「新聞をヨム日」、4月6日に『小社会(250406)』は思う。米国で最も有名な社説、1897年の投書「サンタクロースって本当にいるの?」を受けたニューヨーク・サン紙の社説は「サンタは確かにいます」と。「愛や人への思いやり、真心があるのと同じように」。少女の率直な質問、父親が「サン新聞に聞いてごらん」と。後世に残る社説といえば1933年、信濃毎日新聞「関東防空大演習を嗤う」。桐生悠々は空に敵機を迎え撃つという時点で日本の敗北を意味すると。怒った軍部の圧力で桐生は社を去る。しかし、12年後、桐生の正しさを証明。現場取材で真実を追い、発信までに何重ものチェックに努める媒体はどう役割を果たせるだろう。…