「世の中どんどん悪くなる」というのは、ハンバート・ハンバートの歌詞で あるように思っていましたら、歌詞のほうは「日に日に世界が悪くなる」であり ました。明治の日本を舞台にしたドラマの主題歌でありますが、「世界が悪く なる」という歌詞のおかげで、今の時代の歌であるかと思ってしまいました。 その昔に、この先世の中は良くなると思うかと聞かれたら、けっこう多くの 人は、良くなると答えたように思いますが、この時代にはどうでありましょう。 このへんは磯崎憲一郎さんの最近の小説のテーマでありましょうが、 原武史さん、四方田さんなどにもそれをテーマとした本がありました。 潮目の予兆――日記2013・4-201…