辻村深月の同名小説を原作とした映画作品。 松坂桃李主演、平川雄一朗監督。 大切な人を亡くした者と死者を一度だけ再会させる「ツナグ」を通じて、他人の人生に深く関わって行く青年の葛藤と成長を描く。
http://tsunagu-movie.net/index.html
辻村深月の小説作品。 一生に一度だけ、死者との再会を叶えてくれるという「使者(ツナグ)」。その仲介のもと、再会する生者と死者の邂逅を描く。 第32回吉川英治文学新人賞受賞。
ツナグ (新潮文庫)
死んでしまった人に会いたいと思うのは、未練があるからだ。伝えたいことがあったり、気持ちを知りたかったり。また顔を合わせるのだと思うと、気まずくなりたくなくて言えないこともある。波風立たずになんて思ってしまう。 後がなくなってから言えるなんて寂しい。伝えることを身構えずに、あたりまえにできたらいいな。
255.ツナグ/辻村深月 残されて生きる者は、どうしようもないほどにわがままで、またそうなるしかない。それがたとえ、悲してくても、図太くても。(p.416) ツナグ(新潮文庫) 作者:辻村深月 新潮社 Amazon 一生に一度だけ、生きている者と死者を再会させる特別な力をもつ使者によって、大切な人を亡くした者たちの一夜限りの邂逅が描かれる、辻村深月の連作短編集。 「死者との再会を叶えてくれる」という怪しげな都市伝説は、出どころも分からないまま、じわじわとインターネットを中心に広がっていく。 やがて、そんな噂を聞きつけた人々の前に現れたのは、大切な人を亡くした者と死者を引き合わせる不思議な力をも…
著者 辻村深月 長編 文庫本 441ページ 発売日 2012/8/27 読み終えるのにかかった時間 3時間 死者は、残された生者のためにいるのだ。一度だけ、逝った人との再会を叶えてくれるとしたら、何を伝えますか――。死者と生者の邂逅がもたらす奇跡。心に染み入る感動の連作長編小説。 なんとも考えさせられる話でした。 あの世へ行ってしまった人に会うなんて現実世界ありえないんですがもしの話が現実世界にある話なら、自分だったら「誰に」と考えてしまいました。 感動出来る話がほとんどなのですが女子高生の話はかなり重すぎました。 私の中では急に重々しい話だなと思ってしまいました。 でもきれいな話ばかりよりか…
ツナグ 想い人の心得 (新潮文庫)作者:辻村 深月新潮社Amazon 1. 書籍について 「ツナグ 想い人の心得」は、辻村深月による続編作品です。歩くんが使者としての経験を積んでいく様子が描かれています。この本を選んだ理由は、前作「ツナグ」がとても印象に残り、続編が気になっていたからです。 2. 主題やテーマ 本作の中心的なテーマは、「使者」として生きることと、生と死の繋がりです。人々がツナグを通じて亡くなった人と再会することで、自分自身や大切な人との関係を見つめ直すきっかけとなります。 3. 感想の詳細 本作では、使者としての歩くんの成長や、さまざまな依頼人たちの物語が描かれています。一人娘…
今週のお題「習慣にしたいこと・していること」 1日に1回は、本をよむのを習慣にしてる ・仕事の昼休み ・ちょっとした家事の合間 ・寝る前のベッドで ・待ち時間の車の中 隙間時間って捨てたもんじゃない けっこう読めるものなのだ なので、 よみかけの本をいたるところに忍ばせてる ・リビングのテーブルの上 ・ベッドのサイドテーブル ・カバンの中 ・車の中 そして昨日、隙間時間で読み終えた本 ツナグ ~想い人の心得~ 辻村深月 以前、この作者の本を読んで 面白かったので読んでみた irotora.hatenablog.com こちら、 ツナグの続編と知らずに読んだ ツナグ (新潮文庫 新潮文庫) [ …
ツナグ(新潮文庫)作者:辻村深月新潮社Amazon 1. 書籍について 書籍のタイトルは「ツナグ」で、著者は辻村深月さんです。本書は映画化もされ、一生に一度だけ死者との再会を叶えてくれる「使者(ツナグ)」という存在について描かれています。物語は、突然死したアイドルから年老いた母まで、様々な人々がツナグを通じて死者と再会する様子を描いています。私はこの本を選んだ理由は、切ないけれど温かい物語に惹かれたからです。また、辻村深月さんの作品が好きなので、期待して読みました。 2. 主題やテーマ 本書の中心的なテーマは、死者との再会という題材です。このテーマに興味を持ったのは、死者との別れが絶望的なもの…
一生に一度だけ死者との再会を叶えることができる人=「使者(ツナグ)」を軸にさまざまな過去や想いを抱えた人々を連作の形で描きだす長編小説…文庫本の背表紙にはそのように紹介されており、期待して本書を手に取りました。 全体としてとても面白い小説でした…ただ、読み方が難しいですね…ついつい自分の経験や知識に照らして読んでしまうので、50代や30代の男性の描写が頭の中で像を結びませんでした。とはいえ、作者はちゃんと「ツナグ」本人の物語も描いて、すっきりとした読後感を与えてくれます。ツナグ (新潮文庫)作者:辻村 深月新潮社Amazonランキング参加中読書
愛知県瀬戸市にある書店「ひとしずく」さん、ここのないしょ本に導かれて辻村深月さんの『ツナグ』を読むことになりました。とても爽快な読了感にすっかりとファンになりました。若い書き手なのに嫌味がなくて、本当に面白いと思えました。その勢いで続編を購入してきて読み終わりました。続編も絶対に読んで欲しいです。 内容紹介です もう一度だけ亡くなったあの人に会えるとしたら、あなたは何を伝えますか? 死者との再会を叶える使者「ツナグ」。長年務めを果たした最愛の祖母から歩美は使者としての役目を引き継いだ。7年経ち、社会人になった彼の元を訪れる依頼者たちは、誰にも言えぬ想いを胸に秘めていた――。後悔を抱えて生きる人…
感動の読了感!辻村深月さんの連作長編小説『ツナグ』です。僕は辻村深月さんの本を初めて読みました。もしかしたら、才能に嫉妬していたのかも知れません。食わず嫌いという言葉では片付けられないほど、もったいなかったです。この本は、愛知県瀬戸市にある古民家を改装したセレクトショップ:ひとしずくさんの「ないしょ本」です。直感的に手に取って購入したのですが、読んで良かったです。 www.instagram.com こんな感じで売られていました。今週末は岡崎市にきてくれるそうなんで、籠田公園に行ってみようと思います。 この本が欲しい方はこちら ツナグ(新潮文庫) 作者:辻村深月 新潮社 Amazon 一生に一…
最近読んだ本 今日は久しぶりに読書の話題でも。 ここ数か月で読んだ本の感想。主に電車に乗る時のために買って読み、気に入った本は家で続きを読んだりする。新しく出た本というわけではないが、その時の気分で買うので、かなり以前に出たベストセラーをブックオフで買ったりする。今回も女性作家の本3冊。 宮部みゆき『理由』 宮部みゆきの直木賞受賞作。高級マンションで4人が殺害されるというショッキングな事件が起こり、その奥に潜む謎を解き明かしていくのだが、手法として、事件がすでに解決して過去のものとなった時点から、事件の関係者が事件のことを振り返り、ドキュメンタリーのように描くという形をとっている。探偵や刑事が…