ミュージシャン。シンガー。 1993年、クラブ『Sin e』での圧倒的なパフォーマンスを収録した EP『Live At Sin e』でレコードデビュー。魂を削るような圧倒的なまでの声で天才シンガーとして注目された。その声は脱西洋的な響きと速度を持つ。1997年に31歳の若さで溺死。彼の死後も、次々と驚異的なライブ音源がレコード化され続けている。 父はやはりシンガーだったティム・バックリー。父もまた若くしてオーバードーズのため他界した。
人が大騒ぎするような記念日は、寂しさも強調される。自虐のように、その日に予定がない自分を笑う人もいる。また、寂しいと思っていないのに、余計なお世話で慰めてくるようなのもいる。記念日に呪われている。心が日付けに囚われている。その日を過ぎれば、それはただの「昨日」なのに。 クリスマスというのは子供がプレゼントをもらう日だ。少なくとも日本ではそうだ。それを拡大解釈して、大人になってもプレゼントをあげたりもらったりする風習が根付いてしまった。そのついでに、恋人たちは特別な夜を高級なホテルに泊まって過ごしたりする。一度でいいからしてみたいぜ。 そんな日付けの符号に翻弄されるかのように、ここ数日の僕が愛読…
先日、映画『バニラ・スカイ』をCSのザ・シネマで観ました。 昔からトム・クルーズにあまり興味がないことと、当時この映画をキッカケにペネロペ・クルスと付き合った… というより、ペネロペ目当てで映画化の権利を得た印象もあり、何だか観る気がしなかった。 ただ、この映画では好きなバンドの曲がたくさん使われているため、ちょっと観てみたのです。 オープニングからいきなりレディオ・ヘッドの曲が… Everything in Its Right Place Overlay - Radiohead 不吉な感じのオープニングー もしかして私が知らなかっただけの面白い映画なのかも (*゚∀゚*)と期待はふくらみます…
最近、一番心が落ち着く時は、息子のサッカーシューズ を磨いている時だ。 本当は自分で磨けよな、なんて言いながら、いつの間にか俺の毎日の日課になっちまってる。 息子のサッカーシューズ は、アシックスのDS LIGHT。こいつは凄い事に、シューズ のアッパー部分にカンガルーの革が使われているんだ。 磨いている時は、いつも、遠く日本の地でサッカーシューズ のアッパー部分になっちまったカンガルーの寂しげな目を思い浮かべる。 そして、俺の頭の中では、ビッグ・スターのカンガルーが鳴り響くんだ。 かつてメンフィスを訪れた時、あらゆる所で「地元のスター」としてアレックス・チルトンが推されていて、なんだか嬉しく…
Kaylee Rodgers Singing Hallelujah - Official Video - Full HD:Youtube 歌のチカラを感じる 起源になるレナード・コーエン 世の中にその楽曲を大きく広げるジェフ・バックリー いろいろな場面でカバーされて 奏者とそこで生まれる個性でその表現は異なって どうあろうが胸を打つものの 子供たちの表現は より力強く Hallelujah(ハレルヤ) 感謝の気持ちに溢れている。 イギリスの養護学校の子供たち 素敵な歌をありがとう 12月 クリスマスの空気に包まれるこの時が 例年の雰囲気とは違って感じる中で 掴まれる心拍 揺さぶられる心情 この…
Come Healing この曲は、映画フェアウェルを見て知ったため、Elayna Boyntonという人がカバーした分を聞いている。 レナード・コーエンは正直Hallelujahを書いた人だということも知らなかったが(すっかりジェフ・バックリーの曲だと思っていた)、歌詞が詩的で素敵だ。 彼は小説をもともと書いていたそう。 フェアウェルは、祖母が末期癌を患ったことをきっかけに中国に帰る中華系アメリカ人が主人公、ビリーの映画である。助からない病気は本人に告げるべきでないと家族は決めるがビリーは納得できない。ルル・ワン監督の実話だそうだ。中国語タイトルは「別告訴她」(彼女には告げるな)となっている…
死にたい。何にも無い空っぽの部屋に行って、万年草みたいに半透明に生きていたい。昼間、錯覚ばかりの僕にもひとつだけ確信があって、それは死んだら全てになれるということだ。僕は消えたい。消滅したい。仮に僕がいなくても生活世界が持続するとしても、それにしても僕の存在だって千年も経てば忘れ去られる。跡形も残らないだろう。それなら何故生きる?ウィルスが終息したら、アメリカかタイに行こうか、と夢想する。どちらも銃が合法の国だからだ。ギターだけ持って。どちらかと言うとアメリカがいいな。僕は生きているのが苦しい。言葉は僕の邪魔になる。今はもう、言葉は僕をどこにも連れて行ってくれない。 バッハの『ゴルトベルク変奏…
(本当は100個書くつもりでしたが、50個書いたところで疲れました。またその内100個書いた文章を書きたいと思っています。) Radiohead(1)を聴いている。これから原稿用紙(2)に書き入れるために万年筆(3)にインク(4)を満タンにした。Radioheadの『KID A』はすぐに終わってしまった。『KID A』はひとつの小世界だ。何度も何度も、僕はそこを訪れる。小笠原鳥類(5)の詩(6)を書き写している。僕は写経(7)が大好きだ。筆で書き写す場合、筆って、ひとつの同じ筆で、一体何年くらい保つのだろう? インターネット(8)で調べてみると意外に短くて、1年くらいしか保たないそうだ。どれく…
