警察庁の発表によると、令和6年に自宅で死亡した一人暮らしの人は7万6020人でした。孤独死する人が年々増加傾向にあるなか、文筆家の門賀美央子さんは、「ひとりっ子親なし配偶者なし子なし」の人が「いかに部屋で腐らず、綺麗に人生を閉じるか」について指南しています。今回は、門賀さんの著書『死に方がわからない』から一部を抜粋し、再編集してお届けします。* * * * * * *お墓をどうすればいいのかわからないさて、遺体の始末はまだまだ終わらない。むしろ、燃やしてからが本番である。墓の問題だ。タイムリーなことに、ちょうどこれの執筆に取り掛かる少し前、郵便受けに墓地の広告が入っていた。私が住んでいる辺りは…