501) さんのツイッターも掲載させていただきます。 ☆これがアメリカ人の本音です。☆究極の人種差別(人間家畜論) pic.twitter.com/uJS1bXix28 — Runners-81☆戦争しない国 ワクチンを強制しない国日本 (@sunlight9501) August 7, 2016 この世の中の真実を知って、怒りをぶつけるのではなく、冷静に理解し、賢く生きてゆきたいですね。
Zoom読書会 2021.09.18【テキスト】『すばらしい新世界〔新訳版〕』 オルダス・ハクスリー、大森望訳 (ハヤカワepi文庫) 【参加者】7名 <推薦者の理由(参加者G)>単純に「好き」だから推薦した。ディストピアを描いた作品は、世界について考えさせてくれる。また、暗示や教育について、皆さんの意見が聞きたかったというのも理由。 <参加者A>◆名前だけは聞いたことはあったが読む切っ掛けがなかったので、紹介していただいてよかった。◆なかなか興味深く面白かった。1932年に発表された作品だが、私が高校時代に読んでいたSFのようであり、また、その頃のSFと比べても遜色がない。今の時代でも読める…
<文字落語 まいど バカバカしいお話を一席 お伺いしておきますが> ってわけでございましてね、今回はオスのセミの話でご機嫌を伺っておりますです。 いえ、決してオリンピックの話ではございませんで、セミの話です。オスのね、セミ。オスゼミ。名前をオルフェって言いましてね、ちょっと外国の名前っぽいんですが、普通に日本のセミです。 このオルフェは結婚しておりまして、はい、ちゃんとメスのセミと結ばれておるんです。 このメスゼミっていうのがですね、ウリディスって言いましてね、なかなか、みんなの憧れってやつでして、競争倍率高かったんですよ。厳正な予選大会から勝ち残ってまいりまして、選ばれませんと候補になれませ…
評価 ☆☆☆☆☆(最高評価は☆5つ) ※以下は本作のネタバレを含むので、注意してください。
人間というものは、 歴史の教訓から多くを学ばない。 それが歴史の最大の教訓だろう。 byオルダス・ハクスリー(作家) // 作家であるオルダス・ハクスリー氏の名言です。 歴史から学べることは多いです。 しかし、歴史が好きでいろいろ本を読んだり、勉強してますと、歴史は本当に同じことの繰り返しだと気付くはずです。 私が好きな日本の歴史で言えば、戦国時代、各地の守護大名は形骸化し、その下についている武将が名を馳せ、下克上を起こして、大国を治め、各国との戦に発展していきます。 この時代ばかり読んでいますと、守護大名の心許ない感じがひしひしと伝わってきますよね。 そして室町幕府の将軍、戦国時代でよく登場…
★★★☆☆ あらすじ 嵐でインド洋上の島に漂着し、島人に助けられた主人公。独自の世界を築いている島の様子を見て回る。 感想 同じ著者のディストピア小説「すばらしい新世界」とほぼ同じような世界なのだが、こちらはユートピア小説となっている。 bookcites.hatenadiary.com 庶民が何も考えられなくなるように、フリーセックスやドラッグで享楽的に過ごさせていたのが「すばらしい新世界」だったが、こちらでも同様にフリーセックスやドラッグを与えながらも、それらを意義あるものにする教育を授けることで、人々それぞれが人間として豊かな人生を歩めるよう導いている。 「それはいつも忘れるからじゃない…
★★★★☆ あらすじ 人間が工場で生産され、決められた階級にふさわしいように教育されていく未来の世界。 感想 生まれる前から自らの階級や仕事が決まっている人生。孤独や不満は悪とされ、フリーセックスや薬物が奨励される世界。いわゆるディストピア小説なのだが、そういった小説にある暗さというものがほとんど感じられず、奇妙な明るさがある。不満や怒りや孤独を感じることもなく、何も考えず常に満たされた気分でいることが出来るので、一見ユートピアにすら見えなくもない。 しかしよく考えてみると、現在のネット社会は情報を浴びせて考える暇を与えず、常に誰かとつながることで孤独を感じさせず、同じ趣味嗜好の人とのみつなが…
