パリから英国の家に帰り、30時間滞在し、晴天32度のこの都市に。 ギリシャのアテネである。 こちら側のルーフトップからアクロポリスの丘を見ると、古代アテネが丘のすそに市民の雑踏を抱え、その上に冠のように知恵の女神アテネーの聖域をのせた都市だったことがよくわかる。 アテネは城下町ならぬ、神殿下街、というわけですな。 丘の上のパルテノン神殿は、アテネの守護女神アテネーの聖域の中心でありつつ、紀元前5世紀ごろ、時の最高権力者ペリクレス期の富とパワーと美意識が秩序として結晶した場所といえよう。 一方、すそに広がるアゴラには、商売、裁判、井戸端会議、政治や哲学議論、祭礼、交易や通行が渦を巻いた。 つまり…