先日、また自分の大好きな美術館、アーティゾン美術館に行き、 『ブランクーシ 本質を象る』 展を鑑賞してきました。 www.artizon.museum ブランクーシは、20世紀を代表するルーマニアの彫刻作家で、今回のように彫刻作品を主体とする、大規模な展覧会は、日本初ということでした。 ブランクーシは、同時期に発見された非西欧圏の芸術とも通じる、野性的な造形を特徴とし、素材への鋭い感性に裏打ちされた洗練されたフォルムを追求したことで知られています。 個人的に自分の印象に残ったのは、『鳥』をテーマにしたものでした。 ≪雄鶏≫ 写真の≪雄鶏≫は、垂直的な造形から、まさに空間を切り裂くような強度を持…