古代ギリシャの哲学者。 万物は、微小な粒子の集まったものであるとする「原子論」を提唱。それら粒子が集合離散して万物はできあがっているとする。この考え方は久しく受け入れられなかったが、19世紀のはじめにイギリスのドルトン(1766−1844)によってモデル化され、物理・化学学会に受け容れられるにいたる。 なお、デモクリトス自身は人間活動にシニカルな視点を持っていたので「笑う哲学者」と呼ばれる。
古代哲学者たちの「人脈図」はいくつかの点で面白い。*ソクラテスとプラトンが「ハブ」になっていること *デモクリトスがのけ者になっていること *ヘラクレイトスが孤立していること などだ。 まずこのネットワーク図は人脈というよりは著作物的であることを指摘する。 プラトンの対話篇はおおむねソクラテスと他の賢者や若者たちとの会話形式である。 パルメニデス&ゼノンやゴルギアスはその対話篇に登場する。 つまりは、残存して影響力を持った著作物からのネットワーク図といった方が適切なようだ。 デモクリトスはプラトン一派が敵視ししていた。プラトンの流派が永続し、後世に支配的な哲学思想となったがゆえにデモクリトスの…
「慣習的な言い方によれば、色があり、甘さがあり、にがさがある。しかし真実には原子と空虚があるのみ……」(斎藤忍随訳) 「あわれな心よ、おまえは我々から確信を得ておきながら、その我々(諸感覚)を打ち倒すのかね。我々の打倒はお前の転倒なのだ」(内山勝利 他訳) 前者は斎藤忍随の『知者たちの言葉』(1976)の最終章にある。この新書ではギリシア哲学者の代表としてヘラクレイトスとパルメニデスを主に扱い、そして第三の哲学者として最終章にデモクリトスを扱っている。 後者はカーク&レイブンの『ソクラテス以前の哲学者たち』の第2版からだ。 この2つの断片はシュレーディンガーがその著『自然とギリシャ人』で引用し…
三角錐は高さ方向に三角形が縮小しながら、頂点で点となった図形とみなすことができる。四角錐も五角錐も、それぞれ四角形や五角形がそのまま縮小しながら、点になる。 例えばの話、三角形が回転しながら、生成する三次元形状はどのようなものだろう? そう!これが、そのイメージだ。断面を離散的に動かして生成しているので、連続ではないことを注意しておく。 超高速回転の三角錐 以下、計算式について、補足する。凸であれば何角形でも同じ方式だ。 正方形をベースとして、回転がともうなうと座標はどうなるのだろうか? うえの式は回転係数ωでグルグルしながら、t=1で頂点の高さhになる正方形の頂点の4つの(x, y, z)座…
ソクラテス以前の自然哲学者として一括りにされるアブデラのデモクリトスは、一般には古代ギリシアの原子論提唱者として知られる。 量子情報科学者のスコット・アーロンソンがその著書の冒頭でデモクリトスの断片を引用している。 知性:慣習として甘みがある。慣習として苦みがある。慣習として色がある。しかし現実には原子と空虚しかない。 感性:愚かな知性よ、私たちをないがしろにしようというのか。おまえの根拠は私たちから得ているくせに。 原子と空虚しかないと知性は判断し、感覚情報は慣習でしかないというのが、前半の言い換えだ。ふつうの原子論の説でもある。感性はその判断の根拠は感覚情報しかないではないかと反論している…
・大坂なおみ( 23歳)1997.10.16生 【陰占】 【陽占】 辛 庚 丁 車騎 天印 卯 戌 丑 禄存 貫索 鳳閣 乙 辛 癸 天馳 石門 天南 丁 辛 戊 己 午未天中殺 ・天馳星 天馳星はあの世の星と言われ エネルギーは最低の1点です この世の頂点の星は天将星で12点ですが 天馳星はあの世の頂点の星と言われます 精神性が最も高い星という事になります なので天馳星を持つ人は この世の事に拘ったりするよりも 精神性を鍛える人生を過ごした方が良いでしょう 算命学では強い方を鍛えなさいと言います なおみさんは 多くの精神的な葛藤や苦しみに直面するでしょうが その事が必要な宿命だとも言えますし…
