イアパニ 私は大きな島にやってきた。そこには多くの人が住んでいるが、彼らはあまり顔を上げて歩かない。彼らの手には、小さな板がある。それは光を放ち、絶えず何かを映し出している。彼らはその板に触れながら、笑い、怒り、ときに悲しんでいる。だがその感情は、すぐそばの者に向けられているようには見えなかった。むしろ、板の向こうにいる誰かに向けて忙しそうにしている。 --- この島の人々は「時間」を大切にしていると言う。だが私は、その「時間」というものをまだ見たことがない。彼らはそれを「失う」「足りない」と言い、追いかけている。しかし、追いかけているわりには、よく時間を“つぶして”いる。なぜ大切なのに、つぶ…