テレビ番組。連続ドラマ。
東京放送(現TBS) 1977年6月24日〜9月30日放送
山田太一原作·脚本
八千草薫・杉浦直樹·中田喜子·国広富之·竹脇無我·津川雅彦
水害により家屋が浸水の危機に瀕する。家族は家族の写真が載ったアルバムを持ち出そうと…。
おおまかなストーリー ドラマの感想 ➀ありふれた不倫ドラマと思いきや…脚本に打ちのめされる! ②どの登場人物にも肩入れしない作り方が山田さんらしい ④昭和の高校生はコミュ力が高い! ⑤昭和の大学生の大人っぽさにも驚き! ⑥専業主婦が見直されているのはいいけれど… ※ご注意:過去に東日本大震災による津波や 豪雨災害に遭われた方がこのドラマをご覧になるのは 過去のトラウマを思い起こすおそれがあることを あらかじめおことわりしておきます 久しぶりの更新です 更新が遅れた理由は 今回紹介するドラマに加え もうひとつドラマを見ていまして それが月曜日から金曜日まで 放送されていて録画を消化するのが大変で…
2月に読んだ100円中古本から1点ご紹介します。『沿線地図』山田太一著/角川文庫(たぶん版元品切れ) e-honより 改札口で君のこと~♪それは「私鉄沿線」野口五郎。そんな話はともかく。著者は脚本家の山田太一さんですが、惜しくも昨年亡くなられましたね。山田太一さんといえば、あのドラマでしょう。「山田先生、亡くなられたねえ。残念だなあ」「言うかな。そんなふうに簡単に残念とか言っていいのかな」「何よ。何なのよ。残念の何が悪いのさ」「昨日まで山田先生のこと、頭をよぎることも無かったのに、亡くなったからって急に残念だとか、人の生き死にってそんなもんかな」「そんなもんだよ。そんなもんって考えなきゃ、やっ…
風は冷たいけど、散歩とポタリングにはイイ天気ですね。 そしてここは、宿河原堰。 目の前には、こんな雲が浮かんでいました。 もちろん、記念写真ですね。 宿河原堰のいろいろ 宿河原堰を東京側から見ています。 ●記録 月日:2024年2月11日 日曜日 時間:午後 場所:宿河原堰 距離:そこそこ
昭和ホームドラマの金字塔、その原作小説。 1977年夏にTBS系列で放送され、「辛口ホームドラマ」として放送史に燦然と輝く名作。その原作小説は1976〜77年にかけて東京新聞ほかで連載された。 高度成長期の大企業に勤めるモーレツサラリーマンの夫・田島謙作。傍目には恵まれた貞淑な妻・則子。才気煥発な女子大生の娘・律子と気弱な高校三年生の息子・繁。一見すると、郊外の戸建て住宅に暮らす幸福そうな一家が、ある1本の電話から破綻に向かって走り出す。主婦の浮気、レイプなど当時は斬新なテーマを意欲的に描いた、脚本家・山田太一の代表作。 岸辺のアルバム (P+D BOOKS) 作者:太一, 山田 小学館 Am…
映画と原作 小説「異人たちとの夏」 映画「異人たちとの夏」 映画に登場する浅草 脚本家 山田太一さん 岸辺のアルバム ふぞろいの林檎たち 日本の面影 小説と映画 ゼロの焦点 小説と映画 映画化された小説 映画と原作 小説「異人たちとの夏」 手許にある一冊の文庫本。 異人たちとの夏(山田太一著、新潮文庫) 先月(2023年11月)亡くなった脚本家 山田太一さんの小説「異人たちとの夏」。 1988年の大林宣彦監督の映画「異人たちとの夏」の原作です。 映画を観てかなり経ってから、書店で偶然目に入り購入しました。 映画「異人たちとの夏」 小説を読み、レンタルビデオで映画を再度視聴。 www.youtu…
「岸辺のアルバム」や「ふぞろいの林檎たち」など数々の名作ドラマで知られる脚本家の山田太一が、11月29日老衰により亡くなった事が分かった。89歳だった。残念。 山田太一は1934年に東京で生まれ、早稲田大学卒業後に松竹大船撮影所に入所。木下恵介監督の助監督につき、助監督時代には、木下自ら再編集を行ったワイド(リバイバル)版「二十四の瞳」の予告編制作も手がけた。 木下には現在まで敬愛の念を抱きづづけていたという。1960年代前半から、木下恵介の映画をテレビドラマに脚色する仕事を始め、1965年に退社して、フリーの脚本家になる。 その後は、テレビドラマの脚本家として、“山田太一シリーズ”として発表…
皆さんはテレビドラマ「岸辺のアルバム」をご存じでしょうか? 今から46年前、1977年に放映された昭和の古いテレビドラマです。当時、画期的なファミリードラマとして賞も取得した名作です。 原作・脚本は山田太一。 後に「ふぞろいのリンゴたち」が大ブームになるドラマ作家です。 先月まで日本映画専門チャンネルでやっているのを見つけて、懐かしかったので後半からですが改めて観ました。 あれ、こんなんだったっけ?と、再発見もありつつ、面白かったです。今でも色褪せない重厚なドラマがそこにはありました。 このドラマは1974年に発生した多摩川の堤防決壊の水害がきっかけで書かれたものです。 堤防のそばにあった多く…
2022年8月13日 金曜日 拝、灰、廃人なれど 獰猛どうもう です。 中高年の星☆爺婆の太陽 の静吉プレゼンツでございます😍 いやあねえ、夏になれば祭りと台風は日本の風物詩なんて言っていられないほど年々台風被害は大きくなっている。 今夏も台風8合が関東地方に接近どころか上陸する可能性もあるとかです。 夕方6時頃が最も関東に近づく頃で、上陸する可能性があると屋上の植物の避難作業をしなきゃならなくなるので嫌だなあ。 例年台風が日本列島をクリーニングしているので日本はいつも綺麗な状態でいられる国って感じがする。 河川の汚れも台風一過でクリナップされる。 ここから慣用句やことわざとして【水に流す】と…
www.youtube.com 山田太一原作・脚本 「岸辺のアルバム」全15話 おれはこのテレビドラマを20代の時に観た。 それを今日、数十年ぶりに観返したのだ。 一つ一つのセリフが的確で活き活きしている。 今でも、少しも古くなっていない。 まぎれもない名作だと改めて感服した。 主人公(八千草薫)の友達が、死期迫る病室のベッドで語る言葉に、当時のおれは激しく胸を突かれた。 「今こうやってると、よく男を買ったねって、自分をほめてやりたいくらいなの。あの事がなかったら、わたしの一生って何だったんだろう。心が沸き立つようなこと、何にもなかったんだもん。あいつを買った時だけ、わたし血が燃えるような気が…
山田 あの頃は、一生懸命働けばそろそろみんなにもマイホームが手に入るという時期になってきて、でもまだ入らない人も随分いたわけです。ですから「マイホームのために働いているんだ、文句言うな」と言えば、結構まだ通用した時代なんです。しかし、奥さんが少しその大義名分にうんざりしてきた時期でもあるわけです。でも、それは全然テレビでは反映されていなかったということもありまして、(『岸辺のアルバム』〈1977〉では)戦後の日本人が獲得したものと失ったものを大体整理して、一つの家庭の中に集約して書ける時期にあったんです。