訓読 >>> 1065八千桙(やちほこ)の 神の御代(みよ)より 百舟(ももふね)の 泊(は)つる泊(とま)りと 八島国(やしまくに) 百舟人(ももふなびと)の 定めてし 敏馬(みぬめ)の浦は 朝風(あさかぜ)に 浦波(うらなみ)騒(さわ)き 夕波に 玉藻(たまも)は来(き)寄る 白砂(しらまなご) 清き浜辺(はまへ)は 行き帰り 見れども飽(あ)かず うべしこそ 見る人ごとに 語り継ぎ 偲(しの)ひけらしき 百代(ももよ)経(へ)て 偲(しの)はえ行かむ 清き白浜 1066まそ鏡(かがみ)敏馬(みぬめ)の浦は百舟(ももふね)の過ぎて行くべき浜ならなくに 1067浜(はま)清み浦うるはしみ神代…