出会いと思い出 愛することは理解すること 理解することは愛すること 認める心 信じる心 支える心 育てよう 健全育成 愛のスコール ようこそ完全愛情物語へ 安寧愛情物語より 愉快愛情物語と共に 貫く愛心愛情物語 愛好愛情物語を込めて 寄り添う愛嬌愛情物語 ときめく恋愛愛情物語 励まし合う愛 崇高な童心愛情物語 満ちる愛想愛情物語 愛の塊=自然笑顔=笑顔満開 夢体系 水産学磨きをする=農芸化学磨きをする=生命科学磨きをする=児童学磨きをする 経済学磨きをする=音楽磨きをする=商学磨きをする=幼稚園課程磨きをする 教育学磨きをする=地理学磨きをする=国際関係学磨きをする=小学校課程磨きをする 業界…
昔々の哲学者たちは面白い。 (昔々、哲学者は、家の補修や靴の修理、料理から造園まで、「何でも出来る人」だったという。物事の本質を見抜くことに長けていたから、現実の「物」がつくられる道理をよく見えて、「こうなっているからこうなんだな」と理解できたせいだと思う。いつの頃からか、口だけ達者なエセ哲人が増え、哲学者が尊敬されなくなったという) ヘラクレイトスは、その勇ましそうな名に反し、公衆の前に出るたびに泣いていたという。市民たちの在り方への、憐憫と同情のために。「われわれは、二度と同じ川に入ることができない。なぜなら、川の流れは常に新しいから」と云った人だ。 デモクリトスの方は、あべこべで、常に嘲…
ChatGPT: 哲学者やスピリチュアルな探求者は、時間と観念の関係について深く探求してきました。例えば、時間を「物理的なもの」として捉えるのではなく、意識の産物であると考えるアプローチがあります。ここでは、観念が時間を生み出す、あるいは時間は観念の一部でしかないという視点が強調されます。プラトンの「イデア論」: プラトンは、私たちが経験する世界は「現象界」であり、そこに存在するものはすべて一時的で変化するが、その背後には永遠で不変の「イデア界」が存在するとしました。このイデア界にある観念や真理は時間を超越し、永遠に存在するものとされました。スピリチュアルな教義: 多くのスピリチュアルな伝統で…
現代社会の基礎をなしている近代の構造を論じた本である。現代社会を批判的に眺める時に非常に参考になる視点を与えてくれた。 今村は、エピローグで近代社会は主に五つの要素からなると述べている: 1. 機械的世界像、2. 方法主義、3. 市民社会、4. 労働世界、5. 時間意識。これらの五つの要素は独立しているのではなく、それぞれが互いに連関し合いながら近代社会の基礎構造をなしている。それぞれ何を言わんとしているのか、敷衍してみよう。 機械的世界像とは、読んで字の如く、世界を機械として見るということである。機械は部品に分解され、それらの部品の役割は明確に特定できる。したがって機械的世界像においては、世…
ケイト・ビバードーフ著無機化学を専門とするテキサス大学の化学教授の著者がまったく素養のない人間向けに譬え話を駆使して分かりやすく基礎の科学を説明してくれるのが前半。後半は応用編で、朝起きてから食事、運動、身支度やヴァカンス、日常のありとあらゆる場面で私たちに関わる化学を列挙してくださいます。面白かった。 著者はライアン・レイノルズのファンで、分子構造式や電子のやり取りの説明となるとすぐにライアンが出てきて著者と手をつないだり、両手を握ったりする(笑) 下記ためになったこと箇条書き ・プラトンとアリストテレスが「万物は水と火と土と空気でできている」 レウキッポスとデモクリトスは「万物は原子ででき…
わたしが『死霊』を手に取ったのは、哲学科でお世話になった河本英夫教授に、これで「評論」を書くのはどうかという「暗示」を受けたからだが、わたしはどうも、黒船以来の、しかもこの国民に局限的かつ全体的に波及している「未解決問題」の渦中にいるらしい。それを短文で言語化するような怠惰は避けるが、示唆は与えられると思う。すなわち教授はわたしに、「吉本隆明」や「三島由紀夫」や「土方巽」が「未解決問題」であるというメールをお送りになられた。 ××風癲病院の古風な正門を、一人の痩せぎすな長身の青年が通り過ぎた。 そしてこの「青年」に与えられた名は「三輪与志」である。 自序には事の事情が書かれている。 私達は巨大…
