400キロほど離れた北の街に住む大学時代の友人と電話で話した。LINEでも繋がっているがテキストメッセージや絵文字の交換ではなく肉声で話したいこともある。やはりアイツの顔も浮かんで話は弾む。ネット社会・IOTの時代でも電話と言うひどく原始的なツールは安心感を与えてくれる。映像付きだと身構える事もあるだろう。 最近はどうだい?元気か?何やってる?毎日どう過ごしている? そんな一片の挨拶でも一言交わせばヤツの状況はよくわかる。学生時代の友人とはそんなものだ。 彼は銀行員だった。常として多くの支店を回りキャリアを積んでいた。学生時代の仲間で銀行に就職した友人は彼を入れて2名。親が高齢となった自分はこ…