一条真也です。110冊目の「一条真也による一条本解説」をお届けいたします。『葬式不滅』(オリーブの木)です。ブログ『葬式消滅』で紹介した島田裕巳氏の著書への反論の書です。 『葬式不滅』(オリーブの木) 版元のオリーブの木とは、現代書林の元社長である「出版界の真実一路」こと坂本桂一さんが新たに立ち上げられた出版社。本書は、オリーブの木から出る単行本の記念すべき第1号です。生まれたばかりの新しい出版社のイメージにもマッチして、本書のデザインは植物の芽吹きを思わせる若々しい躍動感に溢れています。書名の太いゴシック体から覗く色彩の豊かさは、人生の四季(葬式=冬)を愛でるセレモニーの奥深さを見事に表現し…