マダニとは、マダニ亜目Ixodidesに属する大型のダニの総称。漢字では「真蜱」。
マダニの唯一の栄養源は、動物の血液で哺乳類の発する酪酸の臭いに反応して取り付いて吸血する。通常は2〜3mmの大きさだが、吸血によって1cmまで大きくなる。発育期は卵、幼ダニ、若ダニ、親ダニの4期からなる。主な生息地は、森林や草むら、ペット・人に付着していることもある。吸血への対策としては、屋外へ行く場合に長袖のシャツや長ズボンなどを着用し、咬まれないようにすることである。
感染症SFTSの原因だとされている。
→ 「SFTS(重症熱性血小板減少症候群)」とは
マダニに刺されるだけでは少しの痛みを伴うだけであるが、マダニ類が病原体を保有していた場合死亡することもあるので注意が必要である。