すばらしい新世界 (光文社古典新訳文庫) 作者:オルダス・ハクスリー 光文社 Amazon ★★★ フォード紀元632年。世界では人間が工場で生産され、赤ん坊の頃から階級が固定していた。支配階級のバーナードは、生まれつきのコンプレックスから周囲とは浮いた行動をとっている。ある日、彼は野蛮人の居住区へ旅行し、文明人を両親に持ちながら野蛮人と暮らすジョンと出会うのだった。 「僕はいつも独りぼっちでした」とジョンは言った。 その言葉はバーナードの胸に悲しい共鳴を生んだ。いつも独りぼっち……。「僕もそうだよ」と思わず真情を吐露した。「ものすごく独りぼっちだ」(p.196) エヴゲーニイ・ザミャーチン『…
『宇宙戦争を告げるUFO』 知的生命体が地球人に発した警告 元航空自衛隊空将 佐藤守 講談社 2017/5/25 <すでに火星にはコロニーが> ・私が二冊の本を上梓したあと、サリバン氏との縁で、アメリカ・アダムズ山でのツアーで知的生命体との遭遇を経験した人たちにお会いしました。八王子に住むKさんご夫妻です。ご主人は音響関連会社の技師で、現地アダムズ山麓で知的生命体を目撃しました。そのとき次のページの写真を見せてくれたのですが、「これを見たら信じる以外にないでしょう」といいます。 ・このギリランド氏は、カリフォルニア州出身で、1952年生まれ。10代後半に海で臨死体験をしたのち、ヒーリング能力な…
「帶」~詩人・善盛さんの時代 現実の異端を書いた詩人の消息 トークと朗読 柴田望 in俊カフェ 2023年12月8日 本日はご多忙の中お集まり戴き、誠にありがとうございます。昭和二(一九二七)年の今日、十二月八日が詩人・古川善盛さんのお誕生日になります。大切な記念の日です。一九四八年の十二月八日が柴田の父の誕生日、一九四三年の十二月八日が六十年代のロックバンド、ドアーズのジム・モリソンの誕生日です。私は高校時代、ドアーズやルー・リードの影響で、「知覚の扉」、オルダス・ハクスリー、ウィリアム・ブレイクを読み、ディラン・トマス、ランボー、ビート・ジェネレーション、ケルアック、ギンズバーグを経由して…
こんにちは。冨樫純です。 倫理学に興味があり、それに関連する本を読んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 機械や薬で幸福になる? 仮に快楽をうまく定義できたとしても、二つ目の問題がある。たとえば、「快楽とは、望ましい意識状態のことである」としよう。 だが、われわれは、そのような快楽の追求を本当に幸福だと思っているだろうか。以下ではいくつかの思考実験を通して、この問いについて考えてみよう。 まず、有名な「経験機械」という思考実験がある。ロバート・ノージックという米国の哲学者が考案した事例だ。これは、脳に電極を差し込むことにより、あな…
意識をゆさぶる植物──アヘン・カフェイン・メスカリンの可能性 (亜紀書房翻訳ノンフィクション・シリーズⅣ) 作者:マイケル・ポーラン 亜紀書房 Amazon 精神の変容形態には種類がいくつかあり、地球上に存在するどんな文化でも、それを引き起こす植物やキノコをたいていはひと通りの種類、そうでもなくても一種類は地元で発見しているのが普通だ。……どうやら、普段の日常的な意識だけでは、われわれ人間は満足できないらしい。意識を変容させ、深め、ときには飛び越えようとし、それを可能にしてくれる自然界にあるあらゆる物質を識別してきたのだ。 本書『意識をゆさぶる植物――アヘン・カフェイン・メスカリンの可能性』は…
