工業製品のデザインに対する好みは人それぞれだろう。ダレイ氏という工業デザイナーが居た。会社員当時の自分の仕事は自社製品を海外の会社に相手先のブランドを付けて販売させてもらう事だった。売り込みと実務だった。自社製品の販路がその地にない、あるいはブランド力がない場合はそんなやり方を使う。相手先ブランド販売・OEMだった。ダレイ氏はそんなOEM顧客のデザイナーだった。 商品は感熱ロール紙を内蔵したファクシミリだった。もうこの世には残っていないだろうそれは、その後レーザープリンタ技術とアナログ複写機の技術と合体した。電子写真技術を使った複合機はインターネットにつながり今では自分達の生活には欠かせない。…