こちらの本をさきほど読了しました。 年はとった。しかし、なんか違う気がする。 身体の衰え、お金の不安、変えられない生活習慣……理想と現実のギャップに戸惑う中年世代へ贈る、痛快オトナ考! 「ウェブ平凡」の大好評連載を書籍化。 中学生の頃に憧れていた、煙草の吸殻と酒の空き瓶とまずいコーヒーに囲まれ昼夜逆転生活をする不摂生な売れない小説家というやつに見事なりおおせたが、なってみると、単純に体調が悪くて日常生活がつらいのだ。(中略)『これ、別に、カッコよくねえな……』ということにやっと気が付いた。――本書「運動と大人」より 我々は本当に大人になれるのだろうか? わかるわかる!と思うポイントが多数ありま…
前回のブログを書いたあとも結局読んでないの。毎日明日から本気出すって思ってます(笑)。GWは読書できていたらいいな。 4kg痩せちゃったし、認めたくはないけれど、うつ状態なのかも。 買ってはいますよ。もうここは何買ったか購入報告と化してますが。 『毛布 あなたをくるんでくれるもの』安達茉莉子 これまで言葉と絵で「物語」を表現してきた作家、安達茉莉子の初エッセイ集。日々の出来事や感情を丁寧に瑞々しく掬い上げた文章と、心に明かりを灯すようなイラストレーションで確実にファンを増やし続けてきた彼女が満を持して送り出す本書はきっと多くの人に自分自身を真っ直ぐに見つめるきっかけを生み出す、毛布のようにあた…
www.youtube.com 覚醒するシスターフッド 作者:サラ・カリー,柚木麻子,ヘレン・オイェイェミ,藤野可織,文珍,大前粟生,こだま,キム・ソンジュン,桐野夏生,マーガレット・アトウッド 河出書房新社 Amazon あのこは貴族 (集英社文庫) 作者:山内マリコ 集英社 Amazon ババヤガの夜 作者:王谷晶 河出書房新社 Amazon
今日読んだのは、王谷晶『ババヤガの夜』です。 ''暴力を唯一の趣味とする女''という主人公のインパクトに、これ絶対面白いでしょ!、と衝動買いしました。 作者の王谷晶さんという方は、1981年生まれ、『完璧じゃない、あたしたち』など‘’ガールミーツガール’’系の話をよく書かれ、同性愛者でフェミニストということも公言されているそうです。 結婚というシステムについても、一家言持たれているようですね。 news.line.me そんな、作者が描く''血と暴力が繋ぐガールミーツガール''、これは気になりますね。 以下、あらすじと感想など。 あらすじ おすすめポイント 女であることの苦痛と闘争 野生動物の…
女同士の物語が23作品も入った短編集! 完璧じゃない、あたしたち 作者:王谷晶,さかぐちまや ポプラ社 Amazon 「女ともだち」と一緒でずっと読みたと思っていた作品! oljikotoushi.hatenablog.com あと「覚醒するシスターフッド」も気になる! 覚醒するシスターフッド 作者:サラ・カリー,柚木麻子,ヘレン・オイェイェミ,藤野可織,文珍,大前粟生,こだま,キム・ソンジュン,桐野夏生,マーガレット・アトウッド 河出書房新社 Amazon 読んでみて こんなにも女性たくさん出てきて女性が主人公の物語ばかり読んだことはあっただろうか。 思えば冒険物語は少年が主人公なことが多い…
田舎町の閉鎖感を書いた表題作と、貧困アルバイト警備員であるオタク女の生活を半私小説的に書いた「ベイビー、イッツ・お東京さま」を収録。 表題作は私の感性ではまったく理解できなかった。半私小説「ベイビー、イッツ・お東京さま」は、傑作「ババヤガの夜」のような、爆走する車に乗ったような怖さと興奮がある。自分自身を含めた人への敵意と歪な愛によって書きった中編だ。不器用な生きかたへの共感とは思いたくないが、痛々しさが滲む文体に心が震える。 君の六月は凍る 作者:王谷 晶 朝日新聞出版 Amazon
人権侵害・憲法違反の経済秘密保護法案は廃案に/田村委員長が会見 自民党裏金疑惑ばかりでなく、こうした問題もきちんと報じろとテレビ局には言いたい。 大阪 万博工事 可燃性ガス爆発/危険な会場 直ちに中止を 万博会場 どこでもガス発生/大阪市 たつみ氏らに可能性認める/“計画中止を”要請 問題(今回はガス爆発事故の危険性)ばかりが表面化する杜撰な万博は中止すべきでしょう。 赤旗始まりは安倍成長戦略/小林製薬「紅麹」 機能性表示食品/“腎障害が心配 毎日検査” 赤旗機能性表示食品の危険性/穀田議員 10年前に警告/SNS上で反響 小林製薬「紅麹」もアベノミクスの〝遺産〟か 規制緩和に議論波及 | 毎…