Ring the bells that still can ring Forget your perfect offering There is a crack in everything, that’s how the lights get in. 警鐘を鳴らせ、鳴り響くうちに おまえの思う完璧な解決策など捨ててしまえ 全てのものにはヒビ(crack)がある、光はそこから差し込む。 (レナード・コーエン “Anthem” より) レナード・コーエンはカナダのシンガー&ソングライターですでに故人。 詩人でもあり、作家でもある。 この人のレコードアルバムを一枚だけ持っていた。 退廃的で暗い旋律を…
Sam Smith『The Thrill Of It All』(2017年) 【収録曲】 1. Too Good At Goodbyes 2. Say It First 3. One Last Song 4. Midnight Train 5. Burning 6. Him 7. Baby, You Make Me Crazy 8. No Peace (feat. YEBBA) 9. Palace 10. Pray 今回はサム・スミスの2作目のアルバムを紹介。 2014年に発売されたデビュー・アルバム『In The Lonely Hour』でグラミー賞を受賞したことにより、全世界で一躍有名とな…
ニルバーナの「In Utero」は、いまいちぴんと来なかったが、スマッシング・パンプキンズの「Siamese Dream」はとても気に入った。小沢健二がアレステッド・デヴェロップメントの「Zingalamaduni」を、奥田民生がジェリーフィッシュの「Spilt Milk」を推していた。共に素晴らしいアルバムだった。60年代ロックのリイシューか海賊版ばかり集めては聴く毎日にそろそろ飽きてきた頃で、新しい音楽というだけで新鮮に感じたし、それらは単純にものすごく音が良かった。「No Alternative」というコンピレーションを聴いて、はじめてまともに聴いたビースティーボーイズ「The New …
先週の日記 agoagonunanuna.hatenablog.com 5月5日 今日はネットショッピング日和でした。 怖いなあ、買い過ぎちゃうなあ。 手始めにエチュードハウス公式が全品20%オフ&1000円以上で送料無料をやっていたので、ネイル3本とアイシャドウ2つを買いました。 計2178円。 そしてQoo10でセールになっていて気になった化粧水を衝動でぽちっと。 ONE THINGのトウキンセンカエキス。なんとなく期待できたので容量の大きい方を買いました。 クーポンとか使って1971円。 そしてスタイルコリアンでいろいろまとめて買ってしまいました。 ゴールデンウィークのクーポン使って97…
タイトルのままの記事です。 それ以上でも以下でもなく月並みな内容かもしれませんが、今回はこれだけに焦点をおいて、いつも通りおブログしていきたいと思います。 いま、個人的なこころのバランスをとるのも難しい状況ですよね。 現状も不安だし、未来の生活も不安。不安どころかもう目の前にその恐怖が差し迫っている方たちもいます。 自分ひとりじゃ抱えられないことばっかりで、夜眠るのが怖いときも…。 わたしは最近、眠るまえには「よし、今日も生きれた」、朝起きるときには「よし、今日も生きよう」と確認することがいつのまにか癖になりました。 生きてる限り、生きていきたいわけだし、その理由があるならそれは前向きな方がき…
ジェフ・バックリーを聴きながらシゴトへ。 今日は、シゴト場上司に育児休暇を申請。 帰宅したら愛犬たちて散歩、ベンガルトラとお風呂。ギターをリペアマンに再度引き渡し、リペアマンの家が近所で良かった。今度こそ完璧に直してほしい!
★★★★★ 2020年2月27日(木) 梅田ブルク7シアター2 真冬の夜。降りしきる雪の東北の道を走る車。 思いつめた女と男。ラジオから流れるジェフ・バックリー「ハレルヤ」。 ムーディであります。これでもかってくらいに。 このシークェンスの画がここまでできあがってる時点で、この映画は勝っているとさえ思わせました。 ど真ん中の不倫話で、まあ、不倫が見る者の共感を得ようとしたら、女の亭主がクソ野郎であることが必須なんですけど、これはまんま王道を行っている。 それが、あざといと見ることもできるが、10年ぶりに再会した元恋人どうしが、視線を交わした途端に前置きなしに間髪入れずにヤル。 前戯からインサー…
ボブ・ディランが4月にやってくる。 約3年ぶり、9度目の来日。 東阪Zeppで計14公演。滞在期間は約3週間にもなる。 ※コロナ感染症の影響によりこのツアーは中止になりました 【東京】2020年4月1日(水)@ Zepp DiverCity(TOKYO)2020年4月2日(木)@ Zepp DiverCity(TOKYO)2020年4月4日(土)@ Zepp DiverCity(TOKYO)2020年4月5日(日)@ Zepp DiverCity(TOKYO)2020年4月6日(月)@ Zepp DiverCity(TOKYO)2020年4月14日(火)@ Zepp Tokyo 2020年4月…