本日紹介された本 『さみしい夜にはペンを持て』古賀 史健『ギフテッド』山田宗樹『すばらしい新世界』オルダス ハクスリー 『人生ミスっても自殺しないで、旅』諸隈元『忘れられない日本人 民話を語る人たち』小野和子『解剖学者と殺人鬼』アレイナ・アーカート『不道徳教育講座』三島 由紀夫 『東京都同情塔』九段理恵『直木三十五伝』植村鞘音『東京タワー』江國香織『私とは何か:「私」から「分人」へ』平野啓一郎『めざせムショラン三つ星』黒柳桂子『薄っぺらいのに自信満々な人』榎本博明 『傷を愛せるか』宮地尚子『十字軍物語 第一巻 神がそれを望んでおられる』塩野七生『はちみつ色のユン』Jung『半藤一利と宮崎駿の腰…
SFの気恥ずかしさ 作者:トマス・M・ディッシュ 国書刊行会 Amazon 『歌の翼に』『いさましいちびのトースター』の奇才トマス・M・ディッシュのSF評論集、ついに登場! SFの限界と可能性を論じた名講演「SFの気恥ずかしさ」をはじめ、新世代SF作家を批判してジョージ・R・R・マーティンに反論された伝説的評論「レイバー・デイ・グループ」、書評家として燃やすべき本について舌鋒鋭く語った「聖ブラッドベリ祭」、ディック作品に対する愛にあふれる『偶然世界』序文、そしてエイリアンに誘拐された体験記の書評が奇想天外な展開を見せる「ヴィレッジ・エイリアン」など、技巧とユーモアに満ちた書評・エッセイを集成。…
ランキング参加中読書~時代を超え英米の空想科学小説とはひと味もふた味も違うユニークな傑作~迷宮1000 (創元推理文庫)作者:ヤン・ヴァイス東京創元社Amazon 1987年初版、2016年東京創元社復刊フェアで刊行された作品。 本屋でなんとなく気になって購入した本だったが、読んでみたら非常に面白かった。これだから本屋通いはやめられない。 ふと目が覚めた主人公は記憶を失い自分が誰かわからなくなっている。そこは1000階もある超巨大建築。ポケットの手帳には、謎の人物オヒスファー・ミューラーの正体をつきとめタマーラ姫失踪の謎を解く探偵役をつとめなくてはならないことが書かれていたのだ・・・。 骨格は…
・丸善京都本店、『人間はどこまで家畜か』刊行記念・熊代亨選書フェア ご好評いただいている『人間はどこまで家畜か』にまつわる本や問題意識が近い本を集めたフェアを、丸善京都本店さんで開催していただいています(ありがとうございます!)。そちらで紹介されている本については、京都丸善本店さんで実際に手に取ってみていただければと思います。 このブログでは、ぎりぎり選外になった本や、値段が高すぎたり難易度が高かったりして紹介をためらった本、諸事情から選外に漏れた本などをまとめて紹介したいと思います。 1.ちょっと重たいかもと思って紹介しなかった本 ヘンリック『文化がヒトを進化させた』 文化がヒトを進化させた…
The Smileのセカンド・アルバム『Wall Of Eyes』の4曲目「Under Our Pillows」(アンダー・アワ・ピローズ)の和訳と歌詞解説です。"under our pillows"(枕)の表現は「すばらしい新世界(Brave New World)」へのオマージュと見られる。 【歌詞】 Such delights wait under your pillowsSoft sung hymns from under your pillowsA slate wiped clean, a white loss of feelingIf you're ready and willing…
ここ最近SFの名作を色々と読んできて、時代ごとに扱うテーマに一定の傾向のようなものがあるなと思いました。Chat GPTに手伝ってもらってまとめたのが以下です。あくまで私が読んだ本がインプットになっているので網羅はできてませんが、自分が読んだ本の位置づけの確認や、次に読む本の参考になります。 19世紀後半 - 20世紀初頭: 早期SF - ジュール・ヴェルヌの「地底旅行」(1864)や「月世界旅行」(1865)は、未知の地域や未来の冒険を描いており、当時の科学的な進歩への興奮を反映している。 19世紀末: ウェルズの科学的想像力 - H・G・ウェルズの「タイムマシン」(1895)や「宇宙戦争」…
