『無神論』久松真一 法藏館文庫 無神論 (法蔵館文庫) 作者:久松真一 法藏館 Amazon ちょっと前に読んだ八木誠一氏の本に久松真一氏を讃える文があり、積本にあったこの本を読むことにした。 とても美しい文章であるが難解だった。 「無神論」 有神から無神に進むのは中世的他律を脱して人間が自律へと進み、さらに自律のそこから自律が脱底する形で、すなわち外から与えられたものにもはや縛られないというあり方に徹底することで、絶対的な自律に至る。 にしても真宗の理解がお西っぽいなあと思ったら、龍谷大学に縁のある人だった。 「悟りーーーー後近代的人間像」 浄土教の理解に関して、まあそういう見方もあるけどど…