ナミビアの砂漠

恋愛以外にアイデンティティがないと不確かな世界を彷徨ってしまうんだなと思いました。

映画『ナミビアの砂漠』 21歳の女性のたんたんとしながらも嘘と欲にまみれた私生活を描いた映画『ナミビアの砂漠』。登場人物の心情吐露をあえてしない作品だったが、逆に河合優実の演技に没頭して現実に戻るのに苦労するほどだった。 映画『ナミビアの砂漠』あらすじ ネタバレ感想：若い女の生態観察をライブ配信 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); 映画『ナミビアの砂漠』あらすじ カナ（河合優実）は脱毛サロンでやる気なく働き、夢や目標もなく過ごしていた。高校の頃の友人・イチカ（新谷ゆづみ）に呼び出されて喫茶店へ行くカナ。イチカはこの前自殺した自分…

土日はずっと家にいたいのですが、どうしても見たい映画があったので19時台上映の回を座席予約して、せっかく家を出る口実ができたのだから映画の前にウィンドウショッピングなどしたいなと思いつつ結局家でダラダラと過ごしてしまいウィンドウショッピングは叶わず、それでも化粧品を買い足す用事だけは映画の前にギリギリ組み込んだ。 １ヶ月ほど前に、ほぼ毎日のように使っていたアイシャドウが神隠しのように消えてしまい、何度もどこを探しても見つからず（ただ単に散らかりすぎた部屋で紛失したとも言える）結局新しく買うことにしたのだ。ついでに気になっていた他のアイシャドウも買った。安くなかった。 前にたまたま見た某芸人さん…

天才女優、河合優実さん主演の話題作をついに鑑賞してきました。 な かなかに難解なセリフやシーンがあり、思考や感情が揺さぶられる映画です。 主人公の女性カナ、同棲している彼氏はいるが、浮気はするし酔っぱらって深夜に帰宅、嘔吐して彼氏に解放してもらう、食事や家のことは全て彼氏任せ、そして黙って出ていき、浮気相手の男性と住み始める。 ２番目の彼氏との生活でも変わらない、家のことはしない、彼氏が仕事でかまってくれないと怒る、キレる、しまいには暴力をふるう。仕事も辞めてくる。働かないし家のこともしない宣言をする、彼氏の過去に怒り、暴力をふるう。 この作品の男と女を入れ替えると今までたくさんの映画で観てき…

ナミビアの砂漠をみてきた。 観た後の一言が、 私「動物園を見た感じ」 妻「現代アートみたい」 で、なんだこれは…という映画だった。 基本的には今時令和の女の子の密着観察ドキュメントみたいな感じなのだが、所々作者の意図を押し付けるフィクション的要素を見せられて、なんだこれは？？となりながら終わる。 その辺が妻のいうアートっぽいところなのかなと思うし、河合優実さん演じるカナは人間というよりは理性的で動物っぽくそのあたりが動物の観察日記のように私は思えた。 妻が好きなカヌレ屋さん店主のコメントがめちゃくちゃ秀逸で、言語化すご！！となったのでメモがてらシェア。動物の進化の過程として言葉や火という表現か…

2024/9/14 7時起床。昨日の残りのチキンカツでカツサンドの朝食。朝からいつものごとくradikoで「蛤御門のヘン」聴きながら京都まで。まずは京都シネマで山中瑤子監督「ナミビアの砂漠」を観る。カナは優しいが刺激がないホンダと同棲中でありながら、刺激的なハヤシと二股中。常に空虚さをまといながら喉の渇きが潤せない状態のカナ。ホンダの家を出てハヤシと暮らし始めることに。だがそれでもカナには埋まらない何かがある。オープニングからのどこか太々しく投げやりに歩くカナの姿が印象的。で最初はイマドキの若者たちの恋愛模様かと乗り切れない部分があったのだがタイトルが出てからはこれいったいどこに連れていかれる…

