1958年クリック(DNAの二重ラセン構造を発見したワトソン・クリックのクリック)によって提唱された生命の基本原則。
「遺伝子のDNA情報は、まずRNAに、そしてタンパク質に変換される。」
ということ。
これの重要なところは、情報の流れは一方的でありタンパク質自体がRNAやDNAを合成したりできないことを示している。
しかし、1970年にある種のウイルスが生物学的情報をRNAからDNAに変換できることが発見され、このセントラルドグマは書き換えられた。
人類が、現代に至るまでどのように自由を獲得してきたかについて、これまで、宇宙、森、動植物などありとあらゆる自然からの自由、生物進化の過程からの自由、未知で恐怖に満ちた世界の中で神を創造する事によって獲得した自由、国家を形成して確保してきた自由、経済により確保してきた自由について、そして最後に、現代につながる個人としての自由について、考えてきました。 自由の考え方について、最初に、ありとあらゆる自然の法則、万物の法則の中では、無機物、有機物、すべての生き物には自由はない、法則の世界である、という視点から考えて、その自然の法則の中から、不自然性を獲得していく事で自由を作り、育くんできたと考えてきま…
どーもShinShaです。 大人の科学シリーズ第3回目の記事です。 今回はRNA(リボ核酸)がテーマです。 RNAはDNAの使い走り。 DNA情報からRNAを通じてタンパク質が合成されるのです。 セントラルドグマの仕組みを知ると大きな感動があります。 ちなみにコロナウィルスはRNAウイルスです。 もはやこの辺の生物学は必須の知識となりましたね。 がんばって一緒に勉強をしましょう。 RNAとDNA DNAの復習 RNAとは セントラルドグマ なぜDNAとRNAがあるのか セントラルドグマ タンパク質の合成 参考図書 あとがき RNAとDNA DNAの復習 前回は生物の設計図、DNAについて勉強し…
山口裕之『ひとは生命をどのように理解してきたか』(25) 今回は、第3章 二つの遺伝子 第2節 分子生物学における遺伝子概念の展開 の続き(p.130~)である。 分子生物学における遺伝子概念(続) デルブリュック*1をはじめとする初期の情報学派の研究者たちは、同時代の生化学的遺伝学の研究を無視した。 彼は、遺伝現象の本質は、遺伝子と形質の関係にあるのではなく、遺伝子の自己複製であると考え、それを示す最も単純な系としてファージに着目した。 「本質」という言葉は便利な言葉ではあるが、何を「本質」と考えるかは人によって異なるだろう。「遺伝現象の本質は、遺伝子の自己複製である」と言っても、何故そう考…
本場中国式の辛いラーメンなんですかね、麻辣湯「ましんゆ」ちゃいますよ「マーラータン」って読むんですけど、最後の「湯」のとこの漢字、本場過ぎて読めんわ、地道川香味っての中国本場産の香辛料って事なんでしょうね。 組み合わせ無限大のトッピングってのに惹かれ、辛いの苦手ですが、チャレンジしてみした。場所は元町の場外馬券売り場2号館前のところです。 テーブルに注文票があって、好みのトッピングをマークして渡すのですが、種類がですね!なんとですね! 54種類もあるよ!すげーあるよ! どれも捨て難すぎて、選べないあるよw 麺も5種類あり、この時点でどれにするか、1分以上悩み、パクチー、ニンニク、ネギはフルトピ…
地味なタイトルだが、けっこう新しい! 遺伝子とは何か? 現代生命科学の新たな謎 (ブルーバックス) 作者:中屋敷均 講談社 Amazon もちろん「遺伝子とはDNAです」なんて単純な話ではない。歴史的な発見の経緯からDNAがあって必要に応じてmRNAが作られmRNAからタンパク質が作られるといういわゆる「セントラル・ドグマ」が分子生物学の常識だったわけだが、その常識がひっくり返りそうになっているという話。 端的に言ってしまえばひっくり返す理論は、RNAこそが主人公だとするRNAワールド説。パソコンに例えてみれば、メモリー部分にHDやSSDから情報を読み込んで、実際の計算はメモリーのなかでの演算…
薄晴れときどき薄曇り。17.2℃~26.2℃、49%。4900歩。夏日なり。ベニバナってどこに咲いてんだろ? 今日のCOVID状況:都の新規感染者数は3391人で前週より19%の減少、重症者数は15人、死亡10人でした。依然としてゆるく減少中。 葦(あし)か葦(よし)かそれが問題だ: 元々あしだったものがごろが悪いからとよしに変わったのはいつ頃のことであろうか?ともあれ「人間は考える葦である」といったのはパスカルである。葦をなんと読むかは諸君次第である。人間は吹けば飛ぶよな1本の葦ではあるが、言葉をもって考えることができると。そこが他のすべての生物とちげーんぢゃアルマイト、うぬぼれてしもたんだ…
1 あのとき見た、あのとき覚えた、あのとき学んだ、かつてこどもだったおとなのために用意された、50年越しのとっておきのタイムカプセルって案配かな。 それだけに感想は、 「えっ、これからどうなるの?」 ではなく 「ですよねぇ」 になるのは致し方無く。 ( ゚ω゚).。o0(宿命よな 2 この流れで行くと、次回作『シン・帰ってきたウルトラマン』までゾーフィが地球の平和を守り、その後にウルトラマンが帰還を果たす。 最後は外星人バットがゼットンを復活させるのかな。 次々回作『シン・ウルトラセブン』では人間自体の運命について語られるのかもな ( ゚ω゚) 3 地球人類はベーターシステムの基礎原理とウルト…
生命の起源はどこまでわかったか――深海と宇宙から迫る 岩波書店 Amazon JAMSTECの熱水噴出孔の研究はちょくちょく紹介されているし、トピックもニュースになっている。JAXA/NASAとの協力で生命研究をしていることも知っている。が、その全体をきちんと説明してくれるのはなかなかなかった。話が広いし、まだまだ議論が続いているし、新知見・新研究も多い。 というところで、その全体をまとめてくれているありがたい一冊。2018年なので5年程前となり最先端とは言えないが、素人が手を出せる範囲ではこれが現状のベストということになりそうだ。 前半は「JAMSTECモデル」の解説。地球最古の生態系がどの…
突然ですが、あなたは何に不安を感じますか? 仕事が上手くいくか不安、交友関係が不安、具体的じゃないけど漠然と不安を感じる...。 様々な理由で不安を抱えている人がいることでしょう。 ですが、究極的に考えると「死ぬこと」が不安だと感じる人が一番多いハズです。 生物の最も基本的な本能なので当然ともいえますが。 そんな「死ぬこと」ですが、誰しも一度はこう考えたことがあるのではないでしょうか? 「そもそもなんで死ぬんだろう?なんの意味があって生き物は死ぬんだろう?」 と。 実はこの答えのでなさそうな問いも、生物の歴史や仕組みを理解していけば見えていきます。 ということで今回は「死ぬことの意味」を解説し…
アマゾンプライムでの中国語字幕と中国語吹き替えでエヴァを楽しんでいます。「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」の「序」と「破」の中国語字幕についての記事はこちらです。「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」の中国語字幕 「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」の中国語字幕 今回は新劇場版の「Q」の中から気になるセリフを抜粋して中国語字幕ではどうなっていたか紹介したいと思います。映画の題名は「序」「破」とほぼ同じです。ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q福音战士新剧场版:Qfú yīn zhàn shì xīn jù chǎng bǎn 「Q」はそれまでの「序」「破」と比べて物語の流れと雰囲気が変わりますよね。この展開についてい…
サブリミナル・マインド―潜在的人間観のゆくえ (中公新書) 作者:下條 信輔 中央公論新社 Amazon 顕在意識(知覚できる意識の領域)は全体の10%未満。ほとんどは、潜在意識(無意識) 序 私の中の見知らぬ私―講義に先立って 人間科学の「セントラル・ドグマ」 人は自分で思っているほど、自分の心の動きをわかってはいない。 DNA→RNA→タンパク質の、特定の順序で複製し循環する関係、分子生物学では、これを軸として大きな発展をとげました。 ドグマ(教義)、テーゼ(命題)、方法論 見える限界=識閾よりも下という意味で「サブリミナル(閾下)」という。 本人の自覚がないにもかかわらず、刺激が知覚や行…
【問題】 タンパク質はどのように合成されているの? 【基本概念】 セントラルドグマ 【基礎知識】 ※タンパク質の種類はヒトでは10万種類程度(多数のアミノ酸が鎖状に繋がった分子) (例) ・コラーゲン(組織や器官の構造の維持) ・アクチン(筋肉の収縮にはたらく) ・ヘモグロビン(酸素の運搬にはたらく) ・ホルモン(特定の組織や器官のはたらきを調節する) ・フィブリン(血液凝固に関係) ※RNAの構造 RNAはリン酸、糖、塩基からなるヌクレオチドが構成単位となっており、DNAとは異なり1本のヌクレオチド鎖でできていて、長さも短い。RNAは塩基3個の配列で1個のアミノ酸を指定しており、この塩基3個…
やったこと 今月は初旬から気温が上がり、活動の機運が高まったので外に出掛けた。首都圏外郭放水路は埼玉県の右上に所在する施設で、江戸川の過剰な増水を防いで東京の治水に貢献しているとのこと。4つある見学コースのうち、最近新設された「インペラ体験コース」を選択した。日程の融通がききづらくて*1、しかも割高だった*2けど、ここの見学に行くならぜひ選びたいと思えるいいコースだった。 「第1立坑」。たしかに大きいけど、エヴァでいうとセントラルドグマほどではない。第9使徒マトリエルを撃破したでかい穴くらいな気がした 「調圧水槽」。いわゆる“地下神殿”。仮面ライダーの撮影等に使われている 今回選んだコースでは…
DNA→転写→mRNA→翻訳→蛋白質 はイギリスの分子生物学者クリックによって提唱された。 遺伝情報の流れを示したもので、あらゆる生物の中心教義である。一方向性で逆向きはない。 一部逆転写酵素をもつレトロウィルスでこれに従わないものもある。(ウィルスが生物かどうかは未だに確定していない) 又近年短い2本鎖RNAが特定のmRNAに作用し、mRNAの翻訳を制御するRNA干渉と云う現象が多数発現していることが見出だされている。 ヒト細胞核約10μm(1mmの100分の1)の中にはDNAがヒストン蛋白質に絡み付き23対46本の染色体を形成して存在している。その長さを合わせると2mに及ぶ。DNA2重らせ…
前回のブログでは、厚労省の「ワクチンで注射するmRNAは短期間で分解されていきます」という見解が、正しくない可能性について検討しました。mRNAは1ヶ月以上体内に存在し、脾臓、骨髄、肝臓、副腎、卵巣に蓄積されるという情報があります。そして、mRNAが入り込み、スパイクタンパク質を産生する細胞は非自己とみなされ、細胞傷害性T細胞(キラーT細胞)から攻撃を受けて破壊されることが予想されます。 このうち副腎が傷害されればアジソン病にみられる全身倦怠感、疲労感、めまい、意欲の減退といった症状が出現することが考えられ、これはワクチン接種後に認められる慢性の後遺症に類似しています。また、卵巣が傷害されれば…
長い目で見れば我々はいない。繁殖すれば時間は進む。それはエネルギーの散逸そのものだ。種を残そうとしているなんて説明するのは進化の否定である。残すって何を?そもそも同一性はその都度の近傍での話でしかない。生き物は燃え広がっている山火事の上で沸騰している水にできる熱対流のようなものだ。勢いと燃えるものがあれば続く。もちろんまだ燃えるものがあっても消える可能性はある。どうして現存する生物で続いているのだろうか?そしてこのままそれは続くといえるのだろうか。それはおそらく物理の問題であり予測できるかもしれない。もちろん未来はわからない。生き物は何度か大量に絶滅したとされる。様々な原因で繁殖できなかったり…
合成生物学の衝撃 (文春文庫) 作者:須田 桃子 文藝春秋 Amazon DNA→mRNA→タンパク質と遺伝子情報が伝達されていく。これにはセントラルドグマ、つまり、RNAポリメラーゼという酵素が欠かせない。 バイオブリックは言語だ。 標準生物学的パーツは定まった構造や機能を持つDNA配列のことである。これらは共通のインタフェースを持つように設計されており、新しい生物系を構成するために大腸菌などの生きた細胞に組み入れることができる。BioBrickパーツは合成生物学に工学原理の抽象化と標準化を取り入れるために作られた 「ヒトゲノムを解読した男」のクレイグ・ベンターはミルブレー育ちらしい。 CR…
失われた未来を求めて作者:木澤佐登志大和書房Amazon■目次 はじめに Chapter1 資本主義リアリズムと失われた未来 1 未来の誕生と喪失 ♣ ルイス・キャロルは黄金色の午後の夢を見たか ♣ カール・マルクスと胎動する〈革命〉 ♣ 虚構としての未来 ♣ 〈未来=子ども〉の光と闇 ♣ エーデルマンと致死的な〈未来〉 2 資本主義リアリズムの起源 ♣ チリ・クーデターが崩壊させたもの ♣ サイバネティクスと恒常性 ♣ サイバーシン計画――テクノロジーによる社会民主主義 ♣ 新自由主義の実験場 3 未来を幻視する――失われた連帯のために ♣ シティズンシップの崩壊 ♣ 道化と超人――ジョーカ…
20XX年 某月 某日 とある場所 僕とでぃーどのは語り合っていた。(※でぃーどの:僕のブログに高頻度で登場するケモナー) でぃ「何をしても面白い人っているじゃない。」 よ「そうなの?」 でぃ「よつぎさんもその系統だよね」 よ「何てことを言うんだ君は。こちとらこんなに真面目に生きているというのに」 なんかこの言葉が常に僕の心にしこりを残しています。 なんかこう、真面目にやっても常に笑いの神が降りてくるこの感じ、口では否定したものの、若干納得感があります。 今回の記事も笑いの神が降ってきたり、そこまでするかというほど神に弄ばれたのでこうご期待。僕にとっては笑いの悪魔かもしれませんね 神は1人でい…