『アメリカ紀行』を取り上げた記事で、大学時代から千葉雅也の本を読んでいた、と書いた。 junjacques.hateblo.jp その大学時代、彼のトークイベントに行ってみたことがある。なににひっかけて行ったイベントだったのか、彼がどんなことを語ったのか、さすがに十年以上前の話なのでなにひとつ覚えていないが、印象に残ったことがある。彼が語り終わったあとの質問コーナーだったか、わたしが何か質問したときに、彼はわたしの言葉を笑い飛ばすでもなく、じっと考え、答えてくれたのだった。そのときの答えてくれる姿が、今でもずっと、わたしの大事な思い出として残っている。 『デッドライン』を読みながらまず思い出し…