シランの花が終わりました。 エビネと同様に、花茎は根元をしっかり掴んで真上に引っ張れば抜くことができます。(いや、途中で切れることもあります) 茎の長さは長いもので60㎝以上はあります。 そのシランの代わりに、ホタルブクロが膨らんできました。 地下茎で爆発的に増え続けているホタルブクロ。 侵入されたくない場所では、即、抜いてしまう植物です。 東側は、そのホタルブクロの無法地帯。 ホタルブクロだらけです。 さて、こちらは憐れな姿に。 野鳥の水飲み台の板がボロボロになってしまったので外した写真です。 下にはヤマノイモ科の植物の葉がいっぱい。 ダイミョウセセリがいくつも卵を産み来ました。 本当は早く…
昨日は、ヤマノイモ科の植物にダイミョウセセリがやって来て卵を産んだという記事でした。 ところが、肝心なツルを巻き付けている野鳥の水飲み台が悲惨なことに。 近寄ってみると、板が剥がれているー やっぱりーという感じです。合板だと水分で剥がれてしまうんですね。予想していたものの、激しすぎます。 こんなに不安定じゃ、野鳥も敬遠してしまうでしょう。 至急、作り直さないといけません。 木製のものは持ちませんね。 ウッドデッキと同じです。 でも、この水飲み場は板にスプレーしただけで、防腐処理とか全くしていなかったので、仕方ありません。 同じ合板で作り直しても同じ現象が起こってしまうでしょう。 プラ製の板に交…
ダイミョウセセリのためにと育てているヤマノイモ科の植物。 今年は、野鳥の水飲み場の支柱に這わせています。 上に伸びすぎたので、ツルをいったん外して、下側に這わせています。 さっそく卵が産みつけられていました。 秋になると、この植物にムカゴが出来ます。これが美味しい! ダイミョウセセリの過去記事⇩
2024.04.25更新 ゆるむしの森のチョウ ゆるむしの森に生息するセセリチョウ科 Hesperiidae のチョウは、これまで8種を確認しています。目撃できる個体数(目撃頻度)については:多い +++ 、中程度 ++、少ない +、稀 (+) で表しています。 チャマダラセセリ亜科 Pyrginae ダイミョウセセリ Daimio tethys ●前翅長:16–22 mm ●時期:4–10月 ●越冬態:幼虫 ●目撃頻度:+ ●幼虫の食草:ヤマノイモ科(ヤマノイモ、ツクネイモ、オニドコロ、エドドコロ、ニガカシュウなど) 備考:春から秋まで見られる普通種ですが、目撃頻度はやや低いです。5月に見ら…
すくすくと育っているダイミョウセセリです。 でも、この幼虫は、葉をかなり食べ尽くしてしまい、そろそろ引っ越しをしないといけませんね。 少し外の様子をうかがっていましたが、すぐに顔を引っ込めて隠れてしまいました。 やがて、もう少し大きな葉に移ると思います。 こちらは顔を出しています。 でも、葉の住処に隠れていないと危険なんですよね。 近寄ったら、葉に隠れてしまいました。 上の大きな葉一枚が隠れ家です。 この幼虫も葉を細かく刻むのが苦手らしいです。 虫の世界にも、こういうヤツがいるのが面白すぎます。 ネットをかけておいた幼虫もかなり大きくなって食欲旺盛。 葉が少なくなってしまいました。 そこで、葉…
何年か前から設置している「ヤマイモタワー」 勝手に生えて来る蔓性のヤマノイモ科の植物を支柱に這わせて育てています。 この支柱に集中させて管理しやすくしたものです。 *厳密には、「ヤマノイモ」なのか、「ヒメドコロ」なのか「オニドコロ」なのか調べてはいません。 ヤマノイモ・・・葉が対生。むかごがつく。 オニドコロ・・・葉が互生・ 我が家のは互生です。 毎年、ダイミョウセセリが産卵に訪れますが、今年は多いと感じました。 ①1頭目。ネットで保護している幼虫。 ②茎の下の方にも見つけました。 ③ここにも ④ここにも ⑤まだあります。 ⑥今年は多いぞ! ⑦これもだ。 ⑧極めつけは、この幼虫。 最初は枯れた…
ナミルリモンハナバチ(ブルービー) 相方が休みの日は、自転車かバイクでJAに野菜を買いに行くのがおきまりになっていたのだが、体を動かすのは大好きだから自転車には乗りたいもののこの暑さではちょっと危険な感じがしたので、「バスかモノレールにしない?」という提案に素直に従うことにした。 ものすごく久しぶりにバスに乗って大船まで買い物に。バスという乗り物にめったに乗らないので、バスからの見慣れた風景はまた違った趣を見せて面白く、始終きょろきょろしながらこれはこれでとても新鮮で楽しかった。そしてテンション高めな気分でのその帰り道、神戸川沿いをぶらぶらと歩いているとなんと!タマムシが道路の真ん中に。 初め…
カテゴリー:生き物観察 「ゆるむしの森」では、6月初旬に短時間ですが、ヒョウを伴うゲリラ豪雨に見舞われました。その際、低幼木を中心に枝折れや葉の損傷などがあり、多大な被害を受けました。クヌギやコナラの低木は何本か根元から折れ、アオキなどの大きい葉の樹木はズタズタになりました。 その時以来、オオスズメバチの姿が全く見られなくなりました。きっと豪雨で巣が流されたのでしょう。木に傷を付ける役目をもつスズメバチがいなくなったせいか、ヤナギやアキニレの樹液の出が悪くなり、7月に入ると全くと言っていいほど、樹液を見ることがなくなりました。いま、クワガタなどの樹液に集まる昆虫も表面上激減しています。 楽しみ…
池のほとりで小さな蝶が飛び立ちました。 ダイミョウセセリです。 トキワマンサクの葉の裏にとまりました。 わざわざ葉の裏だなんて、日除けかい? それとも紫外線が苦手? いやいや、ただ、眩しかっただけかい? 角度を変えて撮影。それにしても、うまく隠れています。 どう見ても太陽光を避けているとしか見えません。 でも、あまりに近づき過ぎたため、飛び立ってしまいました。 次にとまったのは日陰になった場所のマンリョウの葉。 今度は葉の裏ではありません。やっぱり光を避けていたとしか思えませんね。 羽を広げました。 蝶にとってもも太陽光は暑すぎなのでしょう、きっと。 この蝶は、風にあおられたのかヒラヒラと道路…
紫陽花の葉で翅を休めるダイミョウセセリ。 このニコンのコンデジは、望遠にするよりもワイドのまま近くに寄って撮影した方がクリアーに撮影できます。 と言ってもブログにアップするのですから、サイズも小さくて画質などあまり問題ではありませんけど(笑) これで約5㎝ほどの距離。 感づかれて飛び立ちましたが、近くのミヤマシキミにとまりました。 もう花はとっくに終わっているというのに・・・ 産卵行動ではないので、ふらっとやって来ただけなのでしょう。 ヤマノイモ科の植物があっても、見向きもしませんでした。 今年も支柱を立てて、この植物を誘引しています。いつでも卵を産みに来てもいいように。 可愛い、5mmほどの…
ミヤマ(深山)の名を持ちながらも、結構都市近郊でも見られるミヤマセセリ。先週、田園都市線の青葉台駅周辺の公園で見つけました。 地味なセセリチョウですが、一応春にしか見られないスプリングエフェメラル(春の儚い命)の一員なので、春に1匹でも見つけないと何だか落ち着かないですよね。 都市近郊では減少傾向にあるようですが、青葉台駅からバスで行ける幾つかの公園では、まだまだ健在。4月中ならたいてい1、2匹は出会えます。 こんな地味でもスプリングエフェメラルの一角を占めるミヤマセセリ。先週、青葉台駅周辺にて。 今回は何とかメス(メスの方が模様がはっきりしていてきれいです)の撮影に成功して、面目を保つことが…
この白いお米のようなのは、・・ 👆👇キタキチョウのたまごです。1個産み付けたらまた、違う場所に産み付けます。 ツマキチョウ 春だけに現れる蝶ですが・・なかなか止まらないので撮るのに苦戦します。😅😅 ダイミョウセセリ アオスジアゲハ ナミアゲハ ジャコウアゲハ 昆虫が活動を始めたので、ついつい時間を忘れてしまいます。来週からは、時間を決めて散策しなくては、・・😅😅 田畑の作業や空き家の掃除をサボっているので大変(;^ω^)
春の白いお花はたくさん! 白のお花はいよいよ春の到来を感じさせてくれる春は白と黄色のお花が多い季節です。種数の多い植物は図鑑とにらめっこしても分からないものも多いですよね。今回の記事では身近な場所を歩いていると目にする白いお花を紹介していきます。花の雰囲気さえつかめれば似ているお花の名前も分かる場合が多いので、形にしっかり注目してみましょう。 https://amzn.to/43ZCXuJ 山野草に興味のある方に私が一番オススメする図鑑です。 春の白いお花はたくさん! ミドリハコベ ミチタネツケバナ ハナニラ ハルジオン、ヒメジョオン クサイチゴ スズメノカタビラ ナズナ オランダミミナグサ …
朝晩と昼の寒暖差が激しくなっている毎日です。 イカリソウの繊細な葉は枯れ始めました。 ダイミョウセセリの食草だったヤマノイモ科の植物。 蔓が絡みついてもっこりしていますが、これも、そろそろ枯れ始めるでしょう。 元々、野鳥の水飲み場として作りましたが、すっかりと葉で埋め尽くされています。 徒長した枝が5,6本、1m以上伸びていたので、剪定したハナカイドウ。 下草のチゴユリも、そろそろ地上部がなくなります。 我が家の庭はだんだんと寂しくなりました。
コースは駐車場への戻りの道に。 アキカラマツがもうすぐ咲きますね。 リスアカネ。良い画像が撮れました。何かの折に復習できます!! アカトンボの仲間の見分けには訓練がいるっ。 アミガサハゴロモ外来種がこの時も良く見られました。 土の水分を求めて集まってきたキタキチョウ。以前も見たことがある。 そういえば、糞にウラギンシジミが集まっているのも見たことがあるのでしたね。 フクラスズメの幼虫。体を振って威嚇し始めました。 あのぷっくりした幼虫から、大人はちょっと地味目になってしまう、ダイミョウセセリ。 ヒヨドリバナ。実は近所にもあるのですが、形態が違うことが、後日葦毛湿原で教えて貰うこととなり知ること…
オレンジの珍しそうなシジミチョウ 身近ながら超キレイな蝶春の3月から遅いと11月頃まで、主に草地を中心に非常に鮮やかなオレンジ色のシジミチョウを目にすることができます。この蝶は普通種でありながら大変美しく、季節による色の変化や比較的大人しめな性格により観察もしやすいとてもおすすめのチョウです。今回の記事ではオレンジ色のシジミチョウ、ベニシジミの魅力を紹介していきます。 オレンジの珍しそうなシジミチョウ ベニシジミとは 生息環境 季節型 チョウ類と訪花の種類 まとめ ベニシジミとは 日の光を受けると輝いているベニシジミは冬を除いた幅広い期間目にすることができるシジミチョウの仲間です。 表は渋い感…
カテゴリー:生き物観察 今年は10月に入って、やっと秋らしい気温になってきました。この記事では、まだまだ暑かった9月のゆるむしの森で見られたチョウを載せます。ジャコウアゲハとゴマダラチョウは別ページで紹介していますので、その他の代表的なものについて写真をアップします。 種の数については基本的には8月とほとんど変わりはありませんが、個体数に大きな違いがあります。まずはキチョウ(キタキチョウ)です(写真1)。9月に入ってぐんと個体数を増し、今最も多い種になりました。モンシロチョウが激減したのとは対照的です。 ↑写真1 キチョウ Eurema hecabe(2023年9月25日) タテハチョウの仲間…
木曜日朝の善福寺公園は曇り。涼しい朝。暑さ寒さは彼岸まで、というがその通りの朝。 ただし、湿度は相変わらずで、次第にムシムシしてくる。 上池を半周して下池へ。 アオスジアゲハのさなぎは無事なようだ。 きのうより地味さが増していて、そうやって外敵の目から逃れようとしているのだろうか。 スイレン畑ではアオサギがエサをねらっている。 イトトンボのオスとメスらしいのがデート中なのか、じゃれ合っている。 ところが、オスのほうがクモの糸にひっかかっしまった。 尻尾をふりふりしながら往生している様子。 そばでメスらしいのがジッと待っていた。 クモが何やらもぞもぞやっている。 よく見ると獲物を捕まえたところだ…
3連休明けの火曜日朝の善福寺公園は快晴。相変わらず残暑続く。湿度は多少下がったか。 上池をめぐろうとしたら、遠いところにカワセミがいる。 きのうに引き続きカワセミの姿。 ほかにももう1羽いて、追っかけっこしてるのか。 池をめぐっていると再びカワセミ。 さきほどのか、別のヤツか。 アオサギが羽を半分広げて日向ぼっこ。 アオサギ独特のポーズだ。 ウはよく大きく広げて濡れた羽を乾かしているが、アオサギは中途半端な開き方。 全開するとバランスを崩しちゃうのでこの程度で我慢してるのか。 下池にまわると、こちらでもカワセミの姿。 今年生まれた若い鳥のようで、まだ幼そう。 ちょっぴり背伸びのポーズ。 ダイブ…
土曜日朝の善福寺公園は曇り。涼しげな風もときおり吹くが、湿度が高すぎてムシムシ。まるで熱帯雨林にいるみたい。 公園に着いてまず見つけたのが、お尻に突起のあるスズメガの幼虫。 クロスズメの老齢幼虫のようだ。 緑色の体色で、背面と側面に白と褐色の縦線がある。 前から見ると、黄色と茶色のストライプ柄。 何かに擬態してるんだろうか。 上池を半周して下池へ。 けさもアオサギが木のテッペンで首を伸ばしている。 やがて少しだけS字状に折り曲げた。 下池を1周して再び上池へ。 木の幹に張りつくようにして虫がいる。 前にまわると、キマダラカメムシが脚をおっぴろげていた。 きのうは東京地方で、もの凄い雷、それにモ…
前回からかなり開いてしまいました🙏 冒頭写真はゴンズイの木です🌳 今年はとても暑かった…私は熱中症になってしまい、 暑さに慎重になり、鳥見に殆ど出ていませんでした💦 最近、鳥見を再開し始めてちょこちょこと出歩いて身体を慣らしていました🚶 スッカリとコンデジとの相棒感がなくなり ピントを合わせるのが ぜーんぜん上手く行かずに困りました😅 今日は雑木林の都立公園へ行きました✌️ 最初に会ったのはメジロ🎶 雑木林中ではまだ木々の高い所にいて撮れず、 撮れたのは、雑木林の公園入口の電線にいるメジロ😚 できれば自然背景でとりたかったなぁ😅 メジロ自体は可愛いのですがね⤴ 公園に入ったらまずはヒヨドリ🐦 …
夏の花、ナツフジを探します。 海上の森では森の一部に高い場所で咲いているので、何となく特別感があるような感じです。 豊橋では割合身近な花なんじゃ無いかな。 このように道路上に落花があって花があったことに気が付く。 上の方にあったナツフジの蔓と葉っぱ。 常連で他の尾張自然観察会定例も精力的に参加されているOさんが見付けたダイミョウセセリの幼虫。これはオニドコロの葉っぱの住処にいた者。 私も自力で見付けたい~~~。 葉っぱを扉のように折りたたんでいたら幼虫がいる可能性が。 マユタテアカネがいましたね。 ウズラカメムシの幼虫だったかな? ムラサキシキブにイチモンジカメノコハムシが2頭いましたよ。 こ…
カテゴリー:生き物観察 今年の夏は例年と比べて暑い日が続いていますが、8月も下旬になると空や風が秋めいてきました。空の青さが秋を感じさせます。周辺の水田は稲穂が伸びて黄色になっています。9月になれば稲刈りが始まるでしょう。 このページでは、今年の8月にゆるむしの森と周辺で見られたチョウ種を紹介します。特に8月になって初めて見られた種や写真に撮ることができた種、あるいは個体数が増してきた種などを中心に記します。 写真1は、森の近くの民家の畑に咲いていた花に飛来したキアゲハです。普通種ですが、アゲハに比べると見かける頻度は少なく、今月になって初めて撮影できました。 ↑写真1 キアゲハ Papili…
水曜日朝の善福寺公園は晴れ。雨上がりで蒸し暑い。ときおり風が吹くと涼しいんだが。 上池を半周して下池に向かう途中、雑木林にいた脚の長~い白い虫。 ガガンボの仲間のようだが、ヒメガガンボの一種のウスナミガタガガンボに似ている。 純白に見えるのは羽化して間もないからか。 近づいてよーく見ると頭はほとんど黒い目。 頭から伸びてるのは、何か獲物でもとらえたのだろうか。 下池をめぐっていると、池のほとりでヘクソカズラの小さな花があちこちに咲いている。 その花に、ダイミョウセセリが蜜を吸いにやってきていた。 ちなみにヘクソウズラは漢字で書くと「屁糞蔓」。葉や花が変な臭いがすることからこう呼ばれていて、命名…
カテゴリー:生き物観察 2023年の7月も残りわずかとなりましたが、連日猛暑が続いています。ゆるむしの森でも日中35℃を超える毎日ですが、木々の間に入れば1-2℃下がりますので、まだ過ごしやすいです。この記事では今年の7月に見られたチョウを紹介します。基本的に6月とあまり変わりませんが、若干の種の入れ替えと、暑い7月下旬における個体数の減少が見られます。 写真1は、森のシンボルの一つであるハンノキのツインタワーです。下草が繁茂し、観察路を覆ってしまうので、この時期、道を確保する草刈りが大変です。 ↑写真1(2023年7月24日) 写真2中央は、この森で一番樹液が豊富なマルバヤナギですが、今年は…