以下、日記です(12万字くらい) 京SFフェスにじフェス紅白と、祭り祭り祭りのひと月でした。 「紅白の日記はイラストなどがなけりゃ分かりにくいだろう」とクリップスタジオを立ち上げたものの3か月進捗ゼロなのであきらめてアップします。また事後UPゆえの後知恵もさしこみます。 それ除き興味ぶかかったのは1219に書いたこと(よいASMR動画は音がいい? 絵と音の連動がいい? 音さえ無くて良い;「貫通耳かき」&「耳内水溜まり」ASMR動画からみる人体の不思議)。パリパリ音を聞きながら食べるとポテチがおいしくなる('08)……じゃあ音が出ない食べ物については?('16)という「音響調味」の更なる成果/活…
遅刻しちゃった、月曜じゃん! 捨てたもの ○パンフレット2冊 パンフは今後は買わない!ってことにしたので、持ってる分を徐々に減らし中。だいたいマイナーな上映館の少ない作品のパンフが多いので、住んでる地域によっては手に入りにくいと思うし需要あるかなってものをちょくちょく売ってる。 ○壊れたイヤホン 気に入ってたんだけど充電できなくなっちゃって売っちゃった。それでも買ってくれる人がいるんだなあ。自分でいじるんだろうか。部品取りか。 気持ちが落ち着かず片付けできてない。来週からもっと頑張ろう。 買ったもの 片付けできてないのに買ってしまっていてよくない~!ちゃんと減らすんだよ!がんばれ! ○ノート …
齊藤彩『母という呪縛 娘という牢獄』、川上未映子『黄色い家』という全くジャンルの異なる2冊の本を短い期間に連続して読んだ。 異なる、と書いたが、共通点もある。 『母という~』はタイトル通り、母が娘を拘束して、そこから逃げ出せないような「監禁」状態で過ごした二十数年間が描かれ、『黄色い家』は、冒頭で主要登場人物が若い女性の「監禁」で捕まる話が出てくる。 それもあって、順番的にあとに読んだ『黄色い家』は、『母という~』に似たような展開の可能性も予感しながら読み進めた。 結果的には、似たところは全くない二冊だったが、それらを読む中で、ノンフィクション、エンタメ、(純)文学というジャンル毎に自分が何を…
お別れ ○キッチンの不用品が入ってたプラかご 入れてたものがなくなったから処分。 ○キッチンの片付けで出てきた食洗器用洗剤2つと食洗器の洗剤 食洗器が壊れて処分してそのまま買ってないし、生活がシンプルになってきて無いなら無いで…という感じになってきたのでもう取っておく必要を感じなくなった。 偶然姉の家と同じ洗剤だったようなのでまるごともらってもらうことに。よかった~。 ○灯油のポンプ 100均でついこの前買ったやつ。すぐ漏れちゃった。 ○姉が置いていった本1冊 断捨離界隈で人の物は捨てるなと言われているし、私も賛成なのだが、姉はもう家を出て16年くらい経っているのだ! ○漫画2冊ともらった同人…
文藝春秋社の文芸誌『文學界』にて吉川浩満さんとの共同連載がスタートします。吉川さんと共同開催している朝カル講座 と 哲学入門読書会 を原稿化したものです。 タイトルは「読むためのトゥルーイズム」、初回掲載号は2024年1月6日発売の2月号です。文學界(2024年2月号)(特集 没後100年、これからのカフカ 創作 島田雅彦「大転生時代」)文藝春秋Amazon Kindle版:ISBN:B0CQZHM5JJ 版元:https://books.bunshun.jp/list/mag/bungakukai note.com:https://note.com/bungakukai/n/na7a9228…
読書が計画通りに行きません。無念です。でももう、しょうがないかなと諦めてもいます。日本語日本文学専攻のわりに読むのが遅く、せいぜい週に二冊というところなので、あまり欲張って計画倒れが重なるのも切ないです。今年は一層、快適さ重視で読書を楽しみたいです。 2023 年はよい本を読めました。「なんだかなー」と思うような本は一冊しかありませんでした。運が良かったです。今後も運頼りにどんどん読みたい。 以下、印象に残った本の読書メモです。 🚋 金井真紀『日本に住んでる世界のひと』、岡真理『ガザに地下鉄が走る日』🚋 2024 年最初に見た映画は『イミテーション・ゲーム』(2014 モルテン・ティルドゥム)…