記事の内容 この記事では量子力学、量子計算を楽しむための本を紹介します。 一般向けの読み物から専門書まで、学びになるものをまとめています。 量子力学、本当に面白いテーマですよね。 世界の根底に関わる科学であるとともに、哲学的な解釈・考察も付随します。とくに、局所実在論が崩れる、という衝撃的な帰結がやばい。これは文系、哲学好きにとっても、無視できない真理だと思います。 さらに、量子コンピュータという応用の進歩も気になりますよね。 それでは目次をどうぞ。 記事の内容 量子力学読み物 「量子論」を楽しむ本 佐藤勝彦 量子とはなんだろう 松浦壮 量子の世界をみる方法 「スピン」とは何か 量子論はなぜわ…
はじめに 私たちが民主主義を良いものとし、権威主義を嫌うようになった背景には、歴史的な経緯や教育、文化的な影響が大きく関与しています。この考え方の形成にはいくつかの重要な要因があります。 歴史的背景 1. 戦後の世界秩序: 第二次世界大戦後、アメリカを中心とした民主主義国家とソ連を中心とした共産主義国家の対立(冷戦)が始まりました。この時期、多くの西側諸国は民主主義を掲げ、自由や人権の重要性を強調しました。 2. 民主主義の成功事例: 西ヨーロッパやアメリカ、日本など、多くの民主主義国家が経済的な成功を収め、安定した社会を築いてきたことが、民主主義の優位性を示す一つの証拠とされました。 教育と…
ラジオスイス/クラシックカール・フリードリッヒ・アベル - 交響曲 ホ長調 作品10-1🎼(グラハム・リー・コックス指揮ハノーバーバンド)おはようございます。とらや深蒸し茶。… pic.twitter.com/f47riBoEuZ — りなも@mix (@shin16_dynamo) 2024年5月27日 実用車で小一時間VD補給。中目黒のドトールで一服。「デモクリトスの自然哲学とエピクロスの自然哲学の差異の序文と二つの脚注」を218ページまで読んだ。… pic.twitter.com/7qrYXoBJg0 — りなも@mix (@shin16_dynamo) 2024年5月27日 中目黒のラ…
柄谷行人「哲学の起源」は、従来のギリシャ哲学観をひっくり返すような本だ。プラトンをソクラテス直系の思想家と見なすのではなく、ソクラテス自身はイオニア精神の復権つまりイソノミア(無支配)を目指したのに対し、プラトンはそれに反対し、アテネにデモクラシーをもたらしたイオニアの精神を駆逐することを生涯の課題とした、と言う。 それはイオニア派が神々の批判によって見出した「運動する物質」という考えを否定し、「魂による物質の支配」という考えを確立することである。それはまさに「神学」の構築だった。しかも、彼はそのような仕事を一貫して「ソクラテス」の名において果たした。その結果、プラトン以来、「哲学の起源」はソ…
前々から読みたい、視聴したいと思っていた奇書の世界史の文庫本を手に入れたので読んでみた。 以下は感想にも満たないメモ奇書の世界史 (PHP文庫)作者:三崎 律日PHP研究所Amazon
展覧会『黒瀧藍玖「From 0 to 1」』を鑑賞しての備忘録SOM GALLERYにて、2024年4月24日~5月5日。 経糸と緯糸の交差により造型する織物の構造を用いた作品で構成される、黒瀧藍玖の個展。 《Human 0》は、直方体の鉄枠(1900mm×780mm×780mm)の上下の底面に鋼線を格子状に張り、上下の鋼線の交点を縦に結んだナイロン糸に、輪を描くように引っ掛けた透明ヴィニルチューブによって人形(ひとがた)を表わした作品。会場の照明は最小限に留められており、スポットライトにより後方上部から照らし出された身体は、天気雨に出現した亡霊さながらに浮かび上がる。この後方からの光は文字通…
人を見抜く事はけっして簡単ではありません。 けれども世の中には人を見抜く事が職業上欠かせないプロたちがいます。 そんな彼等は、いったい何どうやって人を見抜いているのでしょうか。 「人間関係が上手くいく名言集」と「人を見抜くための心得」をご紹介します。 人を見抜くための名言集 人を見抜く心得 第一印象に騙されない 成功する人は、不平や不満を口にしない 人望のある人は地位は高くても腰が低い ケチで細かい夫は妻に捨てられる可能性高い 自分を客観視できる能力が大切 向上心を持っている人は成功する 先入観をもたない 無意識のしぐやや動作は本音の宝庫 人間関係が上手くいく名言集30選・人を見抜くための心得…
アルケー(arkhe)とは、古代ギリシャの哲学者が考えた万物の根源。