トレーニングで変わることはたくさんありますが、その人が生きてきたなかで、決まってきたところが大きいのです。特殊なところで、よほど、よいトレーニングを積んできた人はともかく、そうでもない人にも劣るのであれば、そこまでの生き方のなかでの音や声の受け止め方と、その使い方のところから変えていかなければいけません。
A. それを文字に起こしてみて、ダブっているところをチェックしていくとよいと思います。よくあるのは、口癖です。よほど気をつけないと、誰でも、いくつかあるものです。同じことが繰り返されているので、無駄です。意識すると、次から少なくすることができます。文章にすると、その他にも、無駄なところがたくさん見えると思います。
A.呼吸は、最も大きな問題であるにもかかわらず、あまり意識できていないことが多いです。 私のレッスンでも、2年くらいで、呼吸の力は誰でもトレーニングすれば、どんどん伸びるのですが、レッスンをやめると浅くなります。 それに値するだけのステージ、大曲などを歌い続けてもしない限り、必要性を感じなくなるのでしょう。実際の現場やステージをやっていると、よほど気をつけないと、呼吸の力が落ちて、いろんな問題が生じることが珍しくないからです。