実家の本棚から拝借してきた本。 「バカと無知―人間、この不都合な生きもの」(橘玲 著、新潮新書、2022年10月初版) 読みながら、「はぁ〜〜」とため息をついてしまう本。 そう、人間って、こういうところ、あるよねぇ、と、認めざるを得ない。もちろん自分自身も含めて。 副題の「人間、この不都合な生きもの」が、ピッタリだと思います。 差別すべきでない。 人としての価値は皆同じ。 誰だって失敗する。失敗して人は学ぶ。 頭では、多くの人が理解している。 けれども、日頃、誰もが、本当に差別や偏見が皆無で万人に同じ態度で接し、人の失敗にも寛容であるかと言えば、全くそうでないのが現実の社会。 頭で考えているこ…