2025年5月22日に七支刀のCT解析結果がニュースになった。七支刀は百済と日本が初めてお互いの存在を認識し同盟を結んだ際に百済から日本に送られたとする解釈があり、今回の結果はそれを裏付けたものとなった。 七支刀の年代解釈 日本書紀では神功52年西暦252年に百済から七支刀がもたらされたとの記事があり、120年繰り下げる紀年論からは西暦372年のこととなる。 また神功55年西暦255年の百済の肖古王崩御は百済の記録から西暦375年と確定する。 このため、百済から我が国への七支刀贈答を西暦372年とするのが定説となっている。 七支刀の銘文冒頭の年号について泰?四年とあり、東晋太和四年と解釈すると…