夕飯が終わると急須でお茶を煎れる。我が家では余裕がなくて、お客様が来たときだけお茶の時間が始まる。この1週間あまり、家族が増えて毎日お茶の時間。二人で飲むことが多かった。日中は母が時間をおいて数回様子を見に来てくれる。有り難くて、申し訳なくて、何ともいえない気持ちになる。最初は林檎のすり下ろしやカボチャの煮物を持参してくれたけれど口にしたりしなかったり、しても後が辛くて…。ここのところは煎茶を煎れに来てくれる。それがとっても楽しみみたい。そして、何も口にしなくても夕飯の席には一緒についてもらって大急ぎで食事を終えた後はお茶の時間。こだわりがあるので、私はお湯を沸かしておとなしくその所作を見守る…