戦前の各種団体の名簿を斜め読みするのが好きで、思わぬ人の名前を発見するのが楽しみである。1度見た名簿でもある程度時間を置いて再度見ると、以前はまだ知識のない人物だったため気付かなかった人名を発見することがある。今回、前島礼子「原田敬吾の「日本人=バビロン起源説」とバビロン学会」『小澤実編『近代日本の偽史言説:歴史語りのインテレクチュアル・ヒストリー』勉誠出版,平成29年11月掲載の「バビロン学会会員名簿」をあらためて見てたら、驚いた。行政官塚本虎二の名前があった。 一昨年のワークショップ「余白の宗教雑誌:宗教と宗教ならざるものの間」で赤江達也先生の「無教会と個人雑誌の複層ーー塚本虎二『聖書知識…