第6章 食後に軽く身体を動かす 昔から「食べてすぐ寝ると牛になる」といわれます。 草食の牛は胃を4つ持ち、一度胃に入れた草を口に戻す「反芻動物」です。 食べた草を反芻しながら完全に消化するため、食べると横になる習性があります。 しかし、人間が食べてすぐ横になるのは、あまりお行儀が良いとはいえません。 だから、「すぐ寝る=牛になる」と戒めたのでしょう。 食べてすぐ寝るのは、血糖値が上がりすぎることからも、おすすめできません。 糖質を豊富に含む食事をして血糖値が上昇すると、インスリンが分泌され、体内の細胞に血糖をとり込ませて血糖値を下げようとします。 その際、血糖の最大の引き受け手になるのは「筋肉…