2023年上半期1月1. 橘公司『デート・ア・ライブ 十香デッドエンド』2. 三河ごーすと『友達の妹が俺にだけウザい』3. 橘公司『デート・ア・ライブ2 四糸乃パペット』4. 三河ごーすと『友達の妹が俺にだけウザい2』5. 橘公司『デート・ア・ライブ3 狂三キラー』6. 三河ごーすと『友達の妹が俺にだけウザい3』7. 橘公司『デート・ア・ライブ4 五河シスター』8. 三河ごーすと『友達の妹が俺にだけウザい4』9. 三河ごーすと『友達の妹が俺にだけウザい5』10. 三河ごーすと『友達の妹が俺にだけウザい6』11. 西条陽『わたし、二番目の彼女でいいから。5』12. 三河ごーすと『友達の妹が俺にだ…
2023年の活動報告です。 今年はBL入門の年だったように思う。よしながふみの『大奥』を読んで、角川ミュージアムの『はじめてのBL展』に行って、山岸涼子の『日出処の天子』を読んで、池袋ジュンク堂で溝口彰子さんと高島鈴さんのBL研究トークイベントを聞いて、そしてはじめての国際シンポジウムはなんと「タイBL」(GMMTVを中心としたYaoiドラマ)。その後に観た北野武の新作『首』もめちゃくちゃゲイ戦国もので、クィアなフィクションを求めていた一年でした。あ、あとこの12月から来年の2月にかけてNHKカルチャーのオンライン講座「映画で読み解くクィア」も受講しています。 自分の論文でも引用したけど、昨年…
世間は休日だが、僕は自宅作業の日。集中を欠きやすいからこそ余計な事はしないで仕事の山に向き合っていたいのだが、それでは疲れてしまう。 なので合間に、近所に買い物に出たり、缶詰のミカンと牛乳を寒天で固めたりして過ごした。牛乳寒天なんて久しぶりに作った。粉寒天さえあれば、たぶん肉じゃがよりも手間はかからない。昔はそうでもなかったが、数年前に四国で独り暮らしをしてからは、ゼラチンや寒天を使った甘いものを軽率に作るようになった。1人分のプリンも、思い立ったら作ってしまう。どういうきっかけがあったのか、全く記憶していないのが怖い。暇で、冷蔵庫には鶏卵が余っていたのだろうか。 ダイナミックフィギュア(上)…
119.井上雅彦=監修『ヴァケーション 異形コレクションLV』(光文社文庫)ヴァケーション 異形コレクションLV (光文社文庫 い 31-45)作者:井上雅彦,宇佐美まこと,空木春宵,王谷 晶,最東対地,澤村伊智,篠たまき,柴田勝家,斜線堂有紀,田中哲弥,津久井五月,新名 智,平山夢明,牧野 修,芦花公園光文社Amazon
雨。 夢。山形浩生、筒井康隆、自転車。わけがわからない。 昨晩は『トニカクカワイイ ~女子高編~』(全4話)という超下らないアニメを一気に観返していたのだが、これとパレスチナ紛争が自分の中で(苦しく)同居しているのをどう考えてよいかよくわからない。パレスチナ紛争は地理的に日本から遠いが、世界規模の即応メディアのせいでその遠さは(メディアを介在しながらも)近くもなっている。そして、下らないアニメは日本の「平和」の産物であり、その象徴にもなっている、ような気もする。そういったって、日本にも問題はいっぱいあって、例えば日本では年に二万人以上の自殺者が出るし、若い人の死因のいちばんは自殺であるが、この…
済東鉄腸サンの本に出て来た本の中の一冊。どういう文脈で出て来たのか、もうまったく忘れてます。が、読みました。 ババヤガの夜 (河出文庫) 作者:王谷晶 河出書房新社 Amazon 読んだのは単行本。2021年1月の二刷。装丁 山影麻奈 カバー・表紙装画 寺田克也 39字×15行で180ページの本ですが、「文藝」2020年秋季号に一括掲載との由。 単行本と文庫本は同じ表紙イラストですが、レイアウトを変えてあります。 分割して連載しなかったのは、ラストのどんでん返しの前に、SNSなどで「暴対法があるのに、こんなヤクザありえねー」など拡散されたらおえんと誰かが思ったのかもしれません。最後まで読んでも…
9月に行った展覧会まとめ 造幣博物館 おはなしに登場するお金―昔話から推理小説まで―阪急うめだ本店 アール・ヌーヴォー魅惑の煌めき ガレ・ドーム ガラスの世界展阪急うめだ本店 フランスのファッションとアンティークジュエリー~18世紀ロココから1950年代まで~阪神梅田本店 イセ川ヤスタカ個展「BUSTAR BULLET」大阪府立江之子島文化芸術創造センター 大阪府20世紀美術コレクション展「くりかえしとつみかさね」堺市博物館 無形文化遺産シリーズ展「アジアの伝統的織物―中国・韓国・日本を中心に―」堺市博物館 河口慧海 仏教探究の旅阪急うめだ本店 “JAPAN IS BEAUTIFUL” Art…