アメリカンフットボール

アメリカンフットボール

(スポーツ)
あめりかんふっとぼーる

球技の一つ。米式蹴球、鎧球とも。サッカー(アソシエーション・フットボール)がお父さん、ラグビー(ラグビー・フットボール)がお兄さんという表現もある。ラグビーとちょうど対極に当たる進化をした競技。国際的にはまだまだ普及していないが、アメリカ人の国民的娯楽の地位は既にベースボールからアメフトに移行している。

呼び方

  • アメフト
  • アメフット
  • アメリカン
  • フットボール

アメリカでは単に"Football"でアメリカンフットボールのことを指す。日本でも関係者とかコアなファンは「フットボール」と呼ぶが、一般的には「アメフト」という呼び方が最もポピュラー。一部には「アメラグ」という呼び方もあるが、不思議なことに「アメリカン・ラグビー」という競技は存在しない。
なお、一部新聞社などは「アメフット」と表記する。

ラグビーとの大きな違い

  • 人工芝でプレーする事がある。
  • 前へのパスが可能
  • スクラムがない。
  • 攻守がはっきりしている

etc

ポジション

  • オフェンス
    • オフェンスライン(OL)
      • センター(C)
      • ガード(G)
      • タックル(T)
      • エンド(E)
    • バックス
  • ディフェンス
    • ディフェンスライン(DL)
      • タックル(T)
      • エンド(E)
    • ラインバッカー(LB)
    • デョフェンスバック(DB)
      • コーナーバック(CB)
      • セーフティ(S)
      • ニッケルバック(NB)
      • ダイムバック(DB)
      • ローバー(R)

ルール

  • フィールド
    • 長辺120ヤード(約109.73メートル)、短辺53ヤード4フィート(約48.78メートル)の長方形からなる。両端に各10ヤード幅のエンドゾーンと呼ばれるゴールエリアがある。日本のTV中継などでは、たまにアナウンサーが「ピッチ」と言ってるが、そうは呼ばない。「フィールド」が一般的。
  • ボール
    • ラグビーボールの様な楕円形だが、前にパスを投げられるので、投げやすいように一回り小さい。
    • 基本は革製だが、雨天時用にゴム製も使用される場合がある。
  • 防具とユニフォーム
    • 細かいルールはいろいろあるが、ボールを持っているプレーヤー以外にもコンタクト(ぶつかり合い)が認められており大変危険なので選手はヘルメットやショルダーパッドなど、総重量6Kg以上にもなるプロテクターを装備して試合に臨む。さらに防具の上から妙にピッチリしたユニフォームを身につけている。たいていのフットボーラーは、防具の選定、ユニフォームの着こなしなど、見た目のかっこよさにこだわる。

ゲームの流れ

オフェンスとディフェンス各11人がフィールド上で、楕円球のボールを相手チームのエンドゾーンへ持ち込むか、フィールドゴールを成功させることにより得点を競う。アメリカンフットボールがラグビーと違う最大の点は前方へのパス(フォワードパス)を投げられることだろう。(ただし、フォワードパスは1回の攻撃につき1回だけ許される)オフェンス(攻撃)にはファーストダウンからフォースダウンまで4回の攻撃の機会が与えられ、ディフェンスはオフェンスの進撃を阻止しようとする。オフェンスが4回の攻撃で10ヤード以上ボールを進めると、次のファーストダウンが得られる。こうして攻撃を継続して得点できれば、得点したチームがキックオフを行う。4回の攻撃で10ヤード進めなかった場合、攻撃権は相手チームに移る。4回目の攻撃で10ヤード進めなかった場合、その地点で攻守交替となるので、3回の攻撃で10ヤード進めなかった場合、4回目の攻撃を放棄して、パントキックによる陣地の回復を図ることが多い。

試合時間

アメリカンフットボールの試合は通常、1Q(クォーター)15分で4Q、正味1時間で行われる。が、しょっちゅう時計が止まるので実際には3時間から4時間ぐらいかかる。第2Qと第3Qの間にハーフタイムと呼ばれる休憩時間がある。第1Qと第3Qはキックオフでプレーが始まる。日本国内の試合では会場の都合などで、1Qを12分に短縮している場合が多い。
なお、攻撃途中でタイムアウト*1が設けられる。他に反則・パス失敗・アウトオブバウンズの場合、時計が止められる。

得点

  • タッチダウン:6点
    • オフェンスがボールを持ってエンドゾーンへ走り込むか、パスをエンドゾーン内でキャッチする。ディフェンスがルーズボールを確保して相手側エンドゾーンに持ち込んでもタッチダウンとなる。
  • フィールドゴール:3点
    • オフェンスがプレースキックによりボールをゴールポストの間を通過させる。ちなみにドロップキックも同じ3点。NFLの2005年シーズンで、ニューイングランド・ペイトリオッツのQBダグ・フルーティーが実に64年ぶりとなるドロップキックを決めて話題になった。
  • トライフォーポイント:1点または2点
    • タッチダウン後に与えられる追加得点の機会で、ポイント・アフター・タッチダウンとも呼ばれる。ゴールライン手前3ヤードから1回だけ攻撃することが出来る。その位置からフィールドゴールを成功させれば1点、もう一度タッチダウン狙うことを2ポイントコンバージョンと呼び、難易度は高いが成功させれば2点が与えられる。
    • トライ中に守備側選手がボールを確保してそのまま敵陣のエンドゾーンに持ち込んだ場合は守備側に2点が与えられる。
  • セーフティー:2点または1点
    • いわゆる自殺点。オフェンスが自陣のエンドゾーン内で前進を止められた場合、ディフェンス側に2点が与えられる。
    • ただし、トライ中に発生した場合は相手側に1点が与えられる。(ほとんど発生する可能性は無いが)

主な反則

反則を犯した場合、反則の重さによって罰退が課される。なお、プロ(NFL)と学生(NCAA)ではルールが異なる部分があり、反則の一部も異なっている。

NFL

アメリカで人気No.1スポーツとして定着。その圧倒的収益性から地球上のプロスポーツで最も成功しているビジネスモデルと言われている。

NFLヨーロッパ

アメフトの欧州での普及を目的創設されたリーグ。ファームのないNFLへの登龍門であり、日本人もプレーしている。欧州ではドイツ・オランダなどラグビー人気が低い国でアメフトが盛んな様だ。
なお、2007年のシーズンをもって NFLE 終了が発表された。

Xリーグ

日本における社会人が参加するトップリーグ。秋季リーグ後のトーナメント戦で優勝チームを決定する。優勝チームは学生代表チームと日本選手権(ライスボウル)で日本一を争う。

アメリカンフットボールワールドカップ

1999年より4年毎にワールドカップが開催されている。日本は第1回、第2回を2連覇。ただし、この2大会はアメリカが出場していなかった。2007年の第3回は川崎で開催され、米国も出場した。日本は決勝でアメリカと対戦し、オーバータイムの激闘の末、惜しくも敗れた。ただし、米国のメンバーは大学卒業生(ノンプロ)の選抜チームであり、バスケットボールのドリームチームとは大きく異なっていた。

ボウルゲーム

アメリカンフットボールのうち、最強チーム決定戦、オールスターなどの重要なゲームをボウルゲーム(BOWL GAME)と呼ぶ。NFLの王座決定戦であるスーパーボウル、米国大学の強豪が戦うローズボウル、シュガーボウル、オレンジボウル、コットンボウルなどが有名。
日本における主なボウルゲームは以下の通り。

  • ライスボウル(1月3日に東京ドームで学生王者と社会人王者(Xリーグ王者)が対決する日本選手権)
  • Japan X Bowl(Xリーグの優勝決定戦。関東と関西で交互に開催)
  • チャレンジボウル(Xリーグ東地区選抜VSXリーグ中地区選抜)
  • えびすボウル(Xリーグ西地区選抜VS関西学生選抜)
  • 甲子園ボウル(学生王者決定戦。関西学生王者と関東学生王者が学生チャンピオンを決定する)
  • クラッシュボウル(関東学生リーグ所属の1部A/Bブロックの1位校同士が対戦し、関東学生チャンピオンを決定する)
  • クリスマスボウル(高校生の日本一決定戦。全国高校選手権)
  • さくらボウル(女子タッチフットボールの日本一決定戦。ライスボウルの後に行われる)
  • パールボウル(Xリーグ東地区、中地区所属チームによる春のトーナメント戦)
  • グリーンボウル(Xリーグ西地区所属チームによる春のトーナメント戦/なお、かつては三和銀行が主催の招待試合であった)

*1:チーム・タイムアウト前後半各3回まで。レフリー・タイムアウトなどもあり。

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