料理研究家、レストランクリエーター。VTR、料理雑誌、講演、書籍の執筆などで活躍。 生年月日:1957年2月8日 出身地:大阪府 血液型:O型 料理研究家の土井勝・土井信子夫妻の次男。
プロデュース:日本料理『櫟(あじいちい)』 ほか TV:テレビ朝日「週刊おかずのクッキング、NT21「いきいきワイド」 雑誌: テレビ朝日出版「土井善晴おかずのクッキング」、家庭画報『日本の美しいお正月』1998年1月、『土井善晴の野菜風土記』2001年2月〜連載、別冊TANTO表紙、その他多数
料理研究家・土井善晴の『一汁一菜でよいという提案』な日々 ただの気のいいおっちゃん、というだけではないところが好きです。適当に適当に、と言う人ほどその奥にあるものを知っているんですよね。料理も簡単にみせかけて、やっぱり丁寧に処理することが基本だから、土井さんのレシピはシンプルにおいしい。 この方の料理動画を見ていて印象に残っているのは、茄子を切るって簡単なことでもそれに真剣になってみると面白い、というようなことをおっしゃっていたこと。確かにそういうのってふと思い立ってやってみたらかなり気持ちがいいんです(体調いい時に限るけど)。まあ私が料理が嫌いじゃないということが前提なのかもしれませんけど、…
4月1日 エリザベート・バダンテール Élisabeth Badinter 著『ふたりのエミリー』Emilie, Emilie 1983 読了。 ヴォルテールの恋人でありニュートンの著作の仏訳を手掛けたシャトレ夫人と、ルソーの友人で教育論を著したデピネ夫人。多言語を操り、男の領分とされてきた科学研究に没頭する前者と、その当時常識外とされていた母親自身による育児を通して、ルソーの描く従属的な女性像に反発しつつ、男性に支配されない自立した女性像を目指す後者は対照的だが、現代の女性にとっては、どちらかではなく、どちらも実現する可能性が与えられている、という結論は、何冊か著者の本を読んだ者にとってまこ…
テレビの料理番組で「土井善晴のシュウマイ、お浸し」の作り方を見た。シュウマイの作り方ははもとより、私が感心したのは、その材料の扱い方、また手を濡らす、手を洗う、それら料理周辺の始末についてだ。 まず材料について、生姜の皮、にんじんの皮、そして玉ねぎの軸、ほうれん草の軸など、使い尽くしていく。丁寧に刻み、材料に混ぜ込んでいく。 一方、お浸しにかける鰹節はかける直前に乾煎りする。 材料を手で混ぜる前には、その都度、濡れ布巾で手を濡らす。 作業が変わる時には丁寧に手を洗う。 その丁寧さと始末の良さは、そのさりげなさ故に見ていて感動ものだ。 一気に土井善晴が好きになった。
先日『味つけはせんでええんです』(土井善晴・ミシマ社・2023)という本を読んだことについて書いたのですが、本書の主たる趣旨とはそれるものの、その本の中に忘れ物についての記述がありました(P72)。土井先生は玄関の鍵を閉めたあとやそれからしばらくして忘れ物に気がつくことが多く、はやめに出ているので時間は問題なく仕事も支障はないものの、見かねた周囲から玄関先にチェックリストを貼り出され(P72)たりしていたそうで。「なぜ出かける前に忘れ物に気が付かないのか?」という疑問が有ったものの、理由は深くは考えることをなさらなかったそうなのですが、ある日、対談用に読んでいた(光文社文庫版もある)岡潔という…
前に弁膜症の疑いがあったとき一時的にドクタから1日10gの減塩を念のため命じられて塩分なんて気にしていなかったので慌てていて、そのときは基本どうりに作れば塩分がどれくらいになるかについて記述してある土井善晴先生の本にかなり助けられ、以後土井先生の本に気が付いた範囲で目を通すようになっています。ここで お題「この前読んだ本」 を引っ張ると『味つけはせんでええんです』(土井善晴・ミシマ社・2023)という本を読んでいます。題名自体はけっこう挑発的ですが決してムチャな主張をしているわけではありません。 話はいつものように横にすっ飛びます。私は おいしいシウマイ崎陽軒 をそのまますんなり読めずに歌って…
料理研究家の土井善晴が勧めている「一汁一菜」についての話題です。 土井善晴さんいわく 和食の伝統的なスタイルは、みそ汁、漬物、ご飯でした。 この一汁一菜を日常の食事の基本と考えれば、家庭料理は何も難しいことはありません。 グルメブームやSNSの普及によって、年々立派で凝ったおかずが求められる傾向にもあります。 料理研究家の土井善晴さんいわく、そうした傾向は、“ハレ(特別の日)”と“ケ(日常)”の混同だといいいます。土井さんは多くの人が今、「ハレの価値観をケの食卓に持ち込んでいる」と指摘しています。 家庭料理は、家族の心のよりどころ。だからこそ持続可能で、食べると安心できる、「ふつうのおいしさ」…
タイトルはこのブログでも何度か紹介した「土井善晴の素材のレシピ」掲載のレシピ。調味料は酒、塩、胡椒だけ。あとは片栗粉、油、水と素材を使うだけで、旨味抜群の一皿に。うま味調味料を使っていないとはにわかに信じがたい旨味。これはもはや「善晴マジック」と言ってもよいのでは…? 鶏もも肉はそぎ切りしてからさらに細切りし、多めの塩(2%程度)と料理酒を加えてよく揉み込み、片栗粉をまぶし、サラダ油を加える。弱めの中火でフライパンを熱して下拵えした鶏肉を入れてゆっくり火を入れる。 火が入ったら一旦肉を取り出し、油を追加して細切りにしたピーマンを炒め、水少量を加えた後に鶏肉を入れてなじませる。普通ならこの後に合…
キタガク講座で「シニア男性のための料理教室」が修了しました。 この講座を開催するきっかけは 一つは私が料理を作るのが好きだから 外食はあまりしないで、簡単な料理が好みだから それには昔、土井勝さんのNHK「今日の料理」に日本の伝統食に魅せられ、その後、息子さんの土井善晴さんの「おかずのクッキング」の簡単料理と著書、「一汁一菜でよいという提案」に対する考え方に共感したからです。 その土井善晴さんは 「今の人は味付けをすることが料理だと思っており、そこに苦しみがあるのでは」と語っています。 レストランのメニューがいつの間にか一般家庭の中にも浸透し、複雑な料理が主となってしまったことが料理離れに繋が…
一汁一菜でよいという提案 (新潮文庫) 土井善晴 新潮社 (2021年10月28日発売) 一汁一菜でよいという提案 (新潮文庫) ノーブランド品 Amazon f.2024/10/17 (2024-88)p.2022/3/7 from amazon site 日常の食事は、ご飯と具だくさんの味噌汁でよいのです。料理研究家・土井善晴によるこの提言から、「一汁一菜」ムーブメントは始まった――。20万部突破の大ベストセラー、待望の文庫化! 日常の食事は、ご飯と具だくさんの味噌汁で充分。あれば漬物を添えましょう。無理のない生活のリズムを作り、心身ともに健康であるために「一汁一菜」という生き方をはじめて…
俺には知恵がない はてなブログの今週のお題が「生活の知恵」ですって。 よっしゃ!みんなに生活の知恵をバンバンお教えしよう!さーて、教えるぞー!すぐ教えるぞぉ……もう少し待って貰えれば教えるから…ちょっと待って… そうです。僕には人様に教えられるような知恵が何もありませんでした。 はてなブログさんも酷なことしますわ。お題に向き合った結果、僕にはなんの知恵もないという厳しい現実に直面しまったんだから。 でも何もありませんじゃあ、はてなブロガーの名折れよ。ひねり出せ!絞りだせ!と考えに考えた結果出てきたのがこれ。 お湯を流す時は水も一緒に流せ。みんなやっているかね!?当然やっているよな! お湯を流す…