映画『ミューズは溺れない』🕊 (@musehaoborenai) / Twitter 海に面した町、高校の美術の授業から始まる。 校外写生、スケッチをしている高校生の人間関係の始まりが視線とその距離だけで表現される緊張感。一人の生徒が不意に海に突き飛ばされる事で物語が動くスピード感。 突き飛ばされた朔子(上原実矩)を描いた光(若杉凩)のオーラが際立つ。光の凛とした自信家の理知的な言葉の連射を打ち砕く一瞬、朔子「私、あなたの絵が好き」。ここでこの映画は勝った。 朔子の父の再婚、継母の妊娠、家の立ち退きによる引越し。高校三年生の将来の進路。少し前までの凪のような日常にさざなみが起こり、そこに同性の…