アジャイル開発

米メタが新型のAI搭載スマートグラス「Meta Ray-Ban Display」を発表しました。この透明ディスプレイを内蔵した製品について、コックス最高製品責任者（CPO）は、「スマートフォンの操作から利用者を解放する。将来に向けた重要な革新だ」と語ったそうです。 メタ、799ドルの新型AIスマートグラス発表、株価は時間外取引で上昇 | Forbes JAPAN 公式サイト（フォーブス ジャパン） テクノロジーの潮目が変わる時なのでしょうか。 米アマゾンは Alexa搭載スマートディスプレイ「Echo Show 8」の新モデル（第3世代）を発表しました。ビデオ通話のエクスペリエンスが向上してい…

OWASP Cornucopiaは開発現場の救世主 事例1：ユーザー認証機能の脆弱性対策 事例2：管理機能における認可の設計 事例3：ユーザーからの入力データの安全性確保 まとめ：セキュリティを開発プロセスに組み込む OWASP Cornucopiaは開発現場の救世主 私はセキュリティ担当者として、日々の業務で開発チームとの連携に課題を感じることがよくあります。特に、セキュリティ要件をどうやって開発の初期段階でスムーズに組み込むかという問題は、多くの組織が直面していることでしょう。 開発者は機能実装を最優先し、セキュリティは後回しにされがちです。一方で、セキュリティ担当者は「設計段階から考慮し…

ランキング参加中【公式】2025年開設ブログ ランキング参加中エンジニアグループ はじめに 「次にどのタスクに着手すべきか？」 アジャイル開発チームにとって、この問いへの答えは、プロジェクトの成否を左右する羅針盤です。チームメンバー全員が、迷いなく同じ方向を向いて走るためには、共通認識のもてる「優先度順に並べられたタスク一覧」が不可欠です。 しかし、私たちのチームで利用しているタスク管理ツール「Backlog」は、その標準機能だけでは、私たちの求める緻密な優先度管理には応えられませんでした。優先度は「高・中・低」の三段階。これでは、無数のタスクが同じ「高」の中にひしめき合い、結局「どれが本当の…

はじめに こんにちは。入社4年目のバッキーです。 今回は、私が経験した開発手法の大転換についてお話しします。 これまで担当していたスマホアプリ開発では、1週間単位で進めるアジャイル（スクラム）開発が中心でした。 しかし、3年目の夏から主力製品である「ecbeing」の開発チームに異動し、全く異なるウォーターフォール開発の現場に飛び込むことになりました。 このブログでは、私が感じたこの環境変化のリアルをお届けします。

はじめに 私たちのモバイルアプリ(Android／iOS)開発チームでは、2024年頃から段階的にAIツールを導入し、開発プロセスの改善に取り組んできました。プロセス改善とチーム体制の強化も相まって、PR作成数などの指標で大幅な改善を実現しています。 本記事では、私たちがどのようにAIツールを活用して開発効率を向上させているか、具体的な取り組みをご紹介します。 はじめに 生成AI活用の文化づくり 生成AI情報共有会の開催 多様なAIツールの活用 独自MCPサーバーによる開発環境の革新 MCPとは 1. GoogleDrive MCP 2. Redmine MCP 3. 検証環境 MCP 4. …

今回は石垣雅人氏著の「「正しく」失敗できるチームを作る」を要約していきます。開発組織・仮説検証型組織のマネジメントを論じた本であり、様々な法則を引き合いに失敗の在り方・失敗からどう学習するか・失敗をどう回避するかといったことを論じる内容となっております。人とコトに対してどう着眼するか・システムと組織文化を如何に形成・運用するかというマネジメントとリーダーシップの大切さを説いています。 「「正しく」失敗できるチームを作る」 ■ジャンル：開発管理・組織論 ■読破難易度：中（仮説検証・開発業務に従事しているとイメージが湧きやすい内容です。当該分野の理論やアジャイル開発について簡単に学んだ上で読むこと…

不安定な再生可能エネルギーのような私たちの労働力：アジャイル開発 現代社会において、企業は従業員に安定した労働力を求めます。しかし、個人の労働力は、太陽光や風力といった再生可能エネルギーに似て、本質的に不安定なものです。太陽が沈めば発電量が落ちるように、私たちの集中力やモチベーションも常に変動します。体調を崩す日もあれば、家庭の事情で仕事に集中できない時もあるでしょう。人間である以上、常に一定のパフォーマンスを発揮し続けることは不可能です。 企業は社員教育などで従業員に「タバコを吸うな」「酒を控えろ」「よく眠れ」「精神を安定させろ」といった生活習慣の改善を求めることがあります。これらは、まるで…