2024/02/12 Mon. 『くらしのアナキズム』(松村圭一郎、ミシマ社)を読み終わった。すごくおもしろい本だった。去年は本がめっきり読めなくなってしまって、月に一冊も読まない時があり、本好きというアイデンティティをなくしてしまったかとすごく焦ったし落ち込んだ(読書は冊数を稼げばいいというものではないけども)。ところが、今年に入ってから4冊も本を読み終えることができた。小難しい専門書ではなく、なるべく読みやすそうな本を選んでいるというのもあるけど、また活字を読んで楽しめるようになったことが本当に嬉しい。 2024/02/13 Tue. zoomで2回目のオンラインカウンセリングを受けた。ま…
注:二〇一二年四月四日に書いた記事に、新しい短編(NEWマーク付)を随時追加しています。そのたびに日付を更新します。 可能であれば、ありとあらゆる小説を読んでみたいのですが、人生は短く、読書にだけ時間を費やすわけにはいかないため、本を選ぶ行為がとても重要になってきます。 趣味の読書(文学)の場合、大抵の人は、何らかの基準に合わせて読む本を選択していることと思います。「仮面舞踏会」が出てくる小説ばかりを探している知人がいますが、そこまで極端でなくても、それぞれのなかに「ベストセラー」「恋愛小説」「フランス文学」「女流作家」を好むといった傾向が自然と生まれているのではないでしょうか。 ちなみに僕は…
以下の文章は、『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』(矢立肇、富野由悠季原作、福田己津央監督、サンライズ制作、2004年)、『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』(同、2024年)のネタバレを含みます。 1. はじめに『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』、『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』では、戦争が主題となっています。そこで、以下では、作中人物の一人であるデュランダルが戦争という社会現象について提起した二つの問いを検討します*1。 2. デュランダルの戦争原因論*2一つ目の問いは、作中において「なぜ戦争はこうまでなくならないのか」です。 戦争*3は、自然現象とは…
今までにタイトルで笑った本は3冊ある。1冊目「ミュージシャンはなぜ糟糠の妻を捨てるのか?」2冊目「水はなんにも知らないよ」(この本は「水は答えを知っている」という、トンデモ化学本に対する科学者からのアンサー本。図書館等で隣り合って置かれている光景が面白い)そして3冊目はこの「雑草で酔う」という本 もちろん内容も面白かった。令和版の「アマニタ・パンセリナ」を読んでいるようで何度も笑った。他人のトリップ体験というのは本当に面白い。 実は、この著者が雑草を吸うきっかけになった2ちゃんの「道端に生えている草を何でも吸ってみるヤシの集うスレ」は昔私も見てて、よもぎとか紅茶の葉とかキセルに詰めて吸っていた…
先日の記事で、”月までは38万キロのかなた、光や電波が届くのに3秒ほどかかります”と記していましたが、1.3秒です。すぐに気づき訂正しましたが、誤記しましてすみません。 一昨日、昨日の土・日曜日は、土曜日は夕刻からいつものクリニックへ。 お正月に美味しくて旨いものをいただいた割には、空腹時の血糖値が👍でした。 昨日は、日課の筋トレウォーキング以外は、週日、にらめっこする日経平均もお休みで、植木・メジロ・メダカの相手をしつつ、読書をしていました。 天空の花壇 チューリップの芽 いま読んでいる本は、理系以外の方々はあまりご縁がないかもしれない本です。 この世がどのような世界か、いつも思いながら生き…