数年前に、目が滑って、文章を読むのが前より楽しめない時に、それでも何か読みたくて「もものかんづめ」を買いに行った。 しかし、なぜか「ももこの21世紀日記」を購入していた。 少し硬めの紙質のページをめくる度、小さい掠れた音や指の感触を味わえて紙の本ってやっぱりいいなと思えた。 ページごとにデザインされた文章の幅、推敲された読みやすい文章。 些細なことだけど、こだわりが詰まっている。 そして、コメント欄がない。 自分で感じたことを素直に受け入れられる。 大分、SNSの文章に見慣れていたんだと感じた。 内容は、2000年頃の絵日記。他人の暮らしなのに、どこか近く思える。 まるちゃんのどこか俯瞰して自…