Luc Besson(1959-)
監督、プロデューサー、脚本家
17歳で高校を中退後、フランスの老舗映画会社ゴーモンに入社しニュース映画のアシスタントを務める。その後、渡米して映画製作を勉強。帰国後、助監督を経て自ら映画製作会社「Les Films Du Dauphin」を設立し、12分の短編映画「最後から2番目の男」(1981)を監督する。これが1982年のアヴォリアッツ映画祭で注目を集め、同作を長編映画化した「最後の戦い」(1983)が翌年の同映画祭で審査員特別賞と批評家大賞を受賞した。「レオン」(1994)でアメリカ進出を果たし、「フィフス・エレメント」(1997)ではセザール賞監督賞を受賞している。
私生活ではアンヌ・パリロー(「ニキータ」(1990)に出演)と同棲中に一児をもうけるがその後破局し、ミラ・ジョヴォヴィッチ(「フィフス・エレメント」(1997)と「ジャンヌ・ダルク」(1999)に出演)と結婚したが後に離婚している。近年ではプロデューサー業が多い。プロデューサーのクロード・ベッソンは彼の父である。
「レオン」(1994)、「フィフス・エレメント」(1997)に出演したゲイリー・オールドマンとは親交が深く、彼の監督作品「ニル・バイ・マウス」(1997)ではプロデューサーとして参加している。