西洋音楽における室内楽曲の形態の1つ。通常はピアノ、ヴァイオリン、チェロの三重奏による楽曲を指す。一般にソナタと同じ構成を持つ複数楽章から成る楽曲が「ピアノ三重奏曲」と名付けられる。すなわち、急-緩-舞-急の4楽章または急-緩-急の3楽章から成っていて、第1楽章がソナタ形式となっているのが基本的な形である。
ベートーヴェンの代表作であると共に、このジャンルにおける最高峰としてもよく知られるピアノ三重奏曲第7番 変ロ長調 作品97「大公」をご紹介できればと思います。 多くの方がご存知の作品ではありますが、一聴すればもうその堂々たる佇まいとスケールに魅かれると思います。このトリオは彼の残した作品の中でもとっつきやすいというか、メロディーや構成がはっきりしていることもあり愛奏・愛聴されるのでしょう。 完成されたのは1811年、ベートーヴェンも脂の乗り切った41歳の作品です。正式に初演されたのは1814年、パトロンであったルドルフ大公にちなみ「大公トリオ」としても知られます。 ピアノ協奏曲第5番「皇帝」に…
【AMU】==【AmazonMusicUnlimited】 【SPD】==【SpotifyDownloads】]「センニンソウ」の・・・ オンパレードじゃ!v^^ ドウジャ!ドウジャ!ドウジャ!☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ソース元:【ラジオ・スイス・クラシック(Radio Swiss Classic)】 放送日:2024年08月30日 09:58~(現地時間) オンエア曲:「ハイドン(Joseph Haydn):"Andante" and "Rondo all'Ongarese" From Piano Trio In G Major/ボザール・トリオ…
ある本を読んでいたら ‶メンデルスゾーン ピアノ三重奏曲第1番ニ短調op.49 ”のことが書いてあった どんな曲なんだろうと思って調べてみたら「メントリ」 と約されている程 の名曲らしい そういえば ピアノ三重奏曲って 今まで あまり聞いたことがない とりあえず YouTube で配信されている アンサンブルを何組か聴いた出始めのチェロのメロディーでもうメロメロになった この曲は 何と言ってもピアノがめちゃくちゃ難しい💦私 は 病気になる 前まで ピアノを少しやっていた のでどうしても まずピアノの音を追ってしまうチェロの暗くて豊かなメロディーで始まりヴァイオリンとチェロ ピアノが掛け合いなが…
今週ご紹介するのはフランスを代表する作曲家のひとりクロード・ドビュッシー(1862~1918)が最初期に完成させたピアノ三重奏曲ト長調です。 ドビュッシーが1879~80頃、ちょうど17、8歳の時にチャイコフスキーのパトロンとして有名なフォン・メック夫人の長期旅行にピアニストとして同行しました(ピアノ教師としての同行だったらしいです)その際に自身がピアノを弾き夫人の前で演奏するために書かれたものと思います。しかしその後はどうも忘れ去られてしまったらしく、楽譜が散逸してしまい完全な形として出版されたのは1986年になってからのことだそうです。また、彼の生涯においてもこの頃の事は伝記などでも多くは…
ピアノ三重奏曲は、その名称が示す通りピアノを含む3つの楽器で奏される作品で、基本的にはピアノのほかにはヴァイオリンとチェロが用いられます。 室内楽曲として決して看過できないジャンルでありながら、現在、独奏や四重奏などに比べコンサートなどで取り上げられる機会の多くないのは、常設の四重奏団が珍しくない一方、三重奏団というのは少なくともクラシック音楽の世界では決して多くなく、従ってピアノ三重奏曲を現出するには三人のソリストが集まらねばならないということも理由の一つかもしれません。 しかし逆に、私的な音楽サークルなどでは、三人が自分の力量をそれぞれ発揮できるジャンルとして持て囃され、実際ピアノ三重奏曲…
クラシック音楽愛好家のために無料楽譜(スコア)へのリンク集を作成しました。ベートーヴェンによるピアノ三重奏曲を集めています。参考のために、楽曲が制作された年を併記しました。各楽曲のスコアはすべてIMSLP(国際楽譜ライブラリープロジェクト)にリンクしています。また楽曲についてのWikipediaの解説ページも併せてリンクを貼ってあります。imslp.org (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); 作曲家に関する解説記事(Wikipedia)へのリンクも併せて貼ってあります。また、以下の記事ではクラシック音楽の作曲家100人を案内して…
クラシック音楽愛好家のために無料楽譜(スコア)へのリンク集を作成しました。本記事ではブラームスのピアノ三重奏&四重奏&五重奏曲作品を集めています。参考のために、楽曲が制作された年を併記しました。各楽曲のスコアはすべてIMSLP(国際楽譜ライブラリープロジェクト)にリンクしています。また楽曲の解説記事(Wikipedia)へのリンクを併せて貼ってあります。imslp.org (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); 作曲家に関する解説記事(Wikipedia)へのリンクも併せて貼ってあります。また、以下の記事ではクラシック音楽の作曲家1…
モーツァルトの「おすすめの名曲」としてこれまでご紹介してきたのは、主にいわゆる有名どころなので、今回はやや知名度は低いもののぜひ聴いておきたい、「知られざる名曲」的な作品を取り上げたいと思います。 それは、"ケーゲルシュタット"あるいは"ケーゲルシュタット・トリオ"と呼ばれる、「ピアノ、クラリネットとヴィオラのための三重奏曲 変ホ長調 K.498」です。 ケーゲルシュタット(Kegelstatt)とは、ドイツ語のKegel(九柱戯)とStatt(場所)からなる複合名詞で、「九柱戯場」を意味します。 そして九柱戯はその字の示す通り、九本の柱をボールを転がして倒す、ボーリングの元祖と言われる遊びの…
ベートーヴェン・イヤーが終わって あけましておめでとうございます。本年も当ブログをよろしくお願いいたします。 昨年、記念すべきベートーヴェン生誕250周年は、コロナ禍のなかであまり盛り上がらずに終わってしまいましたが、苦難に耐えて新たなる創造に捧げたその生涯、また世界人類の団結と一体化を呼びかけたそのメッセージが、これほど意味を持つ年もなかったと思います。 6年後の2027年、ベートーヴェン没後200周年には、世界はどうなっているでしょうか。 引き続き、若き天才作曲家の挑戦と成長を追っていきたいと思います。 ハイドン先生、まさかのダメ出し! ベートーヴェンの記念すべき『作品1』のピアノ三重奏曲…
18世紀のウィーン 新生活の準備 1792年11月10日頃、21歳のベートーヴェンはケルン選帝侯派遣の給費留学生としてウィーンに到着し、リヒノフスキー侯爵邸に迎えられます。 音楽の都で新生活を始めるにあたり、色々と準備をしたさまが、当時の出納帳からうかがえます。 そこには新調のコートや靴、絹の黒靴下などの値段が記されていて、地方から都会に出てきた大学生や新入社員を思わせます。 平民ながら貴族社会に出入りすることになるのですから、身なりなどにもずいぶんお金がかかったことでしょう。 ピアノは新聞広告で売り物を探していますが、大都会といっても今よりは狭い社会ですから、メルカリなどなくても比較的容易に…