グランジは、よしもとクリエイティブ・ エージェンシー(東京吉本)所属のお笑い芸人トリオ。
元々東京NSC5期生の遠山大輔と6期生佐藤大のコンビだったが、元ジャムトランプ(解散)の五明拓弥が加わり、2005年4月頃からトリオになった。
『渋谷新人計画』やCasTY/ファンダンゴTV『プリプリプリンス』他を経て
『ルミネtheよしもと 5じ6じ』や『カリスマ芸人待合室』等のライブに出演中。
『とんねるずのみなさんのおかげでした』の『細かすぎて伝わらないモノマネ選手権』(佐藤のみ)
遠山はスクール系パンクロックバンド「ボルタレン」のギター。
グランジはロックの一ジャンル。代表的バンドはニルヴァーナ。
「汚い格好をした連中による革新的なインディーロック」の様な意味合い。
ニルヴァーナはそれまでマイケル・ジャクソンなどポップな音楽しかヒットしないアメリカのメイン・シーンで、荒々しく過激なインディーロックをヒットさせるなど超新星の様に衝撃的に現れたため90年代の最重要バンドとされ、その周辺のバンドもまとめてグランジと称される。
原義は「爪の垢」。80年代に隆盛を誇ったMTV主導によるポップ・ミュージックに飽き足りないものを感じていたリスナーは、90年代にそのようなシーンの潮流を一掃してしまうような「遅れてきたパンク・ロック」にして「ファズを通したカレッジ・ロック」であるニルヴァーナの登場に熱く注目する。
彼等の悲痛な叫びとその貧しく不潔な風体は同じく行き場のない若いリスナーの共感を呼び、それに沿ってパール・ジャム、サウンドガーデン、マッドハニー、スマッシング・パンプキンズといった同時期に台頭したヘヴィな側面を帯びたロック・バンドを一括するジャンルの呼称として、「グランジ」は生まれた。
90年代アメリカでのグランジはこれまでの商業主義的な音楽とは一線を画すインディーカルチャーとDIY感溢れる「オルタナティヴ・ロック(代表的アーティストはPixies,Sonic Youth,Dinosaur Jr)」の影響を受けており、その一勢力として評価されることが多い。
また、カート・コバーンは精神的・思想的な面でセックス・ピストルズに影響を受けていたと発言している。
しかしながら、その後のグランジの影響は商業主義的で重厚なだけのヘヴィロックの流行へと矮小化され、ニルヴァーナのドラマーであったデイヴ・グロールのFoo Fighters結成とその成功に象徴されるようなインディーロックカルチャーからメジャーレーベル的商業主義への転向が見られ衰退した。