【読書感想】 すばらしい作品でした。ヴィヴァルディとピエタ慈善院の娘たち、その家族や友と繋がっていく。 主人公エミーリアと一体になって『仮面』をつけて楽譜の謎を追い、絡まった糸をほどいていく。流れに身を任せて揺蕩うような、幸せな没入時間だった。 ヴェロニカの楽譜裏の素敵な詩に感涙。 『むすめたち、より良く生きよ』 じんわりと暖かく、静かな世界の余韻が心地よく、涙が溢れた。 ------------------------------------------------------------ 作品紹介 ([お]4-3)ピエタ (ポプラ文庫 日本文学) 作者:大島真寿美 ポプラ社 Amazon …