『ナミビアの砂漠』のカナ（河合優実）。 9月19日㈭。暑い。 「さいたま新都心駅」にある「MOVIXさいたま」へ、山中揺子監督、河合優実主演の『ナミビアの砂漠』を見にいく。 「自損事故」以来、ひとりで電車にのるのは、はじめて。視覚もだいぶ落ち着いて、あぶないことなく映画館へ着いた。 早めに着いたので、近くの喫茶店でコーヒーを飲みながら、安田浩一著『地震と虐殺』を読む。606頁ある大作で、やっと75％まで進んだ。 関東大震災の朝鮮人虐殺の実態を、広く資料にあたり、さらに徹底的な聞き込み取材と、虐殺の現場を自分の足で歩いた生々しいノン・フィクションの労作。 ★ www.youtube.com 『ナ…

生がまっすぐ伸びていくだけのものでないなら、いつしか彼女は曲がり角に戻っていく自分を見出すかもしれない。 ハン・ガン『すべての、白いものたちの』 掃除は嫌い。汚いのは平気。なので家の中は平常運転で汚め。 今朝起きてソファに座ったら、秋の美しい木漏れ日のなかで埃がキラキラと舞っていた。流石にこれはまずいと思い床にあるものをざっざっと避けて掃除機をかけた。家族全員ロン毛の我が家は落毛の生産量が一般家庭の1.5-2倍程度あり、無数の髪の毛が掃除機のローラーに絡まっていた。 洗濯物を畳みながら『光る君へ』を見る。チャンネル争いで敗北したむすめとは険悪な雰囲気で、紫式部と賢子の剣呑さをどこか自分たちに重…

就活をし始めたころから、ちょっとずつ邦画をかじるようになり、就活で東京に出てきてはミニシアターで映画を見たり、大阪で面接と面接の間を映画で挟んだりと、ちょっとずつ見るものを増やしてきた。（ただ、京都に住みながら出町座の存在を知らなかったあたりに自分のミーハー具合がいる。）東京に来てからも、京王線に住んでいたので、下高井戸シネマに行ったり、テアトル新宿や武蔵野館に通ったりして、自分なりに1人映画を謳歌してきた。その中で、池松壮亮さんに出会い、ずっと推しているわけです。テアトル新宿でご本人を拝めたときは至福な時間だったな・・・ filmarks.com最近もこれを鑑賞済み。 bokunoohisa…

スポーツの日当日の今日は、映画館に行くと決めていた。「ナミビアの砂漠」がこないだまで県内でやっていたのにもう終わってしまって悲しんでいたけど、違う映画館でやり始めたと聞いてこれは絶対観に行こうと思った。 上映開始は12:35で午前中はゆっくりでよかったんだけど、また今日も朝からスパ銭に行った。今日は9時までに入れたので朝割的なことになりお得だった。岩盤浴もしなかったので1000円くらいだった。 43℃と15℃のお風呂で温冷交互浴みたいなことをしてスカッとして出発。泉中央で車降りた。 いつも駅前に駐車するけど今日は地下鉄で行ってみることにしたらこれがめちゃよかった。仙台駅前の車の混み具合とか避け…

2024年10月20日号（通巻822号） 表紙：袴田巖さんと袴田秀子さん 10月19日公開『拳と祈り 袴田巖の生涯』 https://hakamada-film.com/

メッシュキャップ キッズ用鉄道員帽子 白 なりきり鉄道員帽子に 感ある白色が登場。 上品な仕上がりでかぶり心地もバツグン。 家内でも外でも普段使いも気軽に使える鉄道員帽子です。 キッズ用鉄道員帽子 黒 型ヘルメット ドクターイエロー 子供が大きくなったので いの欲しいなぁ‥ 子供が大きくなったので いの欲しいなぁ‥ 子供が大きくなったので 人形シリーズ 海老名編 今朝もラジオ体操に行って、ストレッチしました。平熱。トイレまだか。昼頃モスピランで消毒。午後からねぎの草取り、土かけ。 昨日は、帰宅後洗濯などした後、わりと寝ていて、夕方おもむろにランネートで消毒して、ほんとうは初夏にやっておくべき里…

新宿武蔵野館で、山中瑶子「ナミビアの砂漠」(2024年)を観る。河合優実という被写体があり、それに対して映画はどうするのか、映画として、彼女にどう距離を設定し、どのような出来事を切り取ろうとするのか、それが果たして上手くいくのか、その実験というか、その案配をひたすら模索し続けるような印象をもった。 これが面白いのかどうかは、よくわからない。単に河合優実ってすげーと言うだけならアレだが、本作はそれだけのものではない、と思う。たしかに河合優実その人自体のもつ存在感は比類なき強さで、このような女性が存在していることの説得力だけで映画が成り立っているかのようでもあるけど、そうではなく映画の側からも彼女…

プロット、というより撮りたい画が先にあったかのような映画。早稲田松竹で観てきた。借金でギャングに狙われた男たちが、旧知の友人の息子を頼り、製薬会社からウイルスを盗んで売ろうとする、息子のアレックスは男の恋人らしき女性、アンナに惹かれていく。こういう筋書きはあるものの、正直そんなのは二の次です。ウイルスというのも「愛のない性交によって感染する致死率50％の凶悪なウイルス」という、よくわからないものだ。製薬会社の襲撃も、最終的にはやる必要があったのか？とがっかりする 展開。話や設定はそんなに大事じゃないんだと思う。 真面目に筋を追うと呆れるものの、映像のかっこよさは抜きん出ている。アレックスが恋人…

「映画作家ジャンヌ・モロー」特集にて観賞、1976年フランス作品。私が生まれた頃に、今の私くらいの年齢のモローが手掛けた監督第一作。お付き合い中のトマ（フランシス・ユステール）に食事に誘われれば一人でいたい、花を送ったと言われれば赤い花は嫌い。それまでの映画でジャンヌ・モローが言ってきたようなセリフの数々を全く違う撮り方で見せる。明るい光（「リュミエール」）のもとで初めての類の彼女の輝きを見た。銃を構える顔もなんて素敵だと思っていたら、映画の終わり、撮影に使うそれを渡されたサラ（モロー）はある理由で涙する。これはまず「女優」にも人生、暮らしがあると訴えている映画である、実生活と映画とは分断され…

編集 編集 予備知識＆期待感 田山花袋「蒲団」原案（！） 「卍リバース」「知人の愛リバース」に続く原案もの。 予告編を見る限り、４０代脚本家のもとに女子大生が弟子入りしてくる。 危険な香りしかしないが、果たして？ というわけで、映画館に突入。 始まり時点では観客おいら１人。 映画終了時５人。 観賞後 醜い中年男性の話だった。 ３０代で代表作を発表したあと、それに並ぶ作品を世に送りだせていない脚本家。 野心を抱いて、新潟から大学を中退して脚本家のもとに押しかけてきた女。 前半は、４０代の脚本家が、その女子大生くずれに翻弄され、理不尽な態度を とるようになるまでが描かれる。 後半は、老醜いや、４０…

こんな記事があった。 toyokeizai.net この記事が書かれた時点では39億円だったが、いまは50億円を超えるヒットとなったらしい。その要因が 2018年と2020年にそれぞれ放送されたドラマ「アンナチュラル」「MIU404」と世界線（ユニバース）を共有（シェアード）し、それぞれの登場人物が出てくる さらに ラストマイルのヒットは、鬼滅の刃で確立された＜テレビと映画を動画配信が繋ぎ動画配信が中心となる＞新しいコンテンツ消費市場が形成された流れが、ピッタリ当てはまる つまりドラマの放送直後の劇場版ならともかく、6年前と4年前に放送が終了したドラマの影響などないはず。それが動画配信によって…

友情において、相手に「変わってほしい」と願うのは難しいもので、同時に「変わってほしくない」ものとしての友情を見出す作品かもしれない。野球部キャプテンが減点されるシーンで、その様子を笑う主演男子二人の姿など、微妙にこじれそうで付かず離れずな姿は微笑ましい。 ただ気になる点が多すぎる。祷キララのキャスティングに影響したんじゃないかと思う『やまぶき』（山崎樹一郎）もテーマに対して演出に歪さのある作品だとして、本作はその歪さが作品を型通りのものにしてないか。台詞を言わせるためだけに出てきたような人物も複数いて、そうした演出はネット上のやり取りをトレースしたものになってないか。在日の登場人物の家が韓国料…