『一汁一菜でよいと至るまで 』を読んで、そう思いました。 著者は『おかずのクッキング』(テレビ朝日)や『きょうの料理』(NHK)でおなじみの土井善晴さんです。 著者がご自身の経験を紹介しながら、「一汁一菜」という提案をするに至った道のりを書き留めてまとめたのが本書です。 著書を読むまで、土井善晴さんがこんな方だとは知りませんでした。 番組を観て、「親しみやすいおじさんだなぁ」なんて勝手に思っていました。 読んでみて知りましたが、すごい方だったんですね。 超一流の料理人だったとは! こういう人が、「家庭料理という文化を守る」とか言って、 行き着いた先が「一汁一菜」だったなんて。 哲学を感じますね…