お題「人生で一番古い記憶」 恐らく1番幼い頃の記憶は、3歳くらいのこと。 父親と、大人の足で徒歩十分くらいのところにある近所のスーパーの雑貨売り場へ行ったのを覚えている。 そこで売っていた全身ピンクの犬…ダックスフントのような胴長の犬のヌイグルミを買ってもらった。 まだ人の性格や気性などはよく分からぬ年齢だったが、多分それなりに優しい父親だったのだろう。 その後父はバイク事故に遭い、生死を彷徨う頭の大怪我をしたそうだ。母親が言うには、それから性格が変わってしまったとのこと。 以後現在までで私の知っている父は、母と絶えず言い争いをし、仕事に行くことを拒んだり、家族に暴言を吐いたり、あまり人として…