昨日、所用から車で帰宅していたら、我が家の表の細長い花壇を念入りに見ているおばあさまがいた。散歩の途中のようだが普段あまり見ない顔である。 我が家ではこれまで花を植えるなんて習慣がなく所謂殺風景な花壇でサツキが植わっていた。自分で植えたわけではなかったので、愛着もそれほどなかった。 そのサツキも長年の疲れが出たみたいで次々と枯れかかっていた。 そして家主、つまり私が一念発起してこのサツキたちにお別れを告げ、花を植え始めたのだ。 そのおばあさまがあまりに念入りに見ていたので私は車を減速して、しばし様子を見ることにした。するとそのおばあさまはしきりに手と首を横に振りだした。そう、ダメ出しである。 …