帰宅したら、台所にタチウオが置いてあった。サイズは小さめ、しかし数が多い。 父の知人である近所の老人が、港かどこかで釣ってきたらしい。父が老いるにつれて、そして母が亡くなってから、我が家にはこういう贈り物・お裾分けが増えた。善意でもあるし、余り物の押し付け先でもあるのだろう。 四国に住んでいた時は、離島の小さな集落などで、こういった収穫物のやりとりの話をよく聞いた*1。僕が住む昭和の新興住宅地の外縁エリア、田んぼと湿地と低山だった土地でこういった物品のやりとりが行われるのは、少し不思議ではある*2。 レイチェル・クーのスウェーデンのキッチン 作者:レイチェル・クー 世界文化社 Amazon と…