Andrew Niccol(1964年-) 監督、脚本家、プロデューサー
ロンドンでコマーシャル監督を経て、「60秒以上の映画」を撮るためにロサンゼルスを目指す。長編映画監督デビュー作は「ガタカ」。 私生活では、監督作「シモーヌ」でシモーヌを演じたレイチェル・ロバーツと2002年に結婚。一児の父である。
引用元:amazon.co.jp 珍しく近未来モノを鑑賞 人類は遺伝子操作によって優れた知能や身体能力を持つようになり、自然妊娠で生まれた者を「不適正者」と呼ぶようになった ヴィンセント(イーサン・ホーク)は、両親の意向で、不適格者として生まれる 彼が虚弱体質だったこともあり、両親は弟のアントンは適正者として産むことにする それからヴィンセントは、何をやっても自分より優れた弟に嫉妬しながら毎日を過ごすようになる ふたりは「チキンレース」と呼ぶ競争(海岸から沖に向かって泳ぐ、先に折り返した方の負け)をしていたが、毎回勝つのは弟だった 最後の勝負だけはヴィンセントの意地で勝つことができて、その後の…
★★★☆☆ あらすじ 戦地・アフガニスタンから遠く離れたアメリカの基地で、無人飛行機を使って現地にミサイル攻撃する日々を送る空軍兵士。 www.youtube.com 原題は「Good Kill」。102分。 感想 実戦経験のある空軍兵士の主人公が、アメリカの安全な場所から中東のテロリストにミサイル攻撃する日々に苦悩する物語だ。無人飛行機を使って彼らの生活を監視し、対象人物が現れたら攻撃を加える様子は、まるでゲームと変わらない。失敗したところで自身に危害が及ぶわけでないところも同じだ。だがそのゲームのような簡単な作業で人を殺してしまっていることは事実で、人並みの想像力を持っている人間なら心を病…
★★★☆☆ あらすじ 遺伝子操作で25歳で年齢の進行が止まるようになった近未来。余命は通貨となった時間の量で決まる社会で、スラムで育った青年は生きることに疲れた富豪の男から100年以上の時間を貰うが、盗んだと疑われて追われることになる。 www.youtube.com 感想 25歳で年齢が止まる社会が舞台だ。大人はみな外見が25歳なので誰が親で誰が子で、そして誰が配偶者なのか、まったく見分けがつかないのが面白い。また、皆が自分の年齢を「25歳になってから何年」と表現しているのも興味深い。これは人間が序列を決めたがる生きもの、あるいはマウントを取りたがる生きものであることを示しているのかもしれな…
「ぼくに何ができるか決めつけるな」 原題も「Gattaca」 "Gattaca" のGとAとTとCは、DNAの基本塩基であるguanine(グアニン) adenine(アデニン)thymine(チミン)cytosine(シトシン)の頭文字で ここでは航空宇宙局の名称 近未来、 出生直後の遺伝子検査により 能力、寿命や将来患う可能性のある病気が判明し 「適正者」か「不適正者」に分別 社会は優秀な遺伝子を持つ人間が支配していました 両親の自然な愛の営みで妊娠した ヴィンセント(イーサン・ホーク)は「不適正者」とされ 心臓が弱く寿命は30歳と宣告されます そこで両親は、次の子どもは遺伝子操作で 「適…
こんにちは、ガジュゾウです。 アンドリュー・ニコル監督は遺伝子や資本主義、武器の密売など 不条理なテーマを上手く映画に落とし込んでいます。 私は思考実験のようでとても興味深く感じながら映画を観ています。 今回の映画「ANON アノン」も地球上のすべての人間が記録・検閲されるようになった近未来が舞台となります。
レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「ロード・オブ・ウォー」(2005)です。 ウクライナからユダヤ人と偽って米国に入国した家族の長男ユーリー・オルロフ(ニコラス・ケージ)は、家族の仕事であるレストランでマフィアの銃撃事件に遭遇し、銃器販売を弟と始める。 レバノンベイルートで米軍が置き去りにした銃を売却して利益を得て、ビジネスは順調に動き出す。南米では金の代りにコカインを得て弟は中毒になるが、商売は増々拡大する一方、トップモデルのエヴァとも結婚も出来た。そんな時、ソ連崩壊のニュースが飛び込んでくる。ユーリーは直ぐにウクライナに飛び、叔父のヴァルコフ少…
こんにちは、ガジュゾウです。 日々、赴くままに好きな映画についてジャンルを括り紹介しています。 今日ふとあることを思いました。 アンドリュー・ニコル監督の作品を3つも紹介している!? ならば、監督縛りの記事もありなのかも・・・ ということで、私的3選の紹介です。 私的アンドリュー・ニコル監督作品3選 ガタカ(1997) ロード・オブ・ウォー(2005) TIME/タイム(2012) 最後に、
こんにちは、ぽんです いつも訪問ありがとうございます 2011年公開のアメリカの映画「IN TIME(原題)」の感想・レビュー記事です 本作を見るのは2回目! 1回目は公開の時に、当時の彼氏と見にいきました 当時は「面白かったなー」くらいでしたが、2回目に見るからこそ、より深みがある見方ができたりして、1回目よりも楽しく見ることができました^^ もしも、自分に残された時間が1日しかなかったら? その日暮らしで、生きることもままならかなったら? あなたは、現状に甘んじますか?それとも戦いにいきますか? そんな映画だと思います それでは、どうぞ! 「IN TIME(原題)」概要 そう遠くない未来、…
こんにちは、ぽんです いつも訪問ありがとうございます 2018年Netflix公開の映画「ANON(原題)」の感想・レビューです アマプラ一筋!なわけではないですが、Netflixはやや高級品に感じてしまいます(笑) アマプラでもネトフリの作品が見られるのは嬉しいですね~ 近未来を舞台にしたドキドキの作品です ちょっと官能的なシーンもあり、家族で見るのはややハードルが高そうですが、SF好きなら楽しいはず! それではどうぞ! 「ANON(原題)」概要 地球上の全ての人間の記憶は記録・検閲され、個人のプライバシーも匿名性も失われた近未来。「秘密」はもはや過去の遺物となり、犯罪さえも消滅していた。し…
★★★☆☆ あらすじ 人々の視覚情報などまで保存・管理され、事件が起きてもすぐに解決する監視社会。しかし、当局に情報がなく関知できない匿名の女が関わる連続殺人事件が発生し、刑事が真相を追う。100分。 www.youtube.com 感想 とても物静かで落ち着いた雰囲気の映画だ。そう聞くと眠くなりそうな映画なのかと思ってしまうが、ビンテージカーやミッドセンチュリー家具など洒落た小道具や大道具・セット等が登場し、映像も美しくて惹きこまれてしまう。音楽も良く、センスの良さが感じられる映画だ。後で調べたら「ガタカ」を撮った監督だった。 ガタカ (字幕版) イーサン・ホーク Amazon 自分が見てい…