エミリア・ロマーニャ

お越しくださりありがとうございます。 2011年11月、1歳と6歳の娘2人を連れたイタリア旅行記、12日目です。 2011.11.19 ボローニャのアパートに着いて初めての朝、水やパン、オイルなど必需品を近くの大型スーパーで購入し、中心街へバスで向かいました。 前回の滞在で行った、ワインの種類がとても豊富なお店を夫に見せたかったので行って、その後、前回帰国日の前の日に見つけて、もっと食べたかった、と思ったVenchiにジェラートを食べに行きました。 その後マッジョーレ広場、市場などを散策、ボローニャは綺麗な商店街の通りがあり、見ていてとても楽しいです。 広場では、チョコレートの市が立っていて、…

お越しくださりありがとうございます。 2011年11月、1歳と6歳の娘2人を連れたイタリア旅行記、11日目です。 2011.11.18 B&Bに朝食の場所はなく、チケットをもらって提携しているバールで朝食をとるとのことで、近くのバールへ向かいます。 イタリアの現地の方達は、エスプレッソとパンひとつなど、さっと食べて飲んで出ていきますが、私たちはB&Bで食べられるものが決まっていて、温かい飲み物、ジュース、パン、フルーツの盛り合わせの中から好きなものを選ぶことになっていました。 B&Bのチェックアウトの時刻がお昼だったので、午前中サン・マルコ美術館、考古学博物館に行き、チェックアウトをした後、ダ…

お越しくださりありがとうございます。 今日は、先日書いた2009年11月の旅行で訪問したフェラーラについて、調べたこと、経験したことをまとめてみました。 フェラーラについて フェラーラは、中世初期に生まれたエミリア地方で唯一の町で、7世紀まではビザンチンの支配下にあり、10世紀末までには自治都市として機能をしていました。 ポー川を利用した水運が盛んだったが、川の流れが変わり航行の中止となってしまいました。 カノッサ伯マティルデが亡くなると町は自由を取り戻しますが、教皇派と皇帝派の争いに巻き込まれ、その後領主制となりエステ家に支配されることになりました。 エステ家は1598年までフェッラーラを治…

お越しくださりありがとうございます。 今日は、先日書いた2009年11月の旅行で訪問したパルマについて、調べたこと、経験したことをまとめてみました。 パルマについて パルマは、エトルリア人の居住地であった場所に町が出来、ローマ時代、ゴート族、ランゴバルド族、フランク族の支配を受け、11世紀に神聖ローマ帝国とローマ教皇勢力の対立に巻き込まれ、それに続く内部抗争のためヴィスコンティ家、スフォルツァ家、フランス、教皇領の支配下に入りました。 1545-1731年教皇のもとでファルネーゼ家が、1731年からフランスのブルボン家が支配することになります。 ブルボン家のフィリッポ、息子のフェルナンデス、フ…

お越しくださりありがとうございます。 今日は、先日書いた2009年11月の旅行で訪問したラヴェンナについて、調べたこと、経験したことをまとめてみました。 ラヴェンナについて ラヴェンナは、小さな古代ローマの植民地でしたが、アウグストゥスがクラッセの入江にローマ帝国の二つの海軍基地のうちの一つを築造したことから、潟に守られた航路が確保され町が発展しました。 402年ゴート族から逃れるためにミラノからラヴェンナに西ローマ帝国の首都が移されて、町に建造物が次々と誕生し始めたのは、ホノリウスとその妹ガラ・プラキディアのこの治世でした。 476年最後のローマ帝国皇帝が失脚、蛮族の王テオドリクスは493年…

お越しくださりありがとうございます。 今日は、先日書いた2009年11月の旅行で滞在したボローニャについて、調べたこと、経験したことをまとめてみました。 ボローニャについて エミリア街道上に位置し、レーノ川とサヴェナ川に挟まれた支脈の麓にあって、前面には広大な農耕地が広がります。 旧市街は旧エミリア街道に沿って中世に建設され、17-18世紀の雰囲気が残った都市です。 ボローニャは有史以前から人が住んでおり、エトルリア人、ガリア人が住み、Bononiaと名付けられました。 ガリア人は数百年この地域を支配していましたが、後にローマ人に降伏、そして西ローマ帝国が崩壊すると北からの攻撃が増え、ゴート族…

お越しくださりありがとうございます。 今日は、昨日までに書いた2009年11月の旅行で行ったエミリア・ロマーニャ州について、調べたこと、経験したことをまとめてみました。 エミリア・ロマーニャ州について エトルリア人が定住していたこの地方は、紀元前187年、リミニとピアチェンツァの間にエミリア街道が開通してから栄えることになります。 ローマ帝国の衰退後、ラヴェンナは西ローマ帝国の首都となり(402-)、その後ロンゴバルド族の侵入を受け、コムーネの時代となりますが、ハインリヒ4世のカノッサの屈辱(1077)、ロンカリアの議会招集(1158)など皇帝の権力が強まることでコムーネは弱体化します。 12…