www.youtube.com 山田太一原作・脚本 「岸辺のアルバム」全15話 おれはこのテレビドラマを20代の時に観た。 それを今日、数十年ぶりに観返したのだ。 一つ一つのセリフが的確で活き活きしている。 今でも、少しも古くなっていない。 まぎれもない名作だと改めて感服した。 主人公(八千草薫)の友達が、死期迫る病室のベッドで語る言葉に、当時のおれは激しく胸を突かれた。 「今こうやってると、よく男を買ったねって、自分をほめてやりたいくらいなの。あの事がなかったら、わたしの一生って何だったんだろう。心が沸き立つようなこと、何にもなかったんだもん。あいつを買った時だけ、わたし血が燃えるような気が…