サイクリングをしたルートを頭の中の地図で広げて見る。とぎれとぎれだと間を結びたくなる。またある点から全く違う点まで伸ばしてみたくなる。自分のサイクリングルートの決定はそんな過程を経る。JR宇都宮線古河駅から常磐線の土浦駅、いやその先の霞ケ浦まで伸ばしたくなったのは関東平野の中央部を横切ってみたかったからだろう。渡良瀬遊水地を擁する古河は何度もサイクリングの起点になってきた。仕事で何度か立ち寄った土浦では美味しい鰻や川魚料理を食べた記憶もあった。周囲に目立つ筑波山と加波山は旧友だった。霞ケ浦は成田に着陸する機内からいつも右手に見ていた。それはまさに地図の通りの形をしていた。行ってみようと思った。…