フランスの詩人。Arthur Rimbaud(1854-1891) 主な作品に、『地獄の季節』、『イリュミナシオン』など。 19世紀、フランスの天才詩人。 詩を志す人間は、必ずこの詩人にぶち当たると言われている。 20世紀の文学界に多大な影響を与えた。 反逆的、或いは、破滅的なイメージがある所為か、保守的な人物には、好まれない傾向もある。 →ランボー
ちょっとひとやすみ。。。 『6月の本』西崎憲・編 国書刊行会 2025年3月 『ランボー詩集』堀口大學・訳 新潮文庫 1977年 このところ毎月読んでいる本。 ひと月ごとのテーマで古今東西の短篇や詩をまとめたアンソロジー。 装丁がすてきですね。 小ぶりなのも良いです。 4月から出始めたばかりのシリーズですが 4月がいちばん好みだったかな、、 中井英夫と吉田健一と、吉田健一訳のエリオットと、片山廣子さんと久生十蘭が一緒になっているなんて、いまの私にぴったり… と嬉しくなりました。 『6月の本』のなかから 「物語」という詩の第二章からです… Ⅱ 枝の彼方の暗い空 小さな雲が浮かんでる、 甘い顫(ふ…
堀口大学のフィルターが、などと言っておきながら、堀口大学訳のランボーを読む。 明らかに、ボードレールと文体が異なるのは、たぶん詩の形式がボードレールの方が古典的で、ランボーの方は少し崩れているのだろうか? とは言え、ボードレールの方は30歳頃に、ランボーは10代に書かれたことを改めて認識すると、それは文体も違ってしかるべきだろう、と思う。 そう思うと、何らかのフィルターがあったとしても、バイアスはかかってはいないとも考えられる。 ランボーの詩は瑞々しく、時には直情的でもあるように思えたのだけれど、原文で読んでもそうなのだろうか。 ランボーは10代のうちに読むべきだ、と言ってたのは誰だったろうか…
天王星は革新・改革・(土星の)壁を壊す・反抗・離脱・離反・突発・自立・独立・発見・発明・電気・科学・構造などを表す。この天王星から土星の外を運行する、外惑星になる。土星を「現行の社会の枠組み」とすると、外惑星はそこから逸脱する。どう逸脱するかは天体によって変わり、天王星は現行の社会の壁を正面突破するか、一抜けする。なので、その場で反抗・表明・離脱など、割とはっきりと事象を起こすことになる。「構造」の意味もあるのは、そのように何かの集団・形あるものから外へ出て、引き・俯瞰で物事を見るからである。圧縮・増幅の8室にこの天王星があると、これらの意味がブーストする。前回の土星と同じく、8室天王星の人の…
Elinda Gjonomadhi -unsplash- 詩は言葉の音楽である。 萩原朔太郎の言葉だ。 先日のNHK「視点・論点」の「萩原朔太郎展で思うこと」で萩原朔美が語っていた。 中学の頃に文庫の詩の本を買った。 フランス詩集、イギリス詩集、ドイツ詩集という、まとめられたものだ。 その中でもヴェルレーヌの「落葉」、 秋の日の ヰ”オロンの ためいきの・・・。 ブッセ「山のあなた」、 山のあなたの 空遠く・・・。 短い言葉たちなのに惹きつけられるものがあった。 7・8年前に久しぶりに心が昂る作品に出会った。 ランボーの「酔ひどれ船」。 われ非情の大河を下り行くほどに 曳舟の綱手のさそひいつか…